7月27日 晴れ 土用丑の日、猛暑日
閉館前が一番いいんだって人が少なくて…もしかして一対一になれるかも…
そんなことがあったらいいねえ、と東京都美術館、「マウリッツハイス美術館展」にいってきた。
昨日は、4年に一度企画される1泊2日で行われる、大学の同窓会の幹事4人が新橋に集った。
それが予定外に早く終わったといっても、おしゃべりが多いので夕方近くになったが、上野に行って、フェルメールを見に行くという友達についてみんなでいってきた。
東京の美術展はいつもすごい人で行くのをためらってしまうが、気になっていたものが見られるチャンス。
帰る人の波にさからい、わくわくしながらたどり着いたが、思ったより人が多く、すこしがっかり。
マウリッツハイスはオランダの美術館、フランダースの犬のネロもみたという、ルーベンスやレンブラントの絵は透明感、輝き、精密さ、体のなかに光があふれ幸せな気持になれたが、人ごみの中では気持も半減する。
さあいよいよ、少女に会える、15分待ちだけど、我慢しよう…とはいえ、わくわくする気持が抑えられず、真珠の話、少女の話、ブルーの話としていたら、係りの人に喋るなと注意されるは、やっと会えた絵のまえで話題になったことを確認していたら、歩きながらみるようにだって。
パンダの見学じゃああるまいし、止まってみたらいけないなんて悲しすぎると愚痴をこぼしてもあとのまつり。
最後の絵を見終わって、これで終わり?引き返せないの?なんか悲しいといっていたら、出口にもう一度ご覧になりたい方用の通路があり、やっぱもう一度みて帰ろうということに。
5時を過ぎているとはいえ、今度は5分待ちでみることができた。
神秘的なお顔といわれているけど、モナリザと同じ、眉がない、眉がなかったら神秘的なお顔になれるのだろうか?だけど、平安貴族も眉がなかったよ、あれって決して神秘的でないよ、じゃあどうしてこんなお顔になれるのだろう?とか…はなしはつきない。
ターバンの青は、ラピスラズリが使われているそうな、とっても高価な顔料だそうだけど、北京紫禁城の瓦にも使われていたと思いだし、あの瓦も高価なんだ。
少女の着ている洋服は、着物風という説もあるらしいが、再現されたものはこれ。
耳飾の真珠は3センチを越すらしく、会場に田崎真珠がイメージの作品を展示している。
これ大き過ぎ、しかもダイヤモンド多すぎ…
あれやこれや、わたしってゲスだなあと反省していたが、興味のあることはみんな同じなのだと少し安心する。