2月24日 くもり 20℃
毎日毎日続く霧雨に、ちょっとうんざりしているし、しかも、湿度は90%を超えているのでどうにも気持ちが晴れない。
旧正月の松の内にあたる14日、この日はお寺の日なので、ベトナムの人たちはおおぜいお参りにでかける。
わたしのベトナム語の先生は、お正月にはたくさんのお寺にお参りに行くとよいとわたしに進め、彼女はもう9つのお寺に出かけたそうだ。
そんなに行ったらご利益がなくなりそうだと思うが、ベトナムの人はお寺が好きなようだ。
このイエンフー亭は、私がよく通った湖に向かって打つゴルフ練習所のお隣にある、大きくてりっぱなお寺だ。
屋根の彫刻に割れた陶器などを使っているので、おそらくグエン朝時代に建てられたものだと思う。
お寺の内部は旧正月ということもあってか、掃除が丁寧にされていて、すがすがしく、心が洗われようであった。
きれいな傘
いろいろきれいなものがぶら下がっていて、いつもつるし雛のようと懐かしく思うわたしの好きなもの…
ここにはいろいろな彫刻が施されているが、なかに「ふどう」があり、お寺ではじめてみるもの
グエン朝にはフランスのものがたくさん入ってきているので、ぶどうも西洋からきた新しい文化のものではないか…なんて
壁に並べられた楽器
お祭りのとき、この楽器が実際に演奏されるのでは…?いろいろな形があって、漆が施されていて、ちょっと素敵だった。
祭壇のお供え物
おとうふ、ブン、ソーセージ…よーくみるとエビ、たにし、ざりがに、これは前に広がるタイ湖の産物では… 神様に感謝のしるし…
ザボンの花 あと一息で花が咲く、どこか可憐でかわいらしい。
お寺の裏では、畑が作られ、果物の木がたくさん植えられていて、きっと自給自足できるようになっているのではないかと思う。
平日に行くどこか埃っぽいお寺と違い、旧正月ということもあってか、タイ湖に面しているので静かなのか、お寺らしい美しいたたずまいは、いってよかったな、と思えるいいお寺だった。