ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

香港旅行 建物編

2008-10-07 00:43:16 | Weblog

10月6日

 香港は高層ビルの立ち並ぶ都会、ということは常識ですよね。

世界の高層ビルの5本にはいる、86階とかを誇るビルがあるらしい。

ヴィクトリアピークから見下ろした、摩天楼はこれぞ香港という感じ。

夜に訪れたら、また違った風景が広がり、素晴らしいと聞いている。

我がオットは、高いところが苦手なので、ビルをみるたびに、ため息をついていたし、僕には住めないとしり込みをしていた。

山の中腹に60階立てとかのアパートがあった。

このビルに住むとしたら、まず、山の上にあるので、足元がすでに空中である。

そこからは、地面は見えないし、外に広がるのは空しかないだろう。

窓は開けられないし、空調のなかで、風のささやきも、木々のそよぐ姿も見られない。

昆虫も、鳥すらも飛んでこないだろうし、窓の外に見えるものが無いというのは、不安になってしまいそう。

そんな生活は、人間的でないように思える。

この空間での生活では、人間的になにか欠落したものがでてくるのではないかと、心配になったりもした。

まあ、こんなことは住んでみないとわからないので、余計なことではあるけれど。

で、グラウンドレベルに戻り、ほっとした時、なんだかミスマッチに思えたのは、ビルのメンテナンスの足場の組み立てに、竹を使っていること。

たしかに、中国は竹が豊富ではあるけれど、こんな大都会のそれも高層ビルの足場に竹を使うなんて、大丈夫なのかしらと少し驚いてしまった。