8月31日
わたしは、ラーメン派かうどん派かときかれたら、ぜったいうどん派である。
博多のうどんは、うどんの讃岐、だしの博多といわれるほど、だしがおいしいし、トッピングもバラエティーに富んでいて、その日の気分で組み合わせていただけるし、しかも安い。
博多のいわゆる豚骨ラーメンは、くどくて、特に中州の屋台周辺を歩くと、豚骨スープのにおいがけっこうきつくて、気分がひいてしまう。
なので、いくら博多のラーメンのことを聞かれても、説明できないし、案内もできない。
ラーメン道場とかいわれるところに出店している、結構有名な、一蘭というラーメン屋が、すこし前から家の近くにも店をだしている。
この一蘭、我が家のオットには評判が悪い。
座席に仕切りがあり、個食するようになっている。
ラーメン屋に友達といって、なんでひとりで食べなくてはならないんだ、味わって集中して食べて欲しいからといってラーメンなのに高ビーすぎるという理由である。
というわけで、わたしも敬遠していたが、息子がラーメンを食べに行きたいといった時、それなら、一蘭が近所にできたので行ってみよう、ということになった。
行ってびっくり、満車の駐車場になんとか止めたものの店舗の外まで、行列している。
甘くみていた、お盆の休暇中ということもあり、待つこと1時間、やっとチケットを買える。
ラーメンしかない、あとは、替え玉とかゆで卵とかのみ、餃子がないのは寂しいね。
やっと席に案内されてこれが例の仕切りのあるカウンターか。
前に紙が置かれていて、スープの濃さをえらんだり、麺の湯で加減を選んだり、店員さんとの会話がない。
紙を店員さんにわたし、待つことしばらくして、ラーメンが運ばれてくる、そうするとごゆっくりとかいって目の前の御簾が下ろされ、 三方の仕切りのなかで、ラーメンに集中して召し上がれということになる。
ゆで卵を注文すると、先にでてくる。
ラーメンの中にいれるのではなく、まずゆで卵を食べて口の中をきれいにし、スープの味をじっくり堪能して欲しい、ゆで卵は利き酒の際に口にする人がいるということも、紙に書いてある。
問題のラーメンは、すべて普通にしてみたが、スープがくさくなく、くどくなく、さっぱりしていながらこくがあり、おいしかった。
で、お盆のときは人が多くて、ゆっくりできなかったからリベンジとかいって出直したら、今度はゆっくりと楽しむことができた。
わたしは、一蘭のラーメンは好きだな。