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四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

「卒業式」へ

2025年03月16日 12時46分57秒 | ボランティア

 まさに三寒四温そのままに、寒い日と温かな日が交互に繰り返す日々。過日、比較的温かな日に挙行された地域の公立中学校の卒業式に招かれ出席して参りました。昨年のblogでも触れさせて頂きましたが、この学校にはかねてより学校運営協議会の委員として関わっていることからの招待でした。コロナ禍に続き、インフルエンザが依然広がっている中で、招待者はかなり限定されたとのことでした。

     「咲きみつる 河津桜」

 この中学校は当市の中でもマンモス校のひとつで、卒業生も200名を遥かに超えています。従って卒業生全員に「卒業証書」を授与するだけでもかなりの時間を要しましたが、それぞれの生徒の、卒業に当たって晴れやかな想いを秘めた表情が垣間見れ、少なからぬ感動を味わいました。

 また、校長先生、教育委員会等々からの卒業生への言葉も、心の籠った説得力のあるもので私達まで改めて学ばせて頂きました。校長先生からの言葉は昨年触れさせて頂きましたので、今回は教育委員会からみえた教育委員の方の言葉を紹介させて頂きます。曰く、『今年は清少納言の歿後1,000年の年にあたります。「枕草子」を著わした清少納言の鋭い観察眼と機知に富んだ表現に学び、自ら感じたことを言葉にする表現力を身に付け、コミュニケーション力を磨いてほしい。また、「春はあけぼの…」等の、四季の移ろいに感応する柔らかな感性を身に付け、友との友情を育てていくことを願っています』とのお話は、香り高い文学的な雰囲気を醸し出し、中学生の心にもきっと届いたものと感じました。

 想えば、小学生時代から続いた、コロナ禍とインフルエンザ等々による、相次ぐ行事の中止や、学級閉鎖等々の試練を乗り越え無事中学校卒業に漕ぎ着けた卒業生たち。入学時に比べ心身ともに一段と成長し、逞しさを身に着けてきたように見えました。

 この中学校とは、子供たちがお世話になっていた関係から、PTAの責任者を担って以降、地域連携の教育力推進委員、技術教育講座の講師、学校評議員、さらに学校運営協議会委員等々、ボランティアの一員として微力ながら関わって参りました。
 途中、業務の繁忙さもあり、抜けざるを得ない期間もありましたが、友人たちの助けを借りながら、なんとか繋がりを保ってきました。卒業生の巣立ちの場にも幾たびか立ち会って来ましたが、いつも新たな決意に満ちた生徒たちの凛とした表情に触れ、こちらまで励まされる思いを抱いて参りました。

     「咲き初める ラッパ水仙」

 今回も在校生の贈る言葉に応えた、卒業生全員による想いのこもった群読と合唱は「素晴らしい」の一語では表現し尽くせない、卒業生の決意と底力を感じるものでした。200名を超える生徒たちが心を一つにして、在校生に、父母に、先生に、さらに地域の人々へ感謝を込めて残す言葉は、一つ一つが心に沁みるものでした。なお、群読は谷川俊太郎氏の詩「だいち」を踏まえたものでした。この選択のセンスも心憎く感じました。
 これも、伝統により生徒たちが実行委員会を作り自主的に創り上げたもので、感動を新たにした次第です。地域から巣立ち、地域をさらに日本の未来を託するに足りる子供たちが、育っていると改めて頼もしく感じた瞬間でした。

なお、卒業生たちが「群読と合唱」で選択した詩を参考までに掲載致します。

 「だいち」 
                      谷川俊太郎 詩

  だいちのうえに くさがはえ  だいちのうえに はながさき
  だいちのうえに きはしげり  だいちのうえに あめはふる

  だいちのうえを うまはかけ  だいちのうえを とりはとび
  だいちのうえを へびははい  だいちのうえを かぜがふく

  だいちのうえに ひとはたち  だいちのうえに たねをまく
  だいちのうえに いえをたて  だいちのうえの つかのまに

  だいちのうえで あいしあい  だいちのうえで にくみあい
  だいちのうえで たたかって  だいちのうえで しんでゆく
                        了

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「災害時 避難所運営訓練」へ

2025年02月17日 21時02分42秒 | ボランティア

 昨日、私達の地域で、自治会、町内会、4町内会合同の「災害時避難所運営訓練」が地域の公立中学校を拠点にして行われました。二月にしては比較的温かな天候に恵まれ訓練日としては快適でした。
 この訓練は震災時に避難所に避難者が集まってから、集団生活のための組織を立ち上げ、集団生活をするためのインフラ整備までを行うものでした。これは昨年の4月から体制、役割、規模等々の取り決めを含め準備を重ねてきたものです。


     「咲き盛る 白梅」

 私も、役員の一人として参加して来ましたが、避難所を使う複数の自治会・町内会が連携して行う訓練のため、当初は結構な戸惑いもありました。しかし、会を重ねるうちに行政の担当部署の方や各町内会や自治会の練達な方たちのアドバイスにより、スケジュールも含めてまとまりイベント日を迎えることが出来ました。
当日は、休日にも関わらず、横須賀市の市職員、消防署、中学校から校長先生、教頭先生等々多くの方にも参加いただき、総勢で100名を超える訓練となりました。

 避難してきた方の中から「避難所運営」のための、委員長を始め体制づくり等を組織するところから始める文字通り一から立ち上げる訓練でした。一応のストーリーはあったものの、臨機応変の求められる結構緊迫感のある訓練でもありました。私達の自治会も役員の方を中心に参加し、たまたま班長の役割を仰せつかりました。初めての経験で、大半は臨機応変のその場対応のミッションに追われましたが、なんとか務めさせて頂きました。

 被災状況の調査・報告から始まり、簡易ベットの組み立て体験、プライバシー確保のカーテンルームの作成、簡易トイレの作成と処置、震度7のVR体験等々の訓練を全員の方を対象に行いました。これらの体験、訓練に約2時間を費やしました。

 その後、当市から能登半島の災害復旧対応に派遣された危機管理対応の市職員、消防署員の方が中心となり、その実態報告と、それらを踏まえた当市での具体的対応等についての防災講話がパワーポイントを用いて行われました。活発な質疑応答が行われた後、約3時間に渡っての訓練を終えることが出来ました。

 この種の訓練を疑問視する意見も一部にはありますが、能登半島地震等々の災害の実態や、状況に触れる時に、そこに暮らす皆さんで力を合わせ自分たちの命と、暮らしを守る行動を先ず起こしていくことの大切さと、必要性を改めて実感しました。
なお、実は気象状況から厳しい寒さを予測して、事前にホッカイロ等をかなりの数を用意しましたが、あまり使われることもなく、また、体調を壊す方もおらずホッとした次第でした。

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 「作品展」

2025年02月03日 17時59分22秒 | ボランティア

  今年の節分は、昨日2月2日(日)でした。我が家では、子供たちが巣だった後は「豆まき」等の行事は実施しなくなりましたが、雪や、氷雨の降る中で成田山をはじめ、各地で「節分祭」が催されたようです。

      「咲き初める 白梅」

 私の住む地域の自治会では、今年度最後の行事でもあります「作品展」が五年ぶりに、昨日自治会のホールで開催されました。この行事は、管理組合の役員選挙の投票率を上げようとのねらいもあり、入居以来管理組合と、自治会との連携で営々と続けられて来た歴史があります。
 今年は、当番役員でもあり、責任者の一人としてこの行事も推進してきましたが、コロナ感染症等もあり、しばらく中断されていたため、催しのノウハウも引き継がれず、ほぼ初期設定から立ち上げざるを得ない状況でした。

 しかし、日頃分科会等でサークル活動をされている方たちを中心に、行事の目的、テーマ等から練り上げ子どもたちの作品も幅広く集め、展示会をコミュニテーの新たな交流の場にしようと位置づけました。
 年々住民の皆さんも高齢化し、ひきこもり状態も見られることから、展示会場に足を運んで頂くことを最優先する取り組みを年明けから進めてきました。

 F12号の絵画、A3大の写真、鎌倉彫や、木彫り、テーブルクロス、「花遊びの会」による団地内の四季折々の花の画像のパソコンでのスライドショー、バック等手作り品、さらに俳句の書道等々、盛り沢山の出展もあり、住民の皆さんの多才な趣味や、文化・芸術面のレベルの高さが証明される場となりました。子供たちの絵画の出展には主催者側としてホッとしました。私も写真と短歌をコラボした「フォト短歌」を3点ほど出展させて頂きました。


      「作品展に出展した フォト短歌「山百合」」

 結果としては、この種の行事としては、一日に三桁に近い多くの方に集まって頂くことが出来、展示会場での交流も活発にされていました。また、皆さんに参加して頂ける「紙の箱作り」「紙の独楽づくり」等のコーナーも人気で、大半の見学者の方に参加頂くことが出来ました。今回も、自治会役員の方の献身的な働きと、チームワークの良さを実感することが出来ました。

 そして、今日3日は四季の始まりを表す四つの節気、立春となりました。「春は名のみ」ですが、寒さに負けず、「本当の春」を待ちたいと思います。

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防災訓練

2024年11月04日 12時42分47秒 | ボランティア

 能登半島は、今年(2024年)の1月1日に発生した令和6年能登半島地震により甚大な被害を受けました。
その、奥能登地方に9月21日、線状降水帯が発生し、もっとも高い警戒レベル5の「大雨特別警報」が発表されたことは、皆様も記憶に新しいことと思います。さらに、8月9日、神奈川県で震度5弱の揺れを観測する地震があり、気象庁は地震発生から1週間ほどは、最大震度5弱程度の地震に注意するよう呼びかけられました。この地震は、南海トラフ地震とは関係がないと指摘されましたが・・・。
 このように、最近は地震や豪雨等々の甚大な被害が多くの地域で起きており、そのための防災知識や、それに備えての備蓄等々の準備の必要性が叫ばれていることも事実ですね。

     「秋薔薇 プリンセス・ミカサ」

 私達の自治会も、コロナ禍で中断したものの、これらの災害状況に鑑み、毎年防災訓練を実施してきました。今年の自治会でも、夏祭り後の一大行事として防災訓練もやることになりました。
今回は、役員の当番でもあり、自治会防災担当が中心となり、3か月ほど前から企画を練り、消防署等への派遣依頼を含む準備を進めてきました。訓練当日は、晴天にめぐまれ、絶好のイベント日和となりホッとした次第です。
 防災訓練項目は、地元消防署のご指導も頂き、災害広報訓練、発電機起動訓練、消火訓練、三角巾による救急訓練、心肺蘇生法訓練を中心に全員参加で実施しました。

     「防災訓練の指導を頂いた 消防署員」

 集まって頂いた住民の皆さんは、高齢化もあり、かつてのように3桁を大幅に上回った時代からは様変わりしています。それでも想定を超える皆さんに参加して頂きホッとしました。消防署からは消防署長をはじめ10名近い署員の方に来て頂きました。
 先ずは、多くの災害地で発生する停電に備えて、発電機の操作訓練を行いました。これは、カセットボンベを使った発電機で女性の方でも簡単に起動できる発電機で、災害時の緊急対応ではかなり有効と感じました。
災害広報から始め、消火訓練、三角巾による救急訓練、心肺蘇生法訓練にグループ分けし、それぞれが順番に行い、参加者が全て経験出来るように対応しました。

     「防災訓練内容説明 部分


 三角巾を用いた救急対応では、防災訓練があるたびにやってきましたが、いざその場になると忘れていることもあり、円滑にいかず、戸惑ったりしてしまいました。従って、この種の訓練は繰り返し行い、身に付くまで行うことの大切さを改めて感じました。

 また、災害を他人事とせず、常に「自分事」として取り組む姿勢は、消防署長さんも言われていましたが、
改めて心に刻んでいきたいと思いました。参加された住民の皆さんと、きびきびと対応し、指導頂いた消防署の皆さんに感謝した次第です。

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「クリーンヨコスカ」へ

2024年06月17日 12時12分24秒 | ボランティア

 「私たちの町は私たちの手によって」を合言葉にはじめられた「クリーンヨコスカ」市民運動は、今年で50周年を迎えるとのこと。

 この4月から自治会の役を担うようになり、各種のイベントに参加していますが、過日この「クリーンヨコスカ市民の会」の総会に参加して参りました。この会は各行政区毎に行われているとのことですが、参加者は100名ほどでした。昨年度の活動報告と、今年度の活動計画・予算等を活発な議論の後承認し、功労者の表彰等も行われました。

     「ホタルブクロ」

 私達の団地でも、日常的な清掃は契約している専門の方によって、かなり入念に行って頂いていますが、周辺清掃と、雑草取り等は当番制で月一回「クリーン活動」として実施しています。これらの活動も「クリーンヨコスカ」の取り組みの一環として進められている旨を改めて理解しました。

 それでも、各地域ごとに自主的に粛々と清掃活動に取り組む多くの方の存在も報告され、改めて頭の下がる思いが致しました。これらは行政の為すべき業務と言ってしまえばそれまでですが…。誰に言われることもなく自らの務めと割り切り、長い歳月にわたって地域清掃を地道に行ってきた少なからぬ人々。世知辛い世情の中でも、このような方たちの存在が地域のモラルを底支えしていると改めて感じました。

     「柏葉紫陽花」

 なお、会議終了後、周辺に存在する京急電車の駅頭で手分けをしながら、「クリーン活動にご協力を」とのティシュペーパー配りを1時間ほど行い散会しました。真夏日の陽ざしの下でのティシュペーパー配りは、それなりに厳しいものがありました。

 また、昨日は「父の日」とのことで息子たちから「ビール詰め合わせ」「シーバースリーガルミズナラ」ウイスキー等々のギフトが届き、感謝しつつも、受験期の子供たちを抱え諸々の出費を考えると、申し訳ない思いが先立ちます。その旨メール等もしましたが、暑いこの季節有難く頂くことにしました。

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「健民運動会」へ

2024年06月10日 18時13分11秒 | ボランティア

 過日、私達の地域の町内会・自治会が参加する「健民運動会」が開催されました。
このイベントは学区の体育振興会が主催し行われましたが、今回は自治会の役員に就任した関係から、その実行委員として関わりイベントをやり終えました。

 公立の小学校区に集う6つの町内会・自治会の、文字通り「赤ちゃんから高齢者まで」が参加し、和やかに楽しく、かつ、真剣な競技が展開されました。

 少子化と高年齢化はどこの地域でも進んでいますが、この影響もあり、この地域でも年々参加者も減少しております。それでも何とか800人余の参加者がありホッとしたところでした。

 
町内対抗の全世代参加のリレー、綱引き、玉入れ、障害物競走等の盛り上がる種目と共に、パン食い競争、飛脚競争、音感競争等々誰でも参加できる競技もふんだんに盛り込まれ、全員参加の運動会になったと思っています。地域選出の市会議員、国会議員も見えられイベントを盛り上げて頂きました。

 思えば、かつてスポーツ推進委員の一人として、阪神淡路大震災に学び、地域の連携強化の一環として、地域の心ある方たちの賛同を得てこのイベントを立ち上げた経緯があります。

     「競技終了後 全員で整理体操」    

 コロナ禍の中断を経て、今回29回目となった「健民運動会」の再開には格別の思いがありました。既に地域での役割は新しい世代に引き継いでいますが、彼らの頑張りに触れこのように日ごろから繋がりをつくり、育てる普段からの取り組みの必要性を改めて感じました。

 久しぶりで年齢も考えず全力疾走も行い、会場整備や、カメラ撮影等々も担いましたが心地よい初夏の風に吹かれ、充実した一日を過ごすことができました。また、かつてこれらのイベントに関わったメンバーともお会いでき、久しぶりに旧交を温めることもできました。

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「団地総会」議長を

2024年05月20日 11時22分26秒 | ボランティア

 かつて、このブログで、私の住む団地の3年にわたる大型修繕も竣工し「大型修繕計画・実行委員会」とい諮問機関の責任者を解放された旨を記させて頂きました。
 長い歳月にわたって大型修繕に備えて積み立ててきた「修繕積立金」の大半を使って挑む、外壁剥離・塗装をはじめ、二重サッシへの全面取り換え等を含む、団地始まって以来の大工事でしたが、予定通りの日程と予算内で完了したことを合わせて報告させて頂きました。

     「薔薇 プリンセスサヤコ」

 これらの業務報告と、決算報告、さらに今後の事業計画と予算報告を審議する団地総会が管理組合主催で昨日開催されました。
自治会での役員の関連もあり、この総会の議長を務めさせて頂きました。
 オリンピック後、さらに円安が続き、資材、人件費のかなりの高騰の中で、当初の契約金額を吊り上げることなく、当初予算を守ってくれた工事会社の誠実な対応もあり、総会はそれほどの紛糾もなく終えることができました。この裏には工事会社との誠実かつ、激しい折衝もあった旨漏れ伺っています。

     「咲き競う 芍薬」

何よりも人身事故もなく工事が住民の皆さんの要望や、提案に寄り添いつつ粘り強く実施された事実への共感があったことが、改めて浮き彫りになりました。個人賠償保険等の締結についての厳しい議論はあったものの、大筋は工事の推進を担った管理組合の取り組みへの、賛同と感謝の意見が多く占められていました。

 昨年度の総会の紛糾状況を目の当たりにしていましたので、かなりの覚悟をもって議長の役割に臨みましたが、時間の若干の延長はあったたものの、何とか想定した時間内に完了しました。また、提案された議事も決算報告、予算計画も含めて全て賛成多数で可決され、議長の役割を終えることができました。今回の議事は出席者の過半数の賛成で採決可能でしたが、委任状を含めて何れも75%超の賛成で可決できました。

     「ジャーマンアイリス 白色」

 大工事を担った管理組合の理事の皆さんをはじめ、出席者の当事者意識と、建設的な意見等々への感謝を込めて挨拶させて頂き議長団を解きました。
 昼食を兼ねたささやかな慰労会が、管理組合主催で行われました。この席で、自主管理を継続して来た管理組合の理事の皆さんの御苦労とご尽力の跡を改めて伺うことができました。ボランティアの域をはるかに越える各位の働きに頭の下がる思いでした。

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ボランティアなど・・・

2024年04月21日 08時15分04秒 | ボランティア

 新年度も始まり、既に20日が過ぎましたが、ボランティア関連で幾つかの役割を整理し、終了させて頂きました。

     「咲き初める なにわ茨」

 私の住む団地の3年にわたる大型修繕もようやく竣工し「大型修繕計画・実行委員会」とい諮問機関の責任者もようやく解放されました。
 長い歳月にわたって大型修繕に備えて積み立ててきた「修繕積立金」の大半を使って挑む、外壁塗装をはじめ、サッシの全面取り換え等を含む、団地始まって以来の大工事でしたが、予定通りの日程と予算内で完了でき胸をなでおろした次第です。
 オリンピック後の資材、人件費の高騰の中で当初の契約金額を吊り上げることなく、当初予算を守ってくれた工事会社の誠実な対応に頭の下がる思いでした。当然厳しい折衝はあったものの、一つ一つ折り合いを付けながら、お互いの納得できる結論を見出した結果と思っています。そして、なによりも工事に携わる業者の方にも、住民の皆さんにも事故もなく「安全第一」が貫かれ、完了したことが何よりも嬉しく、ホッとした思いです。この間の取り組みの詳細は記しませんが、一編の中編小説が書けるぐらいの感動的な物語も多々ありました。


     「咲き競う シャガ」

 大型修繕の企画段階から参画し、実行、検査、竣工と足掛け4年にわたる関わりでしたが、管理組合の理事の皆さんと、工事会社、業者の方、さらに諮問委員会の皆さんに助けられ何とかやり終えたというのが実感です。その間、管理組合を中心に団地総会、説明会等々を幾たびか開催し、住民の皆さんのご意見を頂き、計画案も練り直し、コンセンサスを得ながらPDCA(計画・実行・見直し・アクション)等を回してきました。

 理事の皆さんも、諮問委員会の皆さんも皆ボランティアの集まりでしたが、それぞれ土木、建築、統計、IT等々の専門性も発揮して頂き、深夜まで、幾たびか激しい議論も重ね、チームワークを崩すことなくやり切った感があります。若いメンバーもいましたが、私も含めて大半は高齢者の方ですが、現役時代のそのままの情熱と、粘り強さを発揮し一大プロジェクトの完成に尽力頂きました。その働きと精度には感動すら感じた次第です。
 かつてブログ友から伺った「微力ながらも無力ではない」の言葉を反芻した次第です。それぞれの方が自分の得意分野の力を持ち寄り、ネットワークを作り上げ、為すべきことを地道にやり切っていく。その、経緯と成し遂げた結果の素晴らしさを改めて実感しました。


     「添き初める 花水木」

 これらの達成感に浸る間もなく、次に待っていたのが、当番制で回ってきた自治会の役員でした。諸々の経緯の中で、副会長の役割を引き受けざるを得なくなり、この4月から就任しました。
 2020年以来コロナ感染症等によりストップしていた各種の行事も、住民の皆さんの要望、期待、何よりも子供たち、孫たちの希望もあり今年からほぼ復活することになりました。
何しろ、5年間にわたってストップでした行事ですので、その間に住民の皆さんも齢を重ね、いわゆる有識者の方も亡くなったり、参加できない状態となった方もおり、ノウハウの継続が困難となり、新規に検討せざるを得ない状況になっています。


     「咲き満る ツツジ」

 それでも、なんとかやっていこうと情熱を燃やす少なからぬ方もおり、実現の可能性を慎重に見定め、住民の皆さんの力も借り、取り組んでいくことになりました。その計画素案を策定し、自治会の会議に提案することになりました。この件は、今月中に住民の皆さんに広報する必要がありますので25日ごろまでが期限となりそうです。
そんなこんなで、相変わらず追われる日々をおくっています・・・。

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地域の中学校の卒業式へ

2024年03月17日 09時23分45秒 | ボランティア

 過日、土砂降りの雨の中で挙行された地域の公立中学校の卒業式に招かれ出席して参りました。この学校の学校運営委員として関わっているための招待でしたが、コロナ禍、さらにインフルエンザが依然広がっている中で招待をかなり限定したとのことでした。

     「未だ咲き盛る 白花水仙」

 この中学校は横須賀市の中でもマンモス校のひとつで、卒業生も200名を遥かに超えていました。従って卒業生全員に「卒業証書」を授与するだけでもかなりの時間を要しましたが、それぞれの生徒の卒業に当たっての想いを秘めた表情が垣間見れ、少なからぬ感動を味わいました。

 また、校長先生の卒業生への言葉も、心の籠った説得力のあるもので私達まで改めて学ばせて頂きました。曰く「今までは解答のある問題ばかりが用意されていましたが、これから君たちが立ち向かう世界は容易に解答が見いだせない場面ばかりです。その中で挑戦しつつ自ら解答を見出す努力を粘り強く続けて欲しい」との言葉が印象として残りました。

     「ガザニア」

 想えば、コロナ禍とインフルエンザ等々による、相次ぐ行事の中止や、学級閉鎖等々の試練を乗り越え無事卒業に漕ぎ着けた卒業生たち。入学時に比べ心身ともに一段と成長し、逞しさを身に着けてきたように見えました。

 この中学校とは、子供たちがお世話になっていた関係から、PTAの責任者を担って以降、地域連携の教育力推進委員、技術教育講座の講師、学校評議員さらに、学校運営委員等々、ボランティアの一員として微力ながら関わって参りました。
 途中、業務の繁忙さもあり、抜けざるを得ない場面もありましたが、友人たちの助けを借りながらも、なんとかつながりを保ってきました。卒業生の巣立ちの場にも幾たびか立ち会って来ましたが、いつも新たな決意に満ちた生徒たちの表情に触れ、こちらまで励まされる思いを抱いて参りました。

     「咲き初める 椿」

 今回も在校生の贈る言葉に応えた、想いのこもった群読と合唱は「素晴らしい」の一語では表現し尽くせない、卒業生の決意と底力を感じるものでした。200名を超える生徒たちが心を一つにして、在校生に、父母に、先生に、さらに地域の人々へ感謝を込めて残す言葉は、一つ一つが心に沁みるものでした。
 これも、生徒たちが実行委員会を作り自主的に創り上げたものと聴き、感動を新たにした次第です。地域から巣立ち、地域をさらに日本の未来を託するに足りる子供たちが育っていると改めて頼もしく感じた瞬間でした。

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谷戸の自然再生

2023年12月03日 12時40分57秒 | ボランティア

 このブログでも度々ふれてきましたが…、今回も観音崎公園について少し、触れてみたいと思います。

     「観音崎花の広場に 咲き競う山茶花」

 観音崎公園は、東京湾に大きく突き出した三浦半島の東端に位置し、公園一帯は、明治時代から軍の要塞になっており、第二次世界大戦の終戦までは一般人の立ち入りが制限されていました。このため、人の手があまり入らず、今でもシイ類や藪椿、さらにはタブノキを中心とした照葉樹林が、丘陵の頂きから東京湾に面した自然海岸付近まで、多様で豊かな自然環境が残された公園となっています。

 海と山の両方の魅力をあわせ持つ自然豊かな公園ですが、その他園内には砲台跡などの歴史的遺構のほか、日本最初の西洋式灯台である観音埼灯台、開館70周年を迎えた観音崎自然博物館や横須賀美術館などの多様な施設があります。

     「観音崎 花の広場」

 晩秋のひと時、細君共々公園の散策を兼ねて公園の丘陵の頂きに拓けた「花の広場」を訪れてみました。コスモスは既に花時を終え、皇帝ダリアとジャンボ向日葵が晩秋の陽ざしを浴びながら咲き残っていました。また、山茶花も旬の輝きを見せ花の少ない広場の華やぎを一手に担っている感がいたしました。

     「皇帝ダリア」


     「ジャンボ向日葵」

 海側から見上げる観音崎灯台も、白亜の塔に日差しを受け輝いて見えました。最近はトンビばかりでなく、ハヤブサも棲みつき時々灯台の上を飛んでいますが、当日はその雄姿が見えませんでした。


     「観音崎灯台と トンビ」


     「白波の東京湾から房総を望む」

 なお、時々訪れ る「旧噴水広場」は、かつては噴水があり、東京湾の入口である浦賀水道と対岸の房総の山並みを見通すことができる人気のスポットの1つでした。しかし、老朽化等により噴水が撤去された後は、雑草の多い草原となり少し寂しい場所となっていました。
 今回、ここの場所を、友人たちも参加し「谷戸の自然再生ゾーン」を整備しようと計画されています。クラウドファンディングにより費用を集め、貴重な水生昆虫などが安定して生息し観察できる水辺環境をつくり、人と植物とのふれあいを通じた癒しのスポットが整備されるとのことです。ほぼ、目標額を達成したとのことで、水生昆虫等が生息する水辺「再生」に期待したいと思います。

     「山茶花 薄紅」

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