四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

「口語短歌・水曜サロンの会」(その87)

2023年06月07日 05時02分17秒 | 短歌

「口語短歌・水曜サロンの会」(その87)  短歌の投稿を歓迎します!!

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 短歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。

 「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている皆様の
 詠まれた短歌を、毎週水曜日に掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。
 短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、自由に
 短歌を投稿し、鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと思っています。
 皆様の短歌の投稿と、歌評、ご意見、ご提案等をお寄せ頂ければ幸いです。


     「ガクアジサイ」

「ブログ友の投稿短歌 交流コーナー」


【詞書】葛飾北斎の代表作「富嶽三十六景」のうち、特に優れた作品とされる三役は
  「神奈川沖浪裏」「山下白雨(黒富士)」「凱風快晴(赤富士)」です。
  今回は「凱風快晴(赤富士)」になります。

 註)「凱風快晴」
☆イワシ雲たなびく富士の山容は 晴れ渡る空真紅に染まる
☆初夏のころそよ風吹いた早朝に 真っ赤に燃えた富士の気高さ
☆早朝に燃焼している赤富士は 力強くも一日の始まり
                          浅間山明鏡止水さん
【解説】
 詞書にありますように『凱風快晴』は、既に詠まれた『神奈川沖波裏』『山下白雨』と
 ともに
『富嶽三十六景』シリーズ「三大役物」の一つで、「赤富士」とも呼ばれて
 いますね。
 朝日を浴びて赤く染まった富士山と、その山麓の青々とした樹海、さらに空に浮かぶ
 いわし雲とが、色彩の対比と共に見事に描写され、傑作の名を欲しいままに
していると
 感じます。
 北斎のこの絵画を短歌で表現し詠うと言う作者の挑戦心は、気迫とともにいずれの歌にも
 滲んでおり、歌の緊迫感を高めすっきりとした歌に仕上がっています。詞書をそのまま
 お借りして、「赤富士」を歌で写生をしてみましたが…、いかがでしょうか。

【ご参考】
 ★暁(あかつき)の光映して燃える富士 樹海の裳すそ 背にいわし雲

【詞書】幼なじみや同級生が闘病の末、旅立ってしまいました。せめて挽歌で偲ぼうと
  思っています。
☆沙羅の花落ちてむなしき水無月の挽歌かぞえる夜がまた来る
【詞書】とうとう梅雨に入りました。動物は雨の日は獣の匂いがきつくなるようです。
☆風もたぬ雨はやさしく地を満たし子犬は獣の匂いに眠る
☆ひょっこりと晴耕雨読の弟が下仁田ネギを引っさげて来ぬ
                          夕庵さん
【解説】
 一首目は、平家物語の冒頭でうたわれた「無常」の象徴でもあります「沙羅の花」を詠い、
 「挽歌かぞえる夜」の下の句を導いた詠いぶりは見事です。私達世代があまた遭遇している
 でありましょう友の旅たちと言う哀しい別れ。その挽歌を涙ながらに詠んだ記憶が蘇ります。
 そんな想いを誘う歌をしみじみと味わいました。
 三首目は、「カモ葱」ならぬ「下仁田ネギ」と、ユーモアも覗かせながら、姉弟の温かな
 絆も
うかがわれる楽しい歌と感じます。

【詞書】巣の中のつばめのひな達が大きな口を開けてる可愛さを詠みました。
☆いとしきは実家の軒の子燕の顔ぢゆう口とする夏きたり
                          みっちっちさん
【解説】
 今の季節、そこかしこで燕の子育てが見れますね。その一齣を「顔ぢゆう口とする」
 子燕の姿を、上手く写生し詠んだ手並みが光ります。また、その表現は「クスっと」した
 微笑みを誘い楽しく、爽やかな歌となっています。「夏きたり」が歌を締めています。
 昔から「ツバメが巣をかける家は縁起がよく、幸せになれる」との言い伝えがありますが、
 ご実家はツバメが安心して巣作りできる家なのだと拝察いたしました。

     「薔薇 ピエール ド ロンサール」

【詞書】作者からのご依頼により、六首の歌の中から三首を選定させて頂きました。
☆漆黒の中空に浮く月影は湿りを帯ぶる水無月なれば
☆孤独なるわれを慰むために越し孤独な月と心を分かつ
☆わたくしも孤独あなたもさうなのでしやうか今宵の月のごとくに
                         suisenさん
【解説】
 二首目の下の句「孤独な月と心を分かつ」で、作者の切なさが心に響いてきます。
 なお、切なさを客観視するゆとりも感じられます。それが情に流されない歌の詩情を
 支えています。
 また、一首目の「月影は湿りを帯ぶる」に自らの想いを託した抒情が、歌に品格を
 与えています。このような歌を引き続き詠まれることを期待したいと思います。

【詞書】ゆっくりと苦しみをもって ジムノペディ(エリック・サティピアノ曲 
  ジムノペディ第一番を聴いて)

☆嵐が止んだ月の夜は
   ゆっくりと君の事をおもう
    。。ジムノペディ
☆憂いは何度も繰り返される傷ついたレコード
   その同じ場所で
                         自閑(jikan314)さん
【短歌説明】自閑(jikan314)さんご自身の説明です。
 ジムノペディ (Gymnopédies) は、エリック・サティが1888年に作曲したピアノ独奏曲。
 第1番から
第3番までの3曲で構成され、それぞれに指示があり、

 第1番「ゆっくりと苦しみをもって」 (Lent et douloureux)と有り、タイトルとしました。
 特に曲のイメージからは、苦痛とかは感じず、静かな月の夜を感じたので。YouTubeを
 聞くと何度も
繰り返していて、まるで傷ついたレコードのようで、短歌を追加しました。
 レコードを知っている者も
稀となりましたが😓

 下記URLにジムノペディを貼付していますので、御覧頂ければ幸いです。
 https://blog.goo.ne.jp/jikan314/e/2cd7c80a613710b65c41f84a79166c5c
【解説】
 『ジムノペディ』 は、エリック・サティが作曲したピアノ独奏曲ですが、それぞれに
 指示があり、
それがタイトルになっているとは面白いですね。おっしゃるように指示と
 曲のイメージの乖離も
あり、聞く方の感性で諸々の想いが味合えるところも面白いと
 感じます。
 なお、この曲には気分を落ち着かせるヒーリング効果もあるとされ、病院における
 血圧測定中に
心身の緊張をほぐすBGMとして流されたり、精神科などでは音楽療法の
 治療の一環として
使用されることもあるとのことですね。

 曲を聴き「静かな月の夜」に想いを馳せ、それを短歌に結実させる作者の感性と技量に
 今回も
学ばせて頂きました。

 二首目の「憂いは何度も繰り返される」の上の句の意味と、想いを改めて反芻しました。

【詞書】6月2日にまた、スマホを落として壊してしまいました。ドコモショップへ行く
  手間問題、「花ノート」のデータが消えたのも、すべて自業自得です。気をつけていた
  つもりだったんですけどね。ただ、前回の教訓で、ちゃんとSDカードを入れていたので、
  最悪の事態は避けられましたが。
☆うっかりで再び修理するハメに
     油断大敵ごめんよスマホ
【詞書】弱冠二十歳の藤井七冠。どこまで行くのか楽しみです。将棋はよく分かりませんが、
  とにかく凄い!うちの母もファンです。
☆「八冠」の景色見られる可能性
      最短距離には藤井七冠
【詞書】チョウキチさんへ。情念というか執念は男性だろうと女性だろうと等しく恐ろしい
  ものだと思います。宇治の橋姫神社は、宇治川の祭神が「悪縁を消し去る」として、今でも
  参拝する人が多いそうです。近所なので、よく前を通ったりしますが、私は行ったことは
  ありません。橋姫神社と背中合わせなのが平等院参道のお店(何軒か)なんですが、その
  賑やかさと神社の静けさが、何か対照的だなあとよく思っています。
☆平等院参道の店々賑わいて
       背中合わせの橋姫神社
                         ちがやねこさん
【解説】
 「スマホの故障」「藤井七冠」「橋姫神社」と、身近な経験と、今日的な話題、さらに
 京都観光の現状等、多彩な事象を縦横に詠った作品は、何れも分かりやすく楽しい歌に
 仕上がっています。
 一首目は、「ごめんよスマホ」の句に作者の人柄も覗き、深刻な事態もほっこりとした
 気分になります。
 二首目は、将棋に詳しくない私たちもワクワクしながら見守る藤井七冠の快挙と進撃
 ですね。その期待を
詠んだ『「八冠」の景色』は、皆さんの共通の思いを表しています。
 「最短距離に」の表現が利いています。
 三首目、「賑やかさと神社の静けさ」は事実ですね。先日私も鎌倉で同様の経験をしました。
 観光客で賑わう表通りと、すぐ隣の神社の静謐な雰囲気とが同じエリアに存在する不可思議
 さがあります。この様子を捉えた良く分かる詠歌と思います。

     「愕紫陽花」

☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
  「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
    注) ☆:元歌  ★:返歌

☆嵐が止んだ月の夜はゆっくりと君の事をおもう・・ジムノペディ
                         自閑さん
【詞書】昨日の月は綺麗でしたね。自閑さんのブログでジムノペディのピアノが心に
   染みました。

★さみだれは無常の世をも洗ひしや 月夜に人をおもふこそあれ
                         みっちっちさん

☆嵐が止んだ月の夜は
   ゆっくりと君のことを思う
      。。ジムノペディ
                         自閑さん
★苦しみは人を成長させるかや「ジムノペディ」を目を瞑り聞く
                         夕庵さん

☆京都府立植物園でお散歩のオオサンショウウオ「見つかってしもうた」
                         ちがやねこさん
★岩の間を滑めつつ水は静かなり 山椒魚はぐらり尾を見す
                         夕庵さん

☆夕刻の光届くや白き薔薇シャッター音に出来映え祈る
                         西BOOさん
★近づけば血を流すこと知りつつも棘もつ薔薇の性の疎まし
                         夕庵さん

☆夕刻の光届くや白き薔薇 シャッター音に出来映え祈る
                         西BOOさん
★接写するその一瞬の白薔薇へ 夕日隠れの光ひとすじ
                         みっちっちさん

☆沙羅の花 苔むす庭に散り敷くも 夕光まとい淡く燃えいる
                         ポエット・M
★咲ききらぬままの形に沙羅の花 雨の光に震いておりぬ
                         夕庵さん

☆沙羅の花落ちてむなしき水無月の挽歌かぞえる夜がまた来る
                         夕庵さん
★朽ちぬまま落ちたる沙羅の花かぞへ 重きひと世は 無常なるかな
                         みっちっちさん
★春の夜の夢と咲きしは沙羅のはな 京のみ寺の苔むす庭に
                         夕庵さん
★さみだれに緑深むる苔庭へ今し真白の沙羅の花落つ
                         みっちっちさん
★散りてなお淡く燃えたる沙羅の花 命つなぐや無常の世にも
                         ポエット・M
★命燃ゆ 炎のごときゴッホの絵 われは枯れたる向日葵を書く
                         夕庵さん
★君の撮るほたるぶくろの美(は)しきかな 下向きつつも命燃やして
                         みっちっちさん
★庭に立ち花を撮らんと見渡せば 緑雨の中に浮かぶ紫陽花
                         夕庵さん
★雨さへも色を変へるや 紫陽花に触るる玉さへ色鮮やかに
                         みっちっちさん
★雨神は大切な人連れ去りぬ 憎しや今朝の風爽やかに
                         夕庵さん
★大切な人は心に生きてゐる 今し狭庭の風にその檄
                         みっちっちさん
★あの人の住みし家屋は壊されて更地となれば風通り過ぐ
                         夕庵さん

☆ひょっこりと晴耕雨読の弟が下仁田ネギをひっさげて来る
                         夕庵さん
★ひげ面の写真送られ これ誰や 登山の好きな弟でした
                         みっちっちさん
★若き日の写真はいつも笑ってる そんなに楽しい日々だったのか
                         夕庵さん
★ ひげ面の奥に隠るる眼光は昔のままに弟やさし
                         みっちっちさん
★弟のブログの更新なきままに 体調いかにと案じ入る日々
                         夕庵さん
★ 歌を詠むことでブログを続けをり 人撮る花に癒されながら
                         みっちっちさん

☆愛しきは実家の軒の子燕の顔じゅう口とする夏来たり
                         みっちっちさん
★鋭角にはやもツバメは飛び交いてドクダミ白き十字を切りぬ
                         夕庵さん

☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆


☆嵐にも移ろい遂げる紫陽花の 変化(へんげ)に秘むる いのち羨(とも)しく
                         ポエット・M
【解説】
 嵐に叩かれながらも薄緑の萼(がく)に雨粒を滴らせ、懸命に凌いでいた紫陽花。
 台風一過の翌朝には藍色に変わり、その花群れは朝日を映し、すっくと立っていました。
 「七化け」とも言われる花ですが、その変化への花の執念と言うか、生命力には改めて
 驚かされる想いです。
 そんな花の色彩変化への生命力を「羨(とも)し」との想いを込めて詠んでみました。

     「紫陽花」

「五行歌集 ―君へのレクイエム― 」鑑賞 嵯峨吹雪著(30)
  
7.折々の歌(9)
 
   尊さは貧しき歌に出で来たり
          花の香りを風に蒔く人   嵯峨吹雪

   花よりも
     団子の宴の
       消えし後
         一人花見の
            我が名は孤独

             君と我
               運命(さだめ)に散るや
                 神田川
                   桜並木に
                     風立ち騒ぐ

                      さくら花
                        仰げば天の
                          風立ちぬ
                            吹雪く運命か
                               無常美観に
          ペガサスが
            天空翔けて
              蹴散らすや
                華麗な夢の
                   夜の星吹雪
      我が歌は
        夢まぼろしの
           歌ぞかし
             夢まぼろしの
               我が身のごとく


     「ホタルブクロ」

【ネット歌会について】
 「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式ではなく、
 「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」するという自然発生的な
 歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響くものがありましたら、それへの
 返歌として大いに詠んで頂き、コメント欄に記入して頂ければ幸いです。

【運営にあたって】 注)文頭から移しました。
 (1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
    なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2) おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。なお、ブログの
    字数制限(コード30,000字)により、コメント等編集させて頂く場合もあります。
 (3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
    仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4) 投稿頂いた短歌は、そのまま掲載します。皆様から感想等頂ければ幸いです。
 (5) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (6) 掲載順序は、原則本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (7) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了


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短歌投稿 (knsw0805)
2023-06-07 08:15:18
Shouさん、おはようございます。
浅間山明鏡止水です。
短歌投稿します。

「詞書」世界文化紀行で「日本フラワーパーク」を掲載しています。鹿児島から北海道まで
全国津々浦々までありますが今回はご当地長野県と山梨県のフラワーパークを詠んでみました。ご指導願います。

長野県「菜の花公園」
「いいやまは唱歌の世界思わせる 豊かな景色心を癒す」

長野県「富士見高原リゾート花の里」
「八ケ岳夏の高原涼しくて 見どころ満載カラフルな花」

山梨県「花の都公園」
「広大な季節の彩り花畑 四季折々に堪能できる」
返信する
沙羅の花 (チョウキチ)
2023-06-08 15:56:14
沙羅の花落ちてむなしき水無月の挽歌かぞえる夜がまた来る 夕庵さん

沙羅の花をよく表していて感心です。平家物語の一場面のようです。花落ちては、今花が落ちているのですね。
返信する
チョウキチさんへ (夕庵)
2023-06-09 11:21:20
おはようございます。

沙羅の歌評
この花は白きが故に、一日花故に
はかなさを感じます。

嬉しいコメントありがとうございました。
返信する
今週の詠草です。 (夕庵)
2023-06-09 11:38:06
詞書
実家に帰るといつも私の好きな花を生けて待っていた母を思います。紫の桔梗は特に私も母も好きな花です。
◎むらさきの霧のむこうに母が顕つ 桔梗咲く庭風の相聞   夕庵

詞書
遠くから見てもよくわかる白い花、風に煽られて翻る花はまるでダンスをしているようでした。

◎薫風に歓喜のダンスするような なんじゃもんじゃのこの白い花   夕庵

詞書
先日松本零士氏のお別れ会が、東京国際フォーラムでありました。
祭壇は銀河葬、献歌は「銀河鉄道999」とnetで紹介されていました。

◎「戦争はもうやめてくれ!」と松本零士(れいじ)氏の祈りは今も銀河を駆ける   夕庵

よろしくお願いします。
返信する
浅間山明鏡止水さんへ (ポエット・M)
2023-06-09 13:45:57
浅間山明鏡止水さん こんにちは。
早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

長野県と山梨県のフラワーパークを詠んだ三首の詠歌は、いずれも色彩の豊かさを感じさせる
公園の様子を的確に表現し、良く分かる歌となっています。
一首目の「菜の花公園」は、詠われているように、唱歌『おぼろ月夜』の舞台となった場所で、
見わたす限り菜の花の鮮やかな黄色で覆われる花の公園でもありますね。

その公園も夕月がかかるころ、菜の花の甘やかな香りが漂っていたことと思います。そんな様子も
含めてご参考として詠んでみましたが、いかがでしょうか。
 ★菜の花に染まり香れる公園も 夕月かかりすべておぼろに
これからもよろしくお願いします。
返信する
夕庵さんへ (ポエット・M)
2023-06-09 13:51:53
夕庵さん こんにちは。
早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

一首目の「桔梗」を詠んだ歌は、夕庵さんの母恋の歌であり、お母様を偲ぶ想いがしっとりと
味わい深く詠われています。母は子にとって永遠の存在であり、まして好きな花を見るたびに
偲ぶ存在でもある事を、改めて想い起させる歌でもあります。
二首目は、なんじゃもんじゃの白い花が風に揺れるさまを「ダンスするよう」とコミカルに詠い、
爽やかな歌になっています。

三首目、松本零士氏の「銀河葬」を詠んだ歌は、ウクライナの現状を見る時、心に刺さります。
同じく、松本零士氏の作品で、『宇宙戦艦ヤマト』に登場する沖田艦長が、
「人は生きるために生まれてきたのであって、死ぬために生まれるのではない」と叫ぶ場面が
あります。この叫びと祈りを、私たちは改めて心に刻む必要があると思います。こんな思いを
喚起する歌と考えます。
これからもよろしくお願いします。
返信する
ポエットMさんへの返歌 (夕庵)
2023-06-09 14:34:28
☆嵐にも移ろい遂げる紫陽花の 変化に秘むる いのち羨しく   ポエットMさん

★清流に万のいのちを産みつける 襤褸の鮎のひと世壮絶   夕庵

よろしくお願いします。
返信する
Unknown (みっちっち)
2023-06-09 21:47:31
夕庵さんへの返歌です。

⭐️むらさきの霧のむこうに母が顕つ 桔梗咲く庭 風の相聞
夕庵さん

★ 風薫る庭に桔梗のむらさきは母の遺愛の京小紋ふと
みっちっち

よろしくお願いいたします。
返信する
Unknown (みっちっち)
2023-06-09 22:20:23
こんばんは。

夏野に寝転んだ事を二首詠んだのですが、どちらがいいか迷って二首とも出詠します。

⭐️草の香をまとひ夏野に寝転べば 母に抱かれしやうに安らぐ

⭐️寝転びて夏野は母と想ひけり 見上ぐる空は父とぞ想ふ

よろしくお願いいたします。
返信する
Unknown (みっちっち)
2023-06-10 06:14:07
夕庵さんへの返歌です。

⭐️薫風に歓喜のダンスするように なんじゃもんじゃのこの白い花
夕庵さん

★南風にああそうかいの花の精 踊れよ 白き踊り子たちよ
みっちっち

よろしくお願いいたします。
返信する

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