ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

ベトナムフルーツ カスタードアップル

2013-07-30 09:09:46 | Weblog

7月30日 くもり 30℃ 湿度80%

いやー、毎日毎日、雨が降る。

日本の梅雨のように終日しとしとという感じではないけれど、一日に数度、かなりの量の雨がドドッと降るので、乾く間がなく、街中湿っている。

なによりも湿度計の90という数字をみると気分がなえてしまう。

さいわい猛暑はなくなったが、気温がそんなに高くなくても湿度が高いサウナ状態で、体中がべとつく不快感に悩まされるし……

毎回車から降りるとメガネが曇る……こんな気候があとひと月は続くそうだ。

そんななか、街の果物やさんで山積になっているのが、カスタードアップル、1k、5~6個で40000ドン(200円)    

                     

日本で釈迦頭とよばれるゆえんか、薄緑色の果実は(これは買って3日ほどたったものなので、少し黒みがかっているけど)お釈迦様の頭を連想する。

しかし食べごろになると、なにこれ?と思うほど、このようにいぼいぼが不気味で美しくない。

果物やさんから冷蔵庫にいれてはいけないよ、と注意をうけたのは、

追熟性果実なので、柔らかくなるまで常温でおいておかないとおいしさがでてこないものらしい。

熟してしまうと冷やしても大丈夫、「森のアイスクリーム」とよばれるくらい甘くて、アイスのようなお味になる。

いただき方は、外側のいぼいぼを手やナイフでこさぐようにして皮をむき、食べやすい大きさにきってスプーンですくうもよし、かじってもよし。

ところが種がめちゃくちゃ多い。

柿の種を小ぶりにするか、スイカの種を大きくしたものが、げんこつ大のものに50個以上はいっている。

一方で甘さととろみを味わいながら、舌は種を選別し、ぺっぺっとはきださなくてはならない、お口はめちゃめちゃ忙しい。

このカスタードアップル、南の果物ではあるけど、ハノイ近郊で栽培されているらしく、今から8月いっぱいくらいまでいただくことができるらしい。

ただ今我が家の朝食用フルーツの、常連となっている。

 


ハノイガイドカバー完成

2013-07-25 20:07:52 | Weblog

7月25日 はれ 32℃

ハノイで暮らす人の大部分がバッグにいれて重宝している、ハノイ日本婦人会のメンバーが編集してくださっているハノイガイド。

夏休み前、ハンドクラフトのメンバーでこのガイドカバーを作った。

私の仕事は無地の布地で作ったカバーに絵をいれること。

このハードカバーは、カルトナージュを参考にして、以前わたしが考案し販売に踏み切ったもの。

今年ハノイに戻ってみると、みんながつないで作り続けてくださっていたのに、ちょっと感激。

何よりも嬉しかったのは、以前作ったものが毎日バッグに入れて持ち歩かれ、まだ現役でいること。

わたしがもどってきたので、もう一度絵をいれたものを作ろうということになり、みんなに使っていただきたいと

         アルファベットシリーズ     

                      ばらシリーズ    

  お友達シリーズ    マイブームのマトリューシカ 

これらは、10月24日、ハンドクラフトのバザーで販売される。

売上金はすべてハノイボランティアネットにいき、ハノイで支援を必要としている人たちのお手伝いにつかわれる。

販売するものを作るのもボランティア、それを買ってくださるのもボランティアと思っているわたし。

わたしにできることで少しでもお役に立てばと、いまは次の作品に取りかかっている、それは後日また…

 

 

 

 


キャディーさんは大忙し

2013-07-22 09:05:21 | Weblog

7月22日 くもり 32℃ 湿度85%

毎日の雨の影響か、気温が下がりすごしやすくなってきている。

昨日の週末ゴルフはタムダオゴルフ場、ハノイっ子の避暑地といわれる高原地帯にひろがっている。

夜半の雨も上がり、高原に吹くさわやかな風を感じ、気温が高めでもハノイで久しぶりに気持ちのよいゴルフができ、ちょっと感動した。

だいたいのゴルフ場にはたくさんの果物の木が植えている。

果物の熟すころに遭遇することがすくないので、気がつかないことが多いが、昨日は……

          ミズレンブ  

日本ではあんまりなじみがないしそんなにおいしいとは思わないが、ピーマンみたいな形でリンゴとなしをあわせたような味わいで果汁が少ない。

こっちの人はこれを食べてのどの渇きをうるおすと友達に教えられたことがある。

          ジャックフルーツ  

街中で今の季節売られているが、中に黄色い実がぎっしり詰まっている。

ドリアンのにおいをもう少し柔らかくした香りと甘さにしゃきしゃきした食感がありおいしいが、冷蔵庫ににおいがつくのでちょっと敬遠してしまう。

それに、マンゴー、スターフルーツが熟すがままに実を落としている。

そんな木をみつけると、キャディーさんたちはバンカー用のレイキーを使って実を落とし、おやつ代わりに食べはじめる。

竹の茂みに入り込みなにをしでかすのかとみていると、タケノコの収穫だった……これはお持ち帰り。

お前らは孫悟空の猪八戒たちか、レイキーを振り回してとオットはつぶやく。

タムダオはハノイから車で2時間弱ほど、この頃高速道路の建設がはじまったり、2008年くらいから新しい道路が作られたりと開発が進んできたが、いまでも田舎にはかわりない。

ここで生活しているキャディーさんたちの持ち込みの食べ物は、季節の果物(昨日は竜眼だった)、トウモロコシの茹でたもの、のどのかわきをいやすためのきゅうりだったり。

お菓子とかはあんまり食べない、お店も少ないし……

残念なことに、ゴルフ場の果物は観賞用で、食べてみてもおいしくないように思う。

本業のキャディー業が少しおろそかになったのは、週末で各ホールでの待ち時間が多く、その間の暇つぶしに忙しかったのではと思っている。

私としては、素朴さになんだかほんわかとした気持ちになれたけど……

 


メトロポールのはすの花

2013-07-17 06:54:36 | Weblog

7月17日 はれ 

このところ毎日、夕方か夜に入りかなりの雨が降る。

急に風が強くなり、雨雲が空を占領し始めると、路上の人たちが活発に動いて、片づけが始まる。

そして稲妻が走りだすと大量の雨が空から落ちてくる、何時間も続くわけでなく、小1時間くらいなものか…

昨晩遅くにも大量の雨が降った

そうなると今朝の外気は26℃、こんな日が続いてハノイは少しづつ涼しくなってゆく。

ローカルの学校も来週あたりから新年度の学期がはじまるようだ。

日本では博多の山笠がおわると本格的な夏にはいり、すこしハノイとずれている。

ハノイの暑さは峠を越えたかなと思いながらタイ湖のそばを通るとき

いつも気になってはなを探してみるが、はすの花はもうおしまい。

今年は湖の花を見る機会がなく残念だが、街中の自転車の花売りさんの籠はほとんどがはすの花である。

先日買い物でメトロポールにいったら、ホテル内でアレンジされているはすにであうことができた。

         

いつもは白で統一しているのに、ピンクもはいるとかわいい。

このホテルの近所に住んではいるが、中まではいる用事もなく、久しぶりのもう一つのハノイに浸れ、なごんだ気持ちになれた。

 


夏の日の散歩で…

2013-07-11 07:41:34 | Weblog

7月11日 はれ 33℃ 湿度80%

日曜日のお昼時、みつけたもの

メトロポール     迎賓館 

いかに喧騒のハノイとはいえ、日曜日は車も少なく静か、しかも気温38℃ともなれば大多数の人はお家に引き持っているのがふつう。

いつになく青空が美しい、街のなかには深い緑がある

大通りから外れた小道にくっきりとうつされた街路樹の影    この日影がみんなの憩いの場となる

ホーチミンで暮らす人の文章に

中途半端な空のいろ、古びた黄色の壁やレトロな煉瓦、それに街路樹のマッチングがなんとも趣が深い

ハノイは中間色が似合う街 そんなハノイが好き みたいなのがあった。

外からの人にはハノイはこんな風に感じてもらえるんだ

いつも中途半端な白い空にいらつき、湿気が多くて嫌だとこぼし、南国らしくきっぱりとした気候だったら我慢もできるけど……と思うわたし

だからこそ、こんな青空に出会い、景色にさわやかさを感じ、ハノイもすてたものでないと嬉しく感じる。


路上果物屋さんのいま

2013-07-08 07:15:42 | Weblog

7月8日 はれ 気温38℃ 湿度70%

果物屋さんは、いまが一番ゆたかな気がする。    

この場所にたつと、気持ちがわくわくしてくる。

赤く熟れたライチ、竜眼、何種類ものマンゴー、パパイア、ドリアン、メロン、バナナ、すいか、よくわからない季節の果物…くだもの…

日本の初夏もそうだった…

梅、さくらんぼ、もも、春を彩った花たちが実をむすぶ…そんな季節がハノイにもあるのかしら、果物屋をのぞくと、なんだか懐かしい気持ちになる。

これは、クアサウ   ベトナムのスープ、カインチュアの材料で、すっぱさを演出する実

一年で今だけしかとれないので、この季節に買い、保存しておくらしい。

毎日暑いので、外に出るのがおっくうで、出るのに気合がいるが、街にはいろいろなものがあふれている。

 

 

 


ウェルカムパーティー WITH ハーファミリィー

2013-07-03 08:30:47 | Weblog

7月3日 くもり 気温30℃ 湿度80%

昨日は久しぶりのゴルフ、暑さに備え前日から体調管理で臨んだが、やっぱり暑い。

この頃の天気は異常といわれている。

いつも薄曇りの日なのに、朝から青空が広がり、その青空が終日続く、こんなことはありえない、。

友達とはベトナム人が130年ぶりの猛暑といっているけどそこまではねー、毎年、今年は記録的な暑さ、寒さといっているけど、気象庁の記録がそんな前から残っているのかしら?という会話になる。

ゴルフの前日は、MOMIJIアパートでウエルカムパーティの約束があった。

オットの会社の日本からの技術指導員が3か月の長期出張できて、MOMIJIアパートに滞在することになったのでやりたいとハーさんの発案。

生春巻きを巻くお手伝いををしながらみんなの帰りを待つ。

オットは別件があり、参加者は20代、40代の男性3人と私とハーさん夫婦と御嬢さんの7人、えびのマヨネーズあえとスペアリブの甘酢煮をもってゆく。

ビールで乾杯のところをわたしには、お手製のこの季節の果物(梅みたいなもの)で作ったジュースを渡される。

わたしと同世代のベトナムの女性はあんまりお酒を飲まないのが常識になっているので、仕方ない、わたしもあえてビールとはいわなかった。

ハーさんのメニューは、

   チャーカー(さつま揚げ)     豚の三枚肉の甘煮、

日本のお惣菜とおんなじ感じだねえといいながら、ご飯が進む。

オーダーのあったカインチュア(あまずっっぱい汁)は、ご飯にかけていただき、食事のしめとする、この頂き方がベトナムらしくて好評。

今度作り方を教えてくれると約束してもらった。

ハーさんのお料理はおいしくて、いつもどうやって作るの?と聞くわたしが、時々、エッとすべることがある。

たとえばなま春巻きのつけだれ

砂糖に水を加え、ヌクマムを少量いれライムを半分絞り、こまかく大量に刻んだニンニクと唐辛子をいれるだけ。

豚の三枚肉の甘煮も、味付けは醤油と砂糖?と聞くと、砂糖と4000ドン(20円)で買った味付けした塩だけという。

このお塩、大量の味の素と胡椒でできているみたいというのが私たちの感想。

おいしいといわれるベトナム料理、味付けは日本の常識では考えられないほどシンプルというのは、以前にも書いたことだが、そうなのかなあ?

食後、これは女性のお酒と勧められたのが、カラメルのリキュール、プリン味のお酒で甘くておいしいが、わたしはビールとかワインのほうがよかったな、でも翌日の炎天下ゴルフを控えているわたしには、このくらいの健康ドリンクでよかったかなと思っている。