7月30日 くもり 30℃ 湿度80%
いやー、毎日毎日、雨が降る。
日本の梅雨のように終日しとしとという感じではないけれど、一日に数度、かなりの量の雨がドドッと降るので、乾く間がなく、街中湿っている。
なによりも湿度計の90という数字をみると気分がなえてしまう。
さいわい猛暑はなくなったが、気温がそんなに高くなくても湿度が高いサウナ状態で、体中がべとつく不快感に悩まされるし……
毎回車から降りるとメガネが曇る……こんな気候があとひと月は続くそうだ。
そんななか、街の果物やさんで山積になっているのが、カスタードアップル、1k、5~6個で40000ドン(200円)
日本で釈迦頭とよばれるゆえんか、薄緑色の果実は(これは買って3日ほどたったものなので、少し黒みがかっているけど)お釈迦様の頭を連想する。
しかし食べごろになると、なにこれ?と思うほど、このようにいぼいぼが不気味で美しくない。
果物やさんから冷蔵庫にいれてはいけないよ、と注意をうけたのは、
追熟性果実なので、柔らかくなるまで常温でおいておかないとおいしさがでてこないものらしい。
熟してしまうと冷やしても大丈夫、「森のアイスクリーム」とよばれるくらい甘くて、アイスのようなお味になる。
いただき方は、外側のいぼいぼを手やナイフでこさぐようにして皮をむき、食べやすい大きさにきってスプーンですくうもよし、かじってもよし。
ところが種がめちゃくちゃ多い。
柿の種を小ぶりにするか、スイカの種を大きくしたものが、げんこつ大のものに50個以上はいっている。
一方で甘さととろみを味わいながら、舌は種を選別し、ぺっぺっとはきださなくてはならない、お口はめちゃめちゃ忙しい。
このカスタードアップル、南の果物ではあるけど、ハノイ近郊で栽培されているらしく、今から8月いっぱいくらいまでいただくことができるらしい。
ただ今我が家の朝食用フルーツの、常連となっている。