7月29日
わたしのもうひとつの手仕事は、トールペイントである。
毎年12月の第1週に福岡で、ギャラリーを借りて、「遊空間」と称する総勢20人を超える仲間と一緒に展示会を開いている。
これは日ごろ別個に活動している作家さんたちが、この時期だけ顔を合わせて一年間の仕事ぶりをみてもらうという、七夕みたいなものだが、今年は第8回となる。
わたしは途中からハノイにきているにもかかわらず、1点でも2点でもいいから展示するようにとみんなに励まされ、毎年数点、展示させてもらうついでに里帰りもし、みんなと顔をあわせている。
今年もやっと1点仕上がった。
数年前から、和物の作品の製作をすすめられていて、これは、古屋加江子さんの「和のペインティングその2」のなかの作品をアレンジさせていただいたもの。
トールペイントは、おとなの塗り絵と称してだれでも楽しめるものとわたしは思っているが、このごろは下火になってきて寂しい。
しかし、わたしにとっては性に合っているのか、もう20年も筆をにぎっているが、やめようと思ったことはなく、いつもわくわく楽しんで描いている。
あと12月までに2点製作するつもりだが、仕上がったらぜひアップさせていただきたいと思っている。