ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

来年にむけて

2008-03-20 00:38:55 | Weblog

3月19日くもり、湿気の多さは変わりなし。

昨日久しぶりにでた郊外には、一面みどりの水田が続いていました。二毛作の地域ですから、ただいまは、春作稲の田植えがひと段落ついたところのようです。カエルの鳴き声も変わりなく、まるで日本の梅雨みたいとオットとはなしています。

それはさておき、そろそろ盛りを過ぎてきているようですが、路地で桃の花が満開です。

桃は、テトに飾られる花なので、ひと月以上はおくれていますが、本来なら今頃の花となるのでしょうか。

聞くところによると、私の住んでいる地域が桃の花の産地であるらしいのです。しかし、金柑畑は見つけても、桃畑はみあたりませんでした。

朝の散歩で、桃の花にひかれていった土手に、落とされた枝の切り口にビニールを巻いて養生してある木の並ぶ畑をみつけました。これはおそらく、来年にむけてのためのものでしょう。

テトが終わってしばらくの間、路上で桃の花を売っているのを見かけ、私も買ったことがあるし、どうして桃の花売りさんが多んだろうと疑問を感じてもいましたが、案の定このあたりが産地だったようです。

来年もこの幹から育った桃の花でテトを迎えることができるのでしょうか。

桃の花

                             来年にむけて


路上デビュー

2008-03-18 00:31:21 | Weblog

3月17日

 毎日くもりで、雨がぱらぱら降って洗濯物が乾かずに、おまけに蒸し暑い。 これから毎晩雨が降り、お日様がカッとでて、サウナ状態の日がもうすぐくるよと脅されるようになりました。

先日、はじめて路上の焼き鳥屋さんに行ってきました。

私たちはローカルとよびますが、焼き鳥屋が並ぶ通りの歩道にお風呂の椅子を並べて営業しているようなお店です。

日本のベトナム料理本にも掲載されているそうですが、メニューはシンプルで、手羽、もも、砂肝、鳥の足の部分、ジャガイモの串刺しバター焼き、つぶしたフランスパンにはちみつや、砂糖バターを塗ってあぶったもの、くらいです。

すべてがダイナミックで、おおぶり、鳥の足には手がでなかったけど、炭火であぶってなかなかのものでした。 特にフランスパンは始めて口にする懐かしいお味でしたし、ジャガイモもおいしかったです。

ここにはめずらしく生ビールもあって、1杯が5000ドン(35円くらい)、おなかいっぱい食べて一人500円くらいの支払いでした。

 ふらふら歩く帰り道、路上で焼き芋屋さんを見つけ懐かしくてつい買ってしまったけど、なかは水っぽく、すこしがっかり。

だいぶこちらの生活に慣れたとはいえ、私たちの生活圏は隔離された敷地にたつアパートの中で、そこにある食料品店で日本食を買い、生野菜はまず食べない、お水は買って、飲料、料理(洗ったり、ゆでたりもふくんで)に使います。

外食も、建物の中にあるレストランと決めています。

なんといっても生水、氷が一番怖いので、できるだけ路上で販売しているものは口にしません。

 3ヶ月、半年でお腹にくるといわれるけれど、わたしは4ヶ月になっても大丈夫だよ、というと、それは箱入りだからでしょうとつっこまれます。

 街歩きをしていると、路上の食べ物屋さんが多くつい食べてみたい欲求はしょっちゅうです。だいぶ慣れたことだし、これからたまには、友達について行って新しい発見をしてみるのも楽しいかもしれないと思いました。

焼き鳥屋さん

                          焼き芋屋さん


カエル

2008-03-10 23:19:47 | Weblog

3月10日気温25℃

 気温は快適、湿度多し、お日様なし、ゴルフ日よりということで、2週間ぶりのゴルフでしたが、結果は内緒。スタートが11時30分、キャディーさんが、お昼は食べたの?まだ、どうしてもっと早い時間にスタートしないの?とか聞くけど、だって、ベトナム語のレッスン終わらないとこれないもん、一人でなく、今日はお友達も一緒で二人ゴルフ、やっぱり、一人はつらい、今日はラッキー!

 先週の初め頃、夜中にめをさまして、なんだかバイクの音と違う音、これはもしかしてカエルの声?…まさかと思いながらもまた寝入ってしまいました。

翌朝、散歩で眠気まなこの私の目の中に、カエルが。よくよくみると、やっぱりカエル、それも雨蛙のように、きれいな黄緑色でなく、土色をして、10センチくらいもあろうかという大きさ。市場の魚屋で売られている食用のカエル同じくらいのおおきさだからといって、食用とは思われないのだけど。それが、道にいっぱい、見回せば、まわり中カエル、ちょっとびっくりです。

友達からこのアパートはカエルがすごいよとはきいていたけど、実際にみると、ひいてしまいます。

去年のサッカーアジアカップで日本選手がカエルに悩まされたというニュースを聞いて、どんなものかと思っていたけど、これなんだと同情しました。

練習場所がどこだったのかはしらないけど、すくなくとも、このアパートは湖に面しているので、カエルはさもありなん。

しかし、夜な夜な、朝まで続く鳴き声は簡便してほしい、だって、鳴き声が、ゲロゲロ、グワッグワ、ゴーゴーなどひとつでなく、何種類もあって、このところよく眠れなくて苦労しています。   

       我が家の窓からの風景 


アジ専??

2008-03-08 15:19:40 | Weblog

3月8日26℃

さすがに3月という季節柄、火曜日の日本婦人会総会に始まり、水曜テニス、トール、婦人会テニスの送別会と続き、インターコンチネンタルホテルのウエスタン、タイバインでタイ料理、ルトンキンでベトナム料理、フードショップ45でカレーと毎日ランチ三昧の一週間でした。

送別会は今週がピークで20日の学校の終了にあわせてみなさんそれぞれ移動なさるようです。

 ハノイで生活してみてわかったこと…

 わたしのように、15年ぶりの駐在でそれも前任地がまるで違う地域だったというケースはまれであるということ。

本帰国というのは、日本に帰ること。

 スライドというのは、日本にかえらずそのままアジアの各国に赴任していくこと。  同じ国に長くいず、3年、4年くらいでの移動が多いようです。

したがって今回の送別会も日本に帰る方、シンガポールとかマレーシアとかに再赴任なさる方等々いらっしゃいました。

私達アジ専だから、…とカラっといいあったりできるのも、日本を離れて十数年という方が多くいらっしゃるためかと思われます。

はじめてあってから1週間目に結婚し、以来27年、3ヶ月、半年の日本帰国はあったけどずーと、バンコク、インドネシア、ベトナム等々を複数回づつまわりながらお暮らしになっているかたもいらっしゃいます。

このごろは、会社名をいいあうことがないので、どのような職種の方達がこのような経験をなさっているのかはっきりしません。

しかし、子供の教育ひとつとっても日本人学校にするか、インターナショナルにするかにはじまり、課題がおおくみなさんご苦労なさっていると思われます。

だからこそということもあるのか、一期一会を大切に明るく、前向きな方が多く、お会いするたびに力をいただいています。

 ハノイインターナショナルウイメンズクラブからのテニスの試合の申し込みがあり、初の国際試合と張り切ってつくったおそろいのTシャツ、結局はキャンセルになったけど、めげないでみんなで着ちゃいましたね。

みなさんお元気で、またどこかでお会いしましょう。   

                                          


ブンチャー 焼肉のせつけ麺

2008-03-04 10:30:33 | Weblog

3月4日

北部ベトナムといえばフォーですが、それと同格か、それ以上ハノイでポピュラーなブンも、米から作られる、フォーより細めの麺です。味をつけた豚バラ肉とミンチの肉団子を網焼きし、香草などと一緒につけ汁につけてたべます。

材料 豚バラ肉 エシャロット 調味料、、カラメル、ヌクマム、胡椒、砂糖

豚ひき肉 エシャロット 調味料 、ヌクマム、砂糖、カラメル

野菜 レタス、香草(ミント、バジル、コリアンダーなど) もやし

作り方豚バラ肉は、5ミリ位のスライスにする。

エシャロットは、玉ねぎで代用可とし、みじん切りにし、調味料を加えてまぜ、1時間おく。

ひき肉も、同様に玉ねぎのみじん切りと調味料を加えてまぜておく。その後、小さくて平たい3センチから5センチほどの小判型を作る。

以上2種類の肉を網にのせ、遠火でじっくり焼く。

たれ水5、砂糖1、ヌクナム1、カラメル少々、酢

にんにく、赤唐辛子のみじん切りはおこのみで入れる

皿に、ブンと焼いた肉、野菜を盛り付け、揚げ春巻きのたれと同じたれにつけてたべる。この時、たれに青いパパイヤと、にんじんの薄切りを砂糖、塩、酢、胡椒をまぜて、1時間ほど置いたものを、浮かせると本格的です。

肉の味は、韓国焼肉の味ににています。それと、麺と野菜を甘酸っぱいたれにつけて食べると、いくらでも食べられます。

 いかがでした?2回にわたるベトナム料理編、どうぞおためしください。

                料理教室先生

出来上がり


ネムザーン ベトナム風揚げ春巻き

2008-03-03 20:54:31 | Weblog

3月3日

 ひな祭りですね。こちらも、20℃を越え、お日様もでて気持のよい日が続いています。

 さて、先日アパートの料理教室で、揚げ春巻の作り方を習ったので、今日は作り方の説明です。

 日本の生春巻き用の皮は、水で湿らせて使うようになっていて不便だし、小麦粉の皮は厚いので、分厚い春巻きになってしまいます。こちらの春巻き用の皮はまだ日本でみたことはありませんが、薄い皮のをそのまま使うので調理するのに楽です。

材料

豚ひき肉、干しエビ、しいたけ、きくらげ、小たまねぎ(エシャロット)、ねぎ、玉ねぎ、にんじん、春雨、くわい、たまご

作り方

1 干しエビ、しいたけ、きくらげ、春雨は水にもどして、みじん切りにする。

2 あとの野菜もすべてみじん切りにし、ボールにいれてたまごと調味料の塩、こしょうをいれよくまぜる。

3 春巻きの皮に中身を大さじ1杯半ほど移し、巻く。この時、太くしないで細長く、8センチ程の長さにそろえる。

4 まき終わった春巻きに、ビールか、カラメルと水と酢をまぜたものを全体に塗る。

5 低温で中に火がとおるようにじっくり油で揚げる。一度油から取り出し、その後もう一度油で揚げる。春巻きの一本を三等分くらいに切り分けて皿に盛り付けます。

6 漬け汁は、水5に対し、ヌクマム(ベトナム産魚醤)1、砂糖1、酢、カラメル少々別皿に、にんにくのすったのと、赤とうがらしのみじん切りに酢をいれ、砂糖、塩を少々加えまぜあわせたものをそえ、お好みでいれてたべる。

 わたしの経験上、ぶたひき肉、エビ(干しても、生でも)またはかに、春雨、玉ねぎははずさないで、あとは、うちにある野菜(熱を加えても水の出ないもの)を適当にみじん切りしてまぜあわせていいとおもいます。

ポイントは、最初は低温でじっくり、次に高温でカリッとあげることかな?分量は、ひき肉がメインでその他は、ひきたて役なので少しずつにしてバランスをとるとよいようです。

この日の先生は、カラメルがお好きなようでした。市販されているようです。コクをつけるためかなと、勝手に解釈しました。いかがですか?適当すぎましたか?

皮に具を入れまきます

いろんなサイズができました

                             

出来上がり、いただきまーす!