ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

サンキャッチャー

2011-11-29 18:41:47 | Weblog

11月29日 くもり

友達に連れていかれたビーズ屋さんで、ガラスケースのなかできらきらしていてきれいと感じ、さっそく材料を買ってみたのが、サンキャッチャーというものであった。

サンキャッチャーとは…

太陽の光を受けることで、吊るされたクリスタルガラスが輝き、プリズム効果によってたくさんの虹のような光のかけらを空間に作りだすインテリア。

風水などでは家の気を上げるために比較的ポピュラーに使われているものでもあり、効果的に使うことで家の運気を上げることができる。

北欧のような日照時間の短い地域で少しでも太陽の光を感じることができるように考えられたものともいわれているらしい。

部屋中に広がる光のかけらは、太陽の美しさやエネルギーを直接に感じさせてくれる。

インターネットで調べたり、友達に聞いたりしたが、作り方はシンプルで、糸でビーズをつなぐだけ。

きれい、朝日のあたる窓辺に吊るすと、部屋中に虹色の水玉が踊って、幸せ気分になれる。

この気持をみんなにおすそ分けしたい…

今回のチャリティーバザーのテーマはわたしの好きな、「吊るすもの」にした。

引越しの多い我が家の荷物を片付けてみると、旅先で買ったものとか、私の趣味のものは吊り下げるものが多い。

わたしって吊るすものがすきなんだ…

たしかにふわふわと浮かんでいるものをみると気持が和む。

サンチャッチャーは、究極の癒し系と私は思っている。

バザーの会場で、これを見つけてくださる人がいたら、嬉しいな。


星に祈りを…チャリティーバザー準備

2011-11-28 20:28:35 | Weblog

11月28日くもり

12月3日から1週間の予定で、チャリティーバザー開催の計画を立てている。

案内の葉書に、「あの未曾有の震災で、ベトナムの人たちから暖かい言葉と支援をたくさんいただいて帰ってきた仲間(私)が、そのご恩返しにと、手作りバザーの計画をたてた」と冒頭に書いた。

私がハノイでお手伝いをさせていただいた、ボランティアグループのお役に少しでも立てたらという思いがある。

ボランティアグループの活動の中には、日本人の眼科医、服部先生への支援、枯葉剤の坂田雅子さんへの支援もある。

ボランティアに必要な費用はバザーの売り上げ金でまかない、私も去年から今年の春にかけて、いろいろなバザーを手伝った。

今年の4月には、東日本大震災の義援金を集めるためのバザーもやったなあ。

日本に帰ってきて、そんなことはすべて忘れてしまっていた。

なんどかハノイへ往復してハノイの友達にあったりしていると、、これはハノイだけの問題ではなく、日本に帰ってもお手伝いができないはずはないと考えるようになった。

「日本人が海外でやっているボランティアの活動を知ってもらうことと、費用を日本でも集めること」なら、私にでもできるのではないか。

わたしに出来ることは、バザーを開いて、活動を知ってもらうこと。

浦安の友達にいってみると、ぜひやってみようといってくれた。

子供たちが育ちあがった私達の年代は、何かお役に立つことをやりたいと思っても何をやったらよいのかわからない。

今、日本が大変な時だけど、大きすぎてしかも国がからんでいることで手の出しようがない。

私達の手に届く、目に見える活動をするのもいいんじゃない…という嬉しいお言葉をもらった。

そこで、ネーミングは「星に祈りを」、

クリスマスだから星、そして、今年はいろいろなことが起こったけど、きっとよくなりますように…と星に願いをかけてみよう。

作品を出品してくれる友達、会場を提供してくれる友達、会場のアレンジを担当してくれる友達、広報活動と動員をかけてくれる友達、いろんな人が協力してくれる。

そして会場に足を運んで買い物をすることで、ボランティアになるのね、と、暖かい言葉をかけてくれる友達。

みんなありがとう、いま、これを書きながら、みんなの思いに心が熱く、胸がいっぱいになってきました。

作品を作る人達は、私も含めて、今、やっとモードに入った感じで、毎日が作品作りで忙しい。

この週末からの1週間、よい出会いとよい時間を持てたらいいな、と願っている。


飛天の舞踊

2011-11-24 23:09:08 | Weblog

11月24日晴れ

「飛天の舞踊」って…

インド舞踊とフラメンコのコラボレーションの舞台を友達が主催するから行ってというお誘いに、面白そうと行ってきた。

舞台にはインドの打楽器とギター演奏者の椅子が並べられている。

最初にインドの打楽器とフラメンコの手拍子が流れ、楽器のはじまりは手拍子からなのねと、違和感がない。

インド舞踊は、東南アジアに暮らしてみるとどことなく懐かしいのは、ヒンズー教の踊りだから。

カンボジアの遺跡に彫られているアプサラ(天女)の踊りもこんな感じだと思うし、今期の浅田真央ちゃんのショートプログラムも同じような手さばきをしているし、インドネシアでも何度かみた。

「だけど、ヨーロッパのフラメンコと一緒になって、どうして違和感がないんだろう」、というとものしりの友達が

フラメンコ発祥のアンダルシア地方は、スペインが統一される以前は、アラブに占領されていたので、アラブの文化圏だった。

その後、インドを追われた放浪の民(ジプシー)が定住し、彼らの音楽とアラブ系の音楽が一緒になったのがはじまりなので、原点が同じだからなのだろうという。

以前みた、津軽三味線とフラメンコの舞台も違和感が無かったのは、放浪の民「碁女」の音楽という、これもルーツが同じだからかもしれないともいっていた。

歌とリズム(打楽器)が音楽の原点で、それに踊りがあるのは、どこの国も同じ。

文化は国分けのはじまる以前に起こったもので、単純に現在の国で切り分けられないものがあり、深いなあと思う。

アジアとヨーロッパの融合が充分に味わえた舞台だったが、もとは共通ということ。

二人の舞踊家が表現してくれた「生きる喜びと感謝」に共感し、舞台に立つ人々のプロフェッショナルな姿勢に感動を与えていただいた時間だった。

 


チュクパック湖散策

2011-11-21 18:46:29 | Weblog

11月21日はれ

ハノイ滞在中の部屋から、タイ湖とチュクパック湖の両方を見下ろすことができ、夕方はオレンジ色のお日様がその上をゆっくりと沈んでゆく。

友達が到着した翌朝、さっそく朝食前の散歩にチュクパック湖を一周ご案内した。

この湖は散歩するのに適当な広さだし、静かだし、景色もいい。

だけど残念なのは、水が流れないので、ごみは浮いているし、よどんだ水は異臭がするしで、あまりおすすめできない。

湖畔のカフェ、

のんびりしていて、いい感じでしょう…

湖畔の建物と花をつけた木、

おとぎ話のお家みたいでしょう…

これは、植木を運ぶバイク。

会社に置く植木はリースと買い取りの両方あり、リースの場合、みずやりや弱った植木の交換等、管理をしてくれるらしい。

早朝、ビルの前に駐車しているのは、宅配なのか、リースなのかわからないが、このバランスの微妙さ、重そうだし、乗りこなすのは大変そう。

ここでの生活は、必要なことをできる方法を使ってやる…これがベトナムの人たちのエネルギーのもとなのかなあ…?

その翌朝、友達は一人ででも散歩をしてみようと、ホテルの前に出てみたが、バイクの騒音に辟易し、部屋に戻ったという。

何日かして最後の日、意を決して早朝体操集団の見学に行ってきたと報告してくれた。

少し慣れてくれたかな…、なんだか嬉しくなってきた。

 


バチャン村にて

2011-11-17 21:39:43 | Weblog

11月16日晴れ

ハノイ滞在後半は、日本から遊びにきてくださった友達と一緒に、久しぶりの街歩き。

ハノイにきたらバチャン村…と、行ってみるとなんだか様子が違う。

村の入り口の観光バスを受け入れている大きなお店が閉まっていて閑散とした空気が漂っている。

どうも村の入り口の反対側にクラフトビレッジなるものを展開し、いままで、駐車場の確保に苦労していたが、問題解決し、集客を一気に引き受けていると友達に教えてもらった。

クラフトビレッジは無視して、村のノスタルジックなところが好きな私は、少し歩いてみる。

そこには、陶器の梱包に使われるわらが店先に山積みになっていたり、ろばが現役で働いていたり、焼き物の燃料が壁にはりつけられていたりと、ずっと前に日本から消えていった風景が残っている。

これは金魚屋さん。

こんな状態で売られる金魚が長生きできるのか心配だが、ちゃんとお客さんもいる。

ついでにわたしが、ちいさなグッピーみたいな魚はいくらと聞くと、5万ドン(20円)という返事、大きな金魚はいくらくらいなのだろう。

ぶらぶらとなんか面白いものはないかと探していると、クリスマスのオーナメントらしきものをみつけたが、あんまりかわいいとも思えないので、写真だけにしておく。


鳥小屋バイク

2011-11-15 19:16:55 | Weblog

11月15日 くもり

バイク便でどこまで荷物を運べるか…というのが、ハノイウオッチャーの私の楽しみ。

今回は、鳥小屋。

バイクの喧騒と排気ガスのなかで、家の軒先や電線、街路樹にかけられた鳥小屋は、のどかでどこかほっとする風景となっている。

ハノイの人は鳥を飼うのが好きなのか、きいてみたことがないのでわからない。

が、鳴き声の闘いみたいな大会や、ニワトリみたいな鳥を使って闘鶏をやっているのはよくみかける。

昼日中、だいの大人が、闘鶏をなめるように洗いあげ、足や口の中まで丁寧に扱っているのは、どうしてそこまで必要なのかわからない。

この鳥小屋バイクの目的も分からないが、これだけを運ぶバランスと技術と熱心さに、感服。

 


レイジーなボール売り

2011-11-14 18:22:32 | Weblog

11月14日くもり

ハノイの物売りは、商品を並べたり、重ねたりするのが芸術的な…と感心してしまうことが多い。

ゴルフボール売りもしかり。

水がいっぱいのできたばかりのこのコースをはじめてまわった時、コースのなかに人家が残っていた。

家を越えて水の前に落とさ無ければならないのに、家の中に打ち込んでしまった私のボールはぼろかったのか返してくれたが、友達のは返してくれない。

しかも軒先でボールを売っていて買えというが、自分達のボールを買うなんて嫌。

その家の前で池に何個もボールを打ち込み、またまた寄付したと落ち込む。

それから1年、家はなくなったが、ロストボールがだいぶ集ったのか、各ホールでボール売りが湧いてきたようにやたらといる。

声をかけてくる熱心なボール売りもいないではないが、やる気のなさ満々の人もいる。

          

プレーしている前で、水に潜ってボールを探している子もいるので危ないし、元手はただのおいしい商売かもしれないけど、なんだかくやしい。

ベトナムに行くと、みんな生活力が旺盛だなあと思うことが多いが、みんな同じようなことをやっている。

多少とも創意工夫があってもいいように思うが、とりあえずみんなと同じ…で時間を過ごす。

こんな状態で、一日どのくらい売れるのか、生活の足しになっているのかと不思議でしかたがない。


ハノイの思い出

2011-11-11 18:00:33 | Weblog

11月11日 雨

今日は朝から雨、しかも気温が13度という真冬並みの寒さ。

つい数日前まで、日中30℃のハノイでの街歩きをしてきた身には、寒さがこたえる。

しかも、着るものがない、でも出かけなければならない。

タイツを2枚重ね、コートをはおり、やりすぎかと心配しながらウールのマフラーを首にまく。

雨なので、自転車にのれずバスに乗るが、目に映るのは雨にけむる枯葉色の世界、まわりの人もしっかり防寒をしていて、みんなも寒いんだと、少し安心する。

さて、ハノイの思い出第1弾は、ハロウィーンかな?

私達の仲間は、「トリックorトリック」と子供がドアを開けた時、夢のあるディズニー系の衣装で、迎えることにしている。

今年の新しいキャラクターは、  これ。

去年予算の都合で断念した友達がリベンジ、おとなりはアリス。

衣装の予算はクリアー、しかし、アームカバー30万ドン、鬘60万ドンと、予想外の出費だったらしい。

訪ねてくるお子さんとのダブルシンデレラのほほえましい光景。

今年はこのお部屋だったんだとの声も聞かれ、もしかして、探してくれている人たちがいるのかと、少し嬉しい。

このグループも年が明けると、受験のための帰国とか、バンコクへスライドするとか移動が多い、それがハノイの特徴だが、残された人は寂しくなる。

でも大丈夫、また新しい人が入ってくるから、楽しい気持を持っていれば人は集ってきてくれるから。

楽しい、ハノイならではの思い出をたくさん作って、日本でお話を聞かせてください、待っています。