ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

あわただしい月末です

2013-08-31 09:23:48 | Weblog

8月31日 はれ33℃

今週こなしたこと、ゴルフ、ばってん会、猛虎会、トール、歴研と原稿書き、ビンコムメモール、ゴルフの友達とワインを飲む会、福岡県紹介の応援参加

そして今日から2泊3日でミャンマー旅行。

ばってん会とは、福岡県人会のこと、毎月定例会という飲み会でなつかしい福岡のお国ことばの楽しいおしゃべり会。

猛虎会はいわずもがな、阪神タイガースファンの集まり、これも月一回の定例会。  

はっぴとか、マーク入りのポロシャツを自前で作って熱いものがある、最後は六甲おろしでしめとなる。

別に阪神ファンでもないけど、たまたま食事でご一緒した方が猛虎会の方で、楽しそうですね、というといらっしゃい、というくらいのノリで参加。

はじめて参加する人は、「わたしとタイガース」というお題で5分間スピーチがあるということで、タイガースの情報を仕入れまくって、なんとかクリアー。

この日は関西の言葉が飛び交う日。

阪神ファンはおおっぴらにファンを名のれない屈折したものがあるらしく、 みなさんこっそりグッズをちらっとみせて存在をアピールしている。

このこっそり感がなんだかかわゆい。

前の週に一緒にゴルフをさせていただいた方も、ボールマークと靴がトラだったので、猛虎会ですか?と伺うと、そうなんですわかります?

わかります…

ビィンコムメガモールとは、7月末にオープンした、東アジア一広いショッピングモールで、、ベトナム人はロイヤルシティーと呼んでいる。

日本のシュークリームのお店とサーティーワンのアイスクリーム屋さんが入っている、家からそんなに遠くないので、トールのあとランチにいった。

わたしは2回目だからすこし慣れたが一緒に行った友達の口からは、すごいね、しかでてこない、ほかの言葉はないの?といってもすごいね!

確かに広くて、プール、ボーリング場、映画館、ハノイで初めてのスケート場もある。  

滑れるのかしらと心配したが、ちゃんとペンギンの押し車も貸してくれる。   ちょっとかわいいでしょう?

広すぎて、入ってから出てくるまでにものすごく時間がかかるモールだが、ハノイにこんなものができたと少し感激。

        

翌日は福岡県の紹介をするため知事が来越した、福岡とハノイが友好都市になって5年になるそうだ、福岡県人として応援に行こう…と!

      これは博多独楽の実演、博多にこんなのがあるなんて知らなかった…と

ひよことか、通りもんとかテーブルに並べ始めたので、食べられるかも…と待ったが、どうもそうではなかったようで、残念…

              ひよこは東京土産ではありません、福岡のお菓子です…

そして、今日から、ベトナムの数少ない祝日を利用して、ミャンマーの友達に会いに行ってきます、宝石市場があるそうで興味深々です。

これは帰ってからの報告になります…では、行ってきまーす!


やっとここまできた

2013-08-26 08:30:52 | Weblog

8月26日 雨 29℃ 湿度85%

         やっと…というのが本音。             

ハノイボランティアネットが支援している、ソンタイの障害者施設の作業所は、ハノイから車で1時間くらいの郊外の村にある。

雨漏りのする屋根とガラスの入っていない窓、でこぼこのコンクリートの床の倉庫のような建物が田んぼのはしっこに建っている。

作業所の屋根が壊れ、雨漏りがひどくてミシン作業ができないから支援して…というのが最初だった。

その後、いろいろ支援を要請されるが、ハノボの方針として、お金だけを出すことはできない。

ならば、ミシンがあるので、ハノボで販売できるものを作ってもらい、仕立て代を現金で支払うという形で支援ができないか…

手始めに、日本人の子弟が通っている幼稚園で必要なエプロンとエコバッグはどうだろう。

布地、付属品はこちらで用意しないと、郊外では手に入らないし、粗悪品を使われても困る。

チョホムに行き、まずは布選びからだが、男の子しか育てていない私には難しい、しかもン十年…も前に子育ては終了している。

チョホムでの買い物はものすごいエネルギーが必要。

希望する布がない、やっとみつけても破れていたり汚れていたり、しかも適正な価格で販売してくれない。

それでもやっと買えたと思うと、ハノボのボスからダメがでる。

こんな薄い生地ではエプロンにならないでしょう、しかも男の子の柄ばかり…地味…

50セットになると布地の量も大量で、何度もチョホムに足を運ぶ。

とりあえずためしに縫ってもらうと、ゴムはビロビロ長い、チェック柄がバイヤスになっているし、ポケットは考えられない組み合わせの布を張り付けたり、模様が逆さだったり、とても売り物にすることはできない。

それを指摘すると、布がもともとななめっているからとか、ゴムの長さに合わせたとか、自分たちの非を認めないし、サンプルだから型紙をとる時間がもったいないとか、言い訳ばかり。

そこをなんとか折り合いをつけながら、村にいったり、村から来てもらったり、何度も何度も話あい、

最後通達として、きちんとした完成品を作らないとお金は支払わない、というと気合がはいり、ここまできた。

ボツになった布地、失敗作は忘れるとして、さあて、これが売れるかは私たちの仕事。

まだ販売もしていないのに、もう仕立て代の値上げ要望が始まった。

日本人の常識はベトナム人には通じないのはわかっているけど、ここまで大変だとはね…

糸の始末、布地の始末、布の裁断、すべてすべてが非常識の世界、きっと彼らもいままでと違ってうるさい奴らと思っているだろうが、そこまでいってもまだできない…、とため息をついているのが私たち。

今回だって1組、糸の色が違っている。

それでもここまできた、あとは販売し、それがかれらへの支援になり、活動が継続できる。

でもまだエコバッグが届いていないのは、心配だけど…

 

 


今年も松茸づくし

2013-08-22 06:47:51 | Weblog

8月22日 くもり 30℃ 湿度80%

来月の仲秋祭にむけて、月餅販売の即席店舗を街なかでたくさん見かけるようになった。

そう、季節は確実に秋にむかっている。

今月はじめころから、レストランで松茸料理がみられるようになり、

我が家にとってのハノイの楽しみ、松茸づくしを、今年も食べに行くことができた。

        松茸づくしコース 40USD     松茸は中国雲南省からの取り寄せ

9月になると日本が買い占めてしまうので、8月いっぱいまでしかハノイではだすことができないとは、店主のはなし。

日本がでてくると高値になっちゃうのかなあ…

それだったら、日本もお安いときに買い付けて価格を落とせばいいのに、というと、松茸は秋の味覚ですからねえ…

どちらにしても、気温35℃でもいいんです、とりあえず、ハノイで秋の先取り…

和え物、土瓶蒸し、焼き物、煮物、てんぷら、ご飯、と続くと、おなかはいっぱいになる。

市販の松茸のお吸い物とか、松茸ご飯セットとかにくらべると、香りはほのかだが、しゃきしゃき感はしっかりしている。

以前カナダに住んでいた時、ロッキー山脈のパインの木の下でとれるという松茸を毎年いただいていた。

カナダの人は食べないからと袋いっぱいに入れられた松茸は、白くてかさが開いている、でもほのかに松茸の香りがしていた。

日本の常識とは比べられないが、どうにかして、日本を感じるものを探しだしてくれる苦労と工夫の海外生活に活力をもらえてうれしい。


ハーさんとの街歩きは……

2013-08-16 08:55:33 | Weblog

8月16日 くもり 33℃ 湿度75%

ハーさんのMOMIJIアパートに一週間、日本から遊びにみえた若いおんなの子が滞在しているので、一緒に街のご案内をすることになった。

朝ごはんはバインクオンやおこわ、お昼はブンチャーとかフォーとかのローカルでベトナムフードを堪能してもらう。   

             バインクオン30000ドン(150円)      

                                           

       ブンチャー40000ドン(200円) あげ春巻き2000ドン(100円)  

   

おんなの子の希望でバチャンまで足をのばしたがその帰り、街でもグアバをみると必ず味見してみるほどのグアバ好きのはーさんは…

            とうとう車を止めて買い出しを始める          1k20000ドン(100円)、

バチャンに行く途中の街はグアバの特産地と教えられ、そこらじゅうに木が植えられているし、路上で販売もしている。

常にわたしに味見をしろというが、ばさばさであんまり味がせずおいしいとは思えない。

ハノイ市街に戻り、ハーさんの友達がやっている店に時計を買いに行こうと連れていかれたのが、この路地の奥深く。

        人がやっと通れる広さの細い通りをえんえんとたどってゆく。   

……そこには、あらゆるメーカーのブランドの時計が箱に並べられ山積されているが、もちろんコピーである。

わたしもコピーの時計は持っている、この国で電池代のことを考えたら使い捨てて新しいのに買い替えたり、TPOに合わせてコピー品を使い分けるのもファッションとしてはありと思っている。

が、日本に帰れば、それはやってはいけないことだし、品性にかけるのではないかと後ろめたく思ってもいる。

彼女と話していると、ささいなことながら、時々ちょっと違うなと思うことがあるのは、

たとえば彼女は今回のホーチミンで、まゆと唇にタトウーをいれてきたが、合計で9000000ドン(45000円)かかったそうだが、わたしにとっては羨ましいことではない。

彼女が連れていってくれるお友達がやっているお土産やさんは、たくさん買ったら安くなるという、安いということが一番の価値観。

わたしは、人に差し上げるものはせっかくだからクオリティーの高いものをと探す……そんなわたしを見て、なんでと聞いてくる

今回、我が家でのお食事会は、ハーさんも我が家で調理してくれた。

そばでみていると、とてもシンプルで下味をつけるとか、あくをとるとかそんなことはなく、切っていためて水を入れて味つけをする。

そうすると、温かいときはおいしいけど、冷えると肉のくさみがでたり野菜のあくの苦みがでたりで、翌日の食べこしはできない。

で、わたしが考えたのだけど、南国の生活って、瞬間が大事で、次のことはあんまり考えない、いまがよければハッピーなのかな?

今回のディープなハノイ、なんだか考えさせられることが多い…のでは…

 

 


ベトナムセレブ交流記

2013-08-10 09:58:42 | Weblog

8月10日 くもり 32℃ 70%

こんな人たちがいるんだ、庶民のわたしはちょっとびっくり。

日本からのお客様との食事で同席した、ベトナム人実業家夫妻に翌日の「響」を飲む会に誘われた。

1960年生まれのご主人は有名大学の日本語学科の卒業生なので、日本語を通常にしゃべるが、別会社を経営している奥様はベトナム語のみ。

年10回以上海外にでかけ、先週日本から帰ってきたばかりという、しあわせにも日本が大好きといってくださるご夫妻だ。

世界中を旅して、いろいろお酒をのんできたが、本場のスコッチよりもサントリーの「響」が一番おいしいと思う…とはご主人の言葉。

日本から箱買いして持ち帰ったので、みんなでそれを飲もうと……

彼が共同経営をしている指定の日本レストランに行くと、大勢で食事をするのが大好きなお国柄らしく、ずらりとベトナム人が座っている。

ちょっと気分が引き気味になるが、みなさんを紹介される、女性もいる。  

警察トップの人だったり、会社の経営者だったり、画家だったりと職種はさまざまだが、子供は外国に留学にだし、フェラーリとかを乗りまわす人種らしい。

ご挨拶代わりに女性の飲み物といって、コーヒーリキュールみたいなのを、グラスでもらい、一気に飲み干すようにいわれる。

                       別名 B29…

ぐっと飲むとくらくらっとやられるからと説明されるが、一気飲みのお国柄は女性もそうするんだとここでもびっくり。

ミルクとリキュールが別々のボトルに入っていて、でも一つの口からでてきて茶色とクリーム色の層を作る私がみたことのないお酒。

どこで買えるの?と聞くと、これも海外からの持ち帰りとのこと。

それからは、ひたすら「響」…

グラスがからになると継ぎ足されるので、用心して飲み干さないようにする、だって昨日もワインを飲みすぎて後悔しているから…

今朝ダナンからとりよせたという魚の薄造りにもみじおろしをつけたものや、特別に取り寄せたというフォアグラを和風に仕上げたものがテーブルに並ぶ。

                        

昨日奥様が肌がぷりぷりしてお綺麗だったのでそれをわたしが口にしたが、たくさんの女性はどういう関係かと聞くと、奥様のエステ仲間だそうである。

そうよね、ふつうではあんなに綺麗にはなれないと思っていたけど、やっぱりエステ三昧なのね、と納得。

そこには彼らのジュニアたちも参加していたが、親世代は英語が話せないけど、ジュニアたちは、英語を話す。

               

その世代の下の妹たちがおめかしをして入口のソファーに座っていたが、彼らも英語をはなす。

ベトナム人社会は、招待した人がそこの払いをする、というのが常識なので、わたしたちもごちそうになり恐縮してしまう。

こんなのでいいのだろうか、とオットにきくと、いいんだ、彼らは外国人との交流が少ないので、こんな私たちでも一応外国人と一緒に食事をしたということになる。

そのことが、これからの子供世代のために、お役にたつと彼らは考えているという。

こうやって世代はそだってゆくんだ、そして、ベトナム人のまた違った生活をみさせてもらうことができた。

 


台風がすぎると…

2013-08-07 21:08:56 | Weblog

8月6日 はれ 33℃ 湿度70%

土曜日の台風が過ぎてしまうと、あとは、ハノイとはいえ澄んだ空気とそこからこぼれるお日様の輝き

      週末の朝は車もすくなく、なんとなくのんびりした通り    

                        そして、緑に染まるホアンキエム湖  

 みあげれば、高い空を背景に揺れるこずえ    わたしはこの街の樹木におおわれた通りが好き

そして今日、また雨がふる。

ハノイは毎日雨が降り、一雨ごとに気温が下がってゆく季節とはいわれるが、こう毎日雨がふったら、どこまで気温がさがるのか…

ご心配なく、涼しくなるというのは、気温が35℃異常にならないことで、充分にあついです。

日本は今日立秋というが、ニュースは高温注意報ばかり、暑さが真っ盛りのようで、心配。

みなさんどうぞお体ご自愛ください。

 

 


サムソンビーチへの社員旅行

2013-08-05 12:14:22 | Weblog

8月5日 はれ 33℃ 湿度60%

ハノイから南に150キロ、タインホア省にあるハノイの人たちが大好きな海水浴場のサムソンビーチは、車で約3時間のところに位置する。

オットの会社の2泊3日の従業員慰安旅行は、そのサムソンビーチ。

いまどき社員旅行なんて日本にはありえないでしょう?しかも家族同行……ということで、私も参加することに……

終日雨との予報だったが、初日、2日目は晴れ、海岸をのぞいてみると…    

水がきたなくて泳げないよ…、ときいていたとおり、土色の海水ではあったが、みんな楽しそうに海に浸かっていた。

浸かっていたというのは、どうもみんな泳ぐのは得意でなさそうで、海のなかに立っているだけという感じである。

浜辺はどこも同じ、海の家があり椅子を並べ、食べ物飲み物を供給し、遊び道具も売っている。  

ちょっと浜辺をのぞいただけ、というのは、実は、前日から体調が悪く、おなかにくるは、熱をだすわで、滞在中はほとんどホテルのベッドの上。

300人ものローカルスタッフが泊まるベトナム人用のホテルなので、バスルームはシャワーとトイレ、バスタブなし。

冷蔵庫は使えない、お湯はない、氷はない、ひたすら常温のラビを飲む。

3食すべてベトナム料理、、お腹が悪いのでお粥か何も入っていない麺でもというと「ない」のひとこと。

スタッフと一緒のテーブルで、食べないわけにもいかないし、まずそうに食べてもいけないし。

コンビニなし、薬局なし、食べるものなし、という環境は、体調不良の体にはこたえる。

最終日はハノイから運転手に迎えにきてもらい、お先に失礼したが、折から台風の真っ最中。

暴風と大雨、道路の冠水をものともせず、運転手は突っ走ってくれ、家に帰りつき、やっとほっと一息つく。

ということで、サムソンビーチはみてきただけ。

今回ほんの少ししかお付き合いができなかったけど、ベトナム人を見直したかも…

たしか、30,40年前の日本もこんな感じだったかな?

みんなで楽しむべきことは盛り上げて楽しむし、おじいちゃん、おばあちゃんも一緒の家族を大事にし、臆面もなく紹介してくれる。

子供の喜ぶイベントを作り、子供たちも素直に楽しむ、誰もがよその子も含めどの子も可愛がる。

子供たちもスタッフも外国人の私たちに、話しかけ、つたない英語でしゃべってみようとしてくれる。

みなさんしっかりしたお顔をしているし、あったかい人たちだったなあ。

もう少し、お付き合いができたらよかったと、今は思っている。