ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

中秋節の月餅

2009-08-31 23:36:23 | Weblog

8月31日

道路脇に月餅屋さんが並びはじめ、またこの季節がめぐってきたことを感じさせてくれる。

陰暦8月15日は中秋節、日本でいうお月見の日で今年は10月3日にあたる。

中国やベトナム南部はこの時期月餅をもってご挨拶に行くという風習が残っているそうだが、ハノイにはないようである。

中秋節はベトナムでは子供のお祭りの日で、子供たちは月餅をたべ、提灯パレードとかあってにぎやかな夜を過ごす。

今日、ソフィテルメトロポールのケーキ屋にいったところ、今日から売り出しはじめた月餅がたくさん並んでいた。

焼いたのと白いのとあって、お店の人に聞くと、白いのはトラディッショナルのものですごく美味しいというが、どれも1個9万ドン(540円)。

バインコムというベトナムのお祝いの日に食べるお餅がローカルで買うと3500ドン(21円)なのに比べると高いが、ソフィテルのものだし、去年気になっていても口にする機会がなかったので、今年こそはとさっそく買ってみた。

 聞いていたとおり、中は塩味の黄身、

これこれと思いながら口に近づけると、わたしの苦手な香りがして、食欲減退。

この香りはバインコムにも使われていて、これもトラディッショナルのひとつに入ると納得はした。

香りについて我が家のハウスキーパーに聞いてみると、ブオイというベトナムのざぼんの花の香りを使っているそうである。

彼女はすぐわたしに値段を聞いてくるが、びっくりして、そもそもホテルで買うのが間違っているとさとされてしまった。

 こうなったら10月3日までにわたしのお気に入りの月餅を探してみようと、エネルギーが湧いてきた。


プーケットのはなし、続きます

2009-08-25 22:40:23 | Weblog

8月25日

 暑い、8時前だというのに道路脇の温度表示が35℃になっていて、午後同じ温度計が41℃、びっくりして思わず声を上げてしまった。

さて、プーケットの続きです。

ねこがきれいで可愛かった。

ハノイのねこは細くて顔が小さくて可愛さを感じないが、ここのねこはだいじにされているのか、きれいだしかわいかった。

トウクトウクを利用した。

10年前バンコクでバイクのトウクトウクに乗ったことがあるが、今は軽ワンボックスカーを改造して客席をつけている。

街までホテルのタクシーで350バーツ(1000円くらい)の距離を200バーツ(600円)で運んでくれる。

エンジン音の派手さにくらべ速度は出ないけど、窓ガラスなし、エアコンなし、ドアなしなのは不安定で少し怖い。

ひと山越えて夜間ホテルに帰るとき、後続の車のライトが間近にせまりカーチェイスをしている気分にさせられた。

ゴルフ場のキャディーさんがやたらに明るかった。

英語と少しの日本語で気持をそらさないようにラウンドをたのしませてくれた。

ホテルの塩、胡椒いれがゾウになっていてかわいい。

さすがにゾウの国と感服。

空港にお坊さん専用の椅子をおいたコーナーがある。

お坊さんをだいじにするお国柄が空港にももちこまれていて少しびっくり。

ハノイからバンコクまで飛行機で2時間弱、ホーチミンに行くより近いお隣の国であるが、お国変われば ……、ということでいろいろ楽しいものがみつかった。


プーケット

2009-08-23 22:24:26 | Weblog

8月22日

 プーケット、楽しかったです。テト休暇に行ったバリ島より好きになったかも。

気温は32度とかそれ以上あっても、海からの風が絶えず吹き、戸外にいるのが気持がいい。

季節が雨季ということを心配したけど、雨は初日にぱらぱらした程度で、あとはありあまるほどの明るい太陽。

長男、三男と合流、彼らはスキューバのライセンスを取りに行き、わたしたちはゴルフ。

ライセンスは3日でとれ、リゾートだからとホテルの外にでかけることもなく、浜辺で本をよんだりプールでぷかぷかしたりとのんびり。

プーケットにあってハノイにないものを探してみた。

コバルトブルーの海と空と白い砂、透明な水辺 

 

津波の際の避難場所の標識 

記憶に残っているプーケットの津波の影響はわたしの目では見つけることができなかったけど、この標識は街やホテルの敷地内で見かける、。

海岸にゾウが遊びにくる 

ゾウの国ならではで、観光用としていたるところでゾウを見かける。

プーケットは世界的な観光地で、ホテルは様々な国の人でにぎわっている。

ハノイではみかけることのないイスラム教の黒服を着た女性が目立った。

みんなの笑顔が素敵なのは、観光立国のお国柄、サービス業に必要なものが何であるかよくわかっていると実感。

次回もハノイにないもの続きます。


終わりなく続く送別会

2009-08-19 21:05:17 | Weblog

8月19日

 先週までの夏休みも終わり、今週から日常が始まった。

気温は相変わらず35℃とかが続いているけど、風はさわやかで、日陰に行くと暑さもそれほど感じなくなった。

暦の上ではハノイはもう秋。

インターナショナルスクールの新学期は始まったし、ちらほら日本人学校の家族の姿も見かけるようになり、いつもの生活がもどってくる気配に活気を感じる。

ところが逆に帰国なさるかたも絶えることなくいらっしゃる。

今日は土曜日帰国のアッキーさんとのラストテニス。

学齢期のお子さんをもっているひとは、進学の問題で帰国の時期を決めるのがとても難しいようだ。

彼女はこの夏休み、年子のお子さんが日本の学校の編入試験に合格したので急遽、帰国を決めた。

ハノイでのテニスは彼女がずっと一緒だったのでとても寂しい。

最後にみんなで記念写真。

エッ、男性がいる?ですって!そうなんです、JALの整備の方は勤務が夜なので昼間退屈とかいってごきげんようテニスの常連になってくださり、人数が減った現在、たのもしい限りです。

残念ながらみんなとゆっくり過ごすことができず、会社のかたの送別会ランチのためバタバタとオーラックハウスにかけこんだ。

今回はリベンジとしょうして前回と同じレストラン。

前回、いろいろ食べたあと、ベトナム料理の締めとしてブロスといってご飯にスープをかけていただこうということになった。

よくわからないまま注文した時、お店の人に「too much」といわれても理由がわからなかったけど運ばれてきたのが火鍋、いわゆるシーフードの鍋だったのでみんなで納得しながら大笑い。

 ところがこれがおいしくて、でも残念なことにみんなおなかいっぱいでそんなに食べられなかった苦い経験から今回は最初にこれをオーダーした結果うまくいき、食事を充分に楽しむことができた。

おまけに、知らない外国人から、「for  lady」とワインの差し入れの思わぬプレゼントがあって、こんなサプライズも楽しかった。

いろんな思い出があるよね、ここで出会えてよかった、楽しい思い出をみんなありがとう。


明日からプーケットです

2009-08-07 12:26:42 | Weblog
8月7日

明日からプーケットに行ってきます

夏休みは日本に帰れないので、ハノイで家族集合しようと呼びかけたら、ハノイは暑いとかすることがないとかで不評だし、航空運賃は割安感がないし、ではバンコクで集ろうかと提案したら、速OK、現金なこと

サムイ島かプーケットか迷ったけど、飛行機の便の多い、プーケットに決定。

息子3人は福岡、山口、山梨とばらばらに住んでいるし、仕事や学校の都合で休みも同じでない。

ホテルで息子達の送迎をするとなると、8泊9日の旅程となってしまった。

残念ながらプーケットは雨季でシーズンオフ

反対にホテルは閑散期で、格安となりラッキーではある

プーケットでスキューバのライセンスがとれるよ、とかで釣ったけど、シーズンオフの海ではうまくいくかが心配ではある

目的が目的であるので日ごろ忙しいオットと、のんびりと時間をすごせたらいいな、帰ってきて、楽しい報告ができたらいいな、と願っている

はすの花もおわりです

2009-08-04 21:10:54 | Weblog

8月4日

今日は暑い

早朝の温度計が珍しく31℃となっていた。

今日は暑そうといいながらラウンドをはじめたら、考えられないくらい汗がでる。

にもかかわらず、3時間40分でラウンドを終了できたが、ウエアーは水を浴びたようにびしょびしょ、汗をあまりかかないわたしにとってはじめてくらいの経験であった。

帰りに気温を聞くと39℃、家で温度計を外に出してみると、夕方にもかかわらず40℃を越えていた。

涼しくなる時期になったと思い込んでいたので、常識外のひさびさの暑さにみんな気分がひいてしまった。

ベランダからみえるタイ湖のはす畑は葉がのびきって最後の姿になり、いよいよ夏の終わりを感じるようになってきた。

去年は6月末にはおしまいだった花が今年は5月が2回あって暑い夏という予想どうり、花の時期が長かった。

最盛期、はな舟も採花場も活気があった。

はす茶用、切花用と取り分けられた花を次々とバイクで運んでゆく。

はす茶に使われるのは、おしべのみなので、めしべや花びらはこんなすがたになって捨てられているが、はなびらが美しいだけに物悲しい気持にさせられ、写真におさめてみた。


8月になりました

2009-08-01 08:40:00 | Weblog
8月1日
毎日続く暑さと湿気に辟易して、秋はいつからくるの?とハウスキーパーに聞いたら、8月くらいから少しは涼しくなるとの答えをもらった。

たしかに、昨日の午後から今朝まで断続的に雷とスコールが続き少し涼しさを感じてはいる。

その大雨の最中に、4家族、本帰国のお見送りをした。

ある家電メーカーが豚インフルエンザの影響を心配して全員家族をベトナムから引き上げることにした。

まだ任期を残しているので、社員であるご主人はハノイに残って仕事を続けることになっている。

全部を引き上げての帰国ではないのでもしかしたら、ご主人を訪ねてきてくださることもあるかもしれないとは思ったけど、寂しさはぬぐえない。

夏休み期間中なので、外国人を含むインターナショナルスクールの家族はそろそろ戻ってくる時期ではあるけれど、日本人学校の家族はほとんどが一時帰国をしていて、わたしの住むアパートは閑散として明かりのない部屋が続いている。

いろいろなことで気持が少し落ち込んでいたが、ハノイでの生活も折り返しにはいったことなので、もう一度、はじめの頃の好奇心を取り戻してみようと思い……

数ヶ月前から、週1回だけメイドさんに料理を作りにきてもらっている。

オットは忙しく平日家で食事をすることがほとんどないので必要ないのだが、ベトナムの家庭料理の雰囲気で調味料とか味つけとかになじんでみたいと思ったから。

そして、ずーっと中断していたベトナム語のレッスンを再開することにした。

生活してみると一部の買い物以外すべて英語で済ませられ、使うこともないので、面倒になってやめてしまったが、新しい発見があるかもしれないとの気持から。

親しくなった友達がどんどんいなくなり寂しいが、また新しくみえられるかたとの出会いがあるかも知れないし、自分の生活を見直しながら、だいじに暮らしてゆきたいと思うことにした。