ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

福岡にいってきます

2011-09-30 07:01:55 | Weblog

9月30日はれ

朝晩の涼しさは半端でなく、過ごしやすいし、空は澄んでいるし、果物はおいしいし、すべてすべてが美しくて幸せ。

明日、福岡にいきます。

福岡の家を片付けて賃貸に出す予定、これで福岡とのご縁が薄くなってくるけど仕方がない。

人生のしがらみを少しずつ整理して、軽々とこれからを生きてゆきたいと思うが勇気がなく、今回も手放さず、賃貸という結果となってしまった。

実は明日、私の誕生日、友達から指摘され一緒に食事でもと誘いを受けたが、移動日だからとお断りをする。

「寂しい誕生日」と友達は言うけど、一人だし、

息子には「お母さんは誕生日を捨ててきたといっているでしょう(そうだった、年齢を忘れたいものね)」といわれるし。

…と思っていたら、明日は三男とそのガールフレンドと食事の約束をしていることに気づいた。

空港から直行というタイトなスケジュールになるが。

もう福岡に行く機会がなくなるので、と、急に決まったはなしはこの日しか予定が取れなかった。

来年あたり結婚したいという希望があるらしいのだが、ガールフレンドに会うのは今回初めて。

どんな女の子かと少し、どきどきしている。

私の誕生日に、もしかしたら未来のお嫁さんになってくれるかもしれない人と会える…

なんてこれが一番の誕生日プレゼントかも…

この出会いを大切にしてゆきたい。


月例ゴルフ

2011-09-28 14:49:15 | Weblog

9月28日晴れ

すっきりとした秋晴れの続くこのごろは、空気がすっかり秋めいて、先週くらいまで続いた夏気分の体が震えている。

昨日は月例ゴルフ、札幌以来だが、あの時は雨で断念したので、久々気分。

ゴルフ場は紅葉を始めたばかりの枝や、柿の実もなっていたりして、秋の装いが始まりはじめた。

夏には気づかなかった銀杏の木が存在を主張しはじめ、秋が深まると黄金色の世界が広がるのだろう、想像するだけでも楽しくなってくる。

札幌還暦祝いゴルフでの友達へのプレゼントが、遼くんのヘッドカバー。  

 

わたしも買おうかなあと迷った時もあったけど、実物はやっぱり可愛い、わたしも欲しいなあ…

だけど、大きい…

「これバッグに入るの?」ときくと「今度のバッグは大きいからはいるの、でも、バッグが大きくなりすぎて、車に積めなくなっちゃった」…ですって。

遼くんと一緒に出発したけど、前夜の雨が残っていて、ぽつぽつし始めると、さっそくはずされカートにしまい込まれた。

帽子が白いので汚れが目立つでしょう、濡れてはいけない、よごしちゃいけない、大事な遼くんだもの。

お天気は回復し、快晴。

1ホール目は気づいたら全員ピンクのボール。

これじゃあ、わかりづらいね、と違う色をだしてみたらこんな感じ

オレンジ、黄色、ブルーがとてもカラフルで、グリーンの上がとても華やか、白ボールを使うのが普通なんだけど、だれも使わない。

こんなささいなことでも嬉しいのは、ハノイから続いている仲間達だからこそなのね。


台風首都圏直撃

2011-09-23 07:49:26 | Weblog

9月23日晴れ

9月21日の台風は怖かった。

普段は静かな東京湾に吹きまくる白波がリビングから見えるし、下の川は強風で川水が噴き上げられ、しぶきが上流に向かって走っていく様子がみられる。

家の中は、風と横殴りの雨が吹き込む音が不気味で、ピチャピチャと音がしてサッシに水が溜まっていく、9階なのに家の中に水が溜まるなんてことがあるのかしらと心配になった。

しかも風雨が落ち着いたら、かなりおおきい地震で家が揺れおいうちをかけてくる。

今年の日本は大変。

今日読んだ記事に「日本人は勇敢なサバイバーで、世界から日本の底力を賞賛されているし、日本には底知れないパワーがある」とかエールが送られているが、これでもかこれでもかという災害に、もういい加減に勘弁してくださいと、御願いしたくなる。

今日は9月の後半の3連休、前の3連休はテニスクラブの部内戦、参加者は男子18人、女子4人。

今年は震災で市のコートが使えないので、マイコート1面だけを使った紅白戦、9時から5時過ぎまでの長丁場になったが、応援には力が入り結構いい感じ。

女子は大変で女ダブ2ゲーム、ミックス2ゲームをこなす、残念ながらわたしは4戦ゼロ勝、勝利に貢献はできない。

当日は天気に恵まれ、マイコートの植え込みの下にシートを敷いて、入船軽井沢と称しみんなでくつろぐ。

ところが昨日のメールで、台風でこの木が1本倒れ、もう1本は傾いていると連絡があった。

現場には行けてないのでどういうことになっているかと心配、30年も親しんだこの光景が見られなくなってしまうかも…

テニスクラブ員は人生の先輩が多いので、打ち上げなどになると、これから先の生き方の参考になるようなお話が聞けて楽しい。

ある人はクルーザーをもち海にでるのを楽しみにしている。

ビール会社にお勤めの人は、市のふれあい農園で先生をしている。

その人の自家製ワインのシャルドネ。

会社が甲府でワインを造っているので、そこのノウハウを使って、税制もクリアーした自慢の作品。

みんなでぶどう畑をもってワインを造ろうとか、夢を与えてくれる先輩達との語らいは楽しかったけど、震災に負けなかったテニスコートが今度の台風で痛めつけられたことが悲しい。


街角ウォッチ…in ハノイ

2011-09-21 07:00:18 | Weblog

9月21日 台風が上陸予定大荒れの天気

ハノイの街歩きの思い出に…

タイ湖でスタンバイ中のスワンボート。

めじから大事と、ブルーのアイメークばっちりの白鳥たち…

久しくスワンボートに乗ったことはないけれど、日本のもこんな感じだったかなあ…

この白鳥にのって愛を語り合うのには少し勇気がいるような…

でも週末、夕日を背にたくさんのボートが湖に浮かんでいる様子はなんだかいい感じ、恋人たちにエールを送りたくなる美しい光景がひろがる。

歩道に置かれているこの中身は…

こんなに堂々と並べられても、歩行者の視線を感じながら、じっくり選ぶのはためらわれる。

家の軒先で普通にこういうものを品定めしている姿も見かけるので、気持の持ち方が私達と違うのかなあ?

ウーン、時々自分の感性とかけ離れたものがみられる、ハノイの街角。

わくわく、どっきり、こわいもの見たさもあるのが、街歩きの楽しいところかな?

 

 

 


プロパガンダ

2011-09-18 05:35:03 | Weblog

9月18日はれ

プロパガンダってなんのこと?

Wikipediaによると、特定の思想、世論、意識、行動へ誘導する宣伝行為。

通常、情報戦、心理戦、もしくは宣伝戦、世論戦と和訳され、しばしば大きな政治的意味をもつ、とある。

ハノイの街を歩くと、いたるところで見かける絵入りのおおきな看板がそれにあたる。

ベトナム語で書かれているので詳しい内容はわたしには理解できないが、だいたい絵柄から想像でき、わかりやすいなあと感心する。

恒常的に設置されているものと、期間限定で設置されるものとある。

これは、想像すると、子供は二人で明るい家庭、とかいうものだろうか?

ベトナムは産児制限があり、基本的に子供は二人まで。

では三人目はどうなるかというと、罰金を支払うことで許され、強制的にどうにかされるということはないらしいが、とりあえず政府の方針はこのポスターであらわされている。

これは日付が9月2日とあるので、ホーチミンさんがいるし、独立記念日のお知らせだと思う。

1945年8月、日本の敗戦と同時にホーチミンさんが立ち上がりベトナムの独立を宣言したこの日が国民の祝日となっている。

選挙のお知らせ、2011年5月22日、たしか、13回目の統一選挙、おそらくこのお寺は投票所に指定されているのだろう。

この選挙のお知らせのポスターのパターンは数種類あり、電柱に下げられてもいる。

 

もっとおおきなもので、おじいさん、おばあさん、子供と家族みんなで投票に行きましょうなんていうのもあった。

プロパガンダ活動は戦時中どの国でも行われていたようで、日本でも第二次世界大戦でラジオの東京ローズのもとに活発におこなわれていたようである。

ベトナムは社会主義の国なので、国民の意識の統一を図るため、とくに田舎の人は情報が入りにくいので、このような広報活動をして、政府の目的をわかりやすく理解してもらうということなのだろう。

 

 


ひと月前のハノイの思い出

2011-09-16 05:13:45 | Weblog

9月16日はれ

残暑が厳しく、熱中症のニュースが一番に報道される毎日、しかも昨日は地震があったし、新聞を広げれば気分が沈むような記事ばかり。

そんな日本に住んでいて嫌かな?…と思うと…どうもそうではないらしい。

というのは、先月のハノイ行きはエイヤ…っと、腰をあげ、やっと気分を変えてのことであった。

やっぱり日本はいい、すべて自分でやれるので、気兼ねがないし、車でも自転車でも時間を気にせずに出かけられる。

青い空、澄んだ空気、はねるようなお日様の光に反射するすべてのものが美しく愛しい。

でもオットが待っているし行かなくては…で、すぐに馴染むのがどうも私らしい。

空は白いけれど美しい街路樹が大きく道路を覆い、木陰をあたえ憩いのスペースを作ってくれる。

民家の横の梢には鳥籠が掛けられている、ハノイの人は鳥が好きみたい、家の軒先や電線などどこにでも鳥籠が下がっている。

闘鶏や鳴き声の品評会みたいなのもやっているようだが、通常は小鳥が多い。

それと健康志向が強いのもこの街、日が昇る前の時間に湖や公園に集った年齢相応のグループで、好みの運動をしている。

エアロビ集団は音が大きく賑やか、音楽にのせて体を動かし楽しそう、そういえば太極拳もエアロビも女性ばかり。

男性はこっそりと一人歩きや歩道の端で体操をする程度、でもみんなムキムキが好きで筋肉トレーニングにはげみ、裸をみせて歩く姿は好きになれない。

ハノイのじっとりと重い空気の中での街歩きは適当にすませ、余った時間はゴルフ場通い。

蒸し暑いけれど日差しはそんなでもないとたかをくくっていたが、東京に戻ってみればみんなに黒いと言われる。

昨日も隣の団地とのテニスの定期戦ではじめて会った人に、「黒いですね」といわれたが、これはテニス焼けではないので上手ではありませんよと牽制しなければならない。

東南アジアの国を廻ると必ず現地の言葉で話しかけられる私は、現地に馴染んだ黒さにすぐなるらしい。

せめて肌の色くらいは日本人でありたいと願っているのだが…

これが一番のおみやげだったみたい。


お月見の日に

2011-09-12 18:48:06 | Weblog

9月12日晴れ

このごろお天気がよくて、気温はまだ高く、蒸し暑さもあるけれど、高い空にはけではいたような薄雲が広がり、風はさわやか、まさに秋がきたって感じ。

特別に今日の東京湾は穏やかで水面がきらきら輝いていて、こんな日はしみじみと美しい国にくらしていることに感謝する。

数日前から空を見上げては、少しずつ膨らんでゆく月を見るのが楽しみだったが、いよいよ今日、満月の日となった。

つきの周りの星は輝きが消されてみえず、まわりの雲までひかっていて、いつもの何倍もの明るさを感じ、月夜の物語がありえることと思われてくる。

つい一週間前の、友達の還暦祝い1泊2日2ラウンドの北海道旅行は、なんと30年ぶりの大雨、初日はずぶぬれになりながらもラウンドできたけど、翌日は豊平川の氾濫が心配されるほどの豪雨で、ゴルフ場はクローズ。

まさか、台風にみまわれるとは考えもせず、ゴルフしか頭になかった仲間たちは、最終便までどうして時間をつぶそうとあたふたし、練習場にいくグループと、札幌にきたらビールでしょうと、ジンギスカンをいただきながらビール三昧の仲間とに別れ、もちろん私はビール組。

今日はあこがれのコースでラウンドできると、気分よく市場にでかけ、北海道の思い出にと、うにいくら丼で豪華な朝食をとったあとの残念なニュースでみんながっかりだった。

しかしこれも思い出、次回お天気のよい日に出直すことを願っての北海道ツアーになった。

翌日からの嘘のようなお天気にあれはいったいなんだったのだろうと思い返すが、そんな日があるから、今日の美しい月がいっそう輝きをますことになる。

今日の日をありがとうという素直な気持にさせてくれる、まあるいお月さまにであえた。