四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

「クリーンヨコスカ」へ

2024年06月17日 12時12分24秒 | ボランティア

 「私たちの町は私たちの手によって」を合言葉にはじめられた「クリーンヨコスカ」市民運動は、今年で50周年を迎えるとのこと。

 この4月から自治会の役を担うようになり、各種のイベントに参加していますが、過日この「クリーンヨコスカ市民の会」の総会に参加して参りました。この会は各行政区毎に行われているとのことですが、参加者は100名ほどでした。昨年度の活動報告と、今年度の活動計画・予算等を活発な議論の後承認し、功労者の表彰等も行われました。

     「ホタルブクロ」

 私達の団地でも、日常的な清掃は契約している専門の方によって、かなり入念に行って頂いていますが、周辺清掃と、雑草取り等は当番制で月一回「クリーン活動」として実施しています。これらの活動も「クリーンヨコスカ」の取り組みの一環として進められている旨を改めて理解しました。

 それでも、各地域ごとに自主的に粛々と清掃活動に取り組む多くの方の存在も報告され、改めて頭の下がる思いが致しました。これらは行政の為すべき業務と言ってしまえばそれまでですが…。誰に言われることもなく自らの務めと割り切り、長い歳月にわたって地域清掃を地道に行ってきた少なからぬ人々。世知辛い世情の中でも、このような方たちの存在が地域のモラルを底支えしていると改めて感じました。

     「柏葉紫陽花」

 なお、会議終了後、周辺に存在する京急電車の駅頭で手分けをしながら、「クリーン活動にご協力を」とのティシュペーパー配りを1時間ほど行い散会しました。真夏日の陽ざしの下でのティシュペーパー配りは、それなりに厳しいものがありました。

 また、昨日は「父の日」とのことで息子たちから「ビール詰め合わせ」「シーバースリーガルミズナラ」ウイスキー等々のギフトが届き、感謝しつつも、受験期の子供たちを抱え諸々の出費を考えると、申し訳ない思いが先立ちます。その旨メール等もしましたが、暑いこの季節有難く頂くことにしました。

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「健民運動会」へ

2024年06月10日 18時13分11秒 | ボランティア

 過日、私達の地域の町内会・自治会が参加する「健民運動会」が開催されました。
このイベントは学区の体育振興会が主催し行われましたが、今回は自治会の役員に就任した関係から、その実行委員として関わりイベントをやり終えました。

 公立の小学校区に集う6つの町内会・自治会の、文字通り「赤ちゃんから高齢者まで」が参加し、和やかに楽しく、かつ、真剣な競技が展開されました。

 少子化と高年齢化はどこの地域でも進んでいますが、この影響もあり、この地域でも年々参加者も減少しております。それでも何とか800人余の参加者がありホッとしたところでした。

 
町内対抗の全世代参加のリレー、綱引き、玉入れ、障害物競走等の盛り上がる種目と共に、パン食い競争、飛脚競争、音感競争等々誰でも参加できる競技もふんだんに盛り込まれ、全員参加の運動会になったと思っています。地域選出の市会議員、国会議員も見えられイベントを盛り上げて頂きました。

 思えば、かつてスポーツ推進委員の一人として、阪神淡路大震災に学び、地域の連携強化の一環として、地域の心ある方たちの賛同を得てこのイベントを立ち上げた経緯があります。

     「競技終了後 全員で整理体操」    

 コロナ禍の中断を経て、今回29回目となった「健民運動会」の再開には格別の思いがありました。既に地域での役割は新しい世代に引き継いでいますが、彼らの頑張りに触れこのように日ごろから繋がりをつくり、育てる普段からの取り組みの必要性を改めて感じました。

 久しぶりで年齢も考えず全力疾走も行い、会場整備や、カメラ撮影等々も担いましたが心地よい初夏の風に吹かれ、充実した一日を過ごすことができました。また、かつてこれらのイベントに関わったメンバーともお会いでき、久しぶりに旧交を温めることもできました。

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「団地総会」議長を

2024年05月20日 11時22分26秒 | ボランティア

 かつて、このブログで、私の住む団地の3年にわたる大型修繕も竣工し「大型修繕計画・実行委員会」とい諮問機関の責任者を解放された旨を記させて頂きました。
 長い歳月にわたって大型修繕に備えて積み立ててきた「修繕積立金」の大半を使って挑む、外壁剥離・塗装をはじめ、二重サッシへの全面取り換え等を含む、団地始まって以来の大工事でしたが、予定通りの日程と予算内で完了したことを合わせて報告させて頂きました。

     「薔薇 プリンセスサヤコ」

 これらの業務報告と、決算報告、さらに今後の事業計画と予算報告を審議する団地総会が管理組合主催で昨日開催されました。
自治会での役員の関連もあり、この総会の議長を務めさせて頂きました。
 オリンピック後、さらに円安が続き、資材、人件費のかなりの高騰の中で、当初の契約金額を吊り上げることなく、当初予算を守ってくれた工事会社の誠実な対応もあり、総会はそれほどの紛糾もなく終えることができました。この裏には工事会社との誠実かつ、激しい折衝もあった旨漏れ伺っています。

     「咲き競う 芍薬」

何よりも人身事故もなく工事が住民の皆さんの要望や、提案に寄り添いつつ粘り強く実施された事実への共感があったことが、改めて浮き彫りになりました。個人賠償保険等の締結についての厳しい議論はあったものの、大筋は工事の推進を担った管理組合の取り組みへの、賛同と感謝の意見が多く占められていました。

 昨年度の総会の紛糾状況を目の当たりにしていましたので、かなりの覚悟をもって議長の役割に臨みましたが、時間の若干の延長はあったたものの、何とか想定した時間内に完了しました。また、提案された議事も決算報告、予算計画も含めて全て賛成多数で可決され、議長の役割を終えることができました。今回の議事は出席者の過半数の賛成で採決可能でしたが、委任状を含めて何れも75%超の賛成で可決できました。

     「ジャーマンアイリス 白色」

 大工事を担った管理組合の理事の皆さんをはじめ、出席者の当事者意識と、建設的な意見等々への感謝を込めて挨拶させて頂き議長団を解きました。
 昼食を兼ねたささやかな慰労会が、管理組合主催で行われました。この席で、自主管理を継続して来た管理組合の理事の皆さんの御苦労とご尽力の跡を改めて伺うことができました。ボランティアの域をはるかに越える各位の働きに頭の下がる思いでした。

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ボランティアなど・・・

2024年04月21日 08時15分04秒 | ボランティア

 新年度も始まり、既に20日が過ぎましたが、ボランティア関連で幾つかの役割を整理し、終了させて頂きました。

     「咲き初める なにわ茨」

 私の住む団地の3年にわたる大型修繕もようやく竣工し「大型修繕計画・実行委員会」とい諮問機関の責任者もようやく解放されました。
 長い歳月にわたって大型修繕に備えて積み立ててきた「修繕積立金」の大半を使って挑む、外壁塗装をはじめ、サッシの全面取り換え等を含む、団地始まって以来の大工事でしたが、予定通りの日程と予算内で完了でき胸をなでおろした次第です。
 オリンピック後の資材、人件費の高騰の中で当初の契約金額を吊り上げることなく、当初予算を守ってくれた工事会社の誠実な対応に頭の下がる思いでした。当然厳しい折衝はあったものの、一つ一つ折り合いを付けながら、お互いの納得できる結論を見出した結果と思っています。そして、なによりも工事に携わる業者の方にも、住民の皆さんにも事故もなく「安全第一」が貫かれ、完了したことが何よりも嬉しく、ホッとした思いです。この間の取り組みの詳細は記しませんが、一編の中編小説が書けるぐらいの感動的な物語も多々ありました。


     「咲き競う シャガ」

 大型修繕の企画段階から参画し、実行、検査、竣工と足掛け4年にわたる関わりでしたが、管理組合の理事の皆さんと、工事会社、業者の方、さらに諮問委員会の皆さんに助けられ何とかやり終えたというのが実感です。その間、管理組合を中心に団地総会、説明会等々を幾たびか開催し、住民の皆さんのご意見を頂き、計画案も練り直し、コンセンサスを得ながらPDCA(計画・実行・見直し・アクション)等を回してきました。

 理事の皆さんも、諮問委員会の皆さんも皆ボランティアの集まりでしたが、それぞれ土木、建築、統計、IT等々の専門性も発揮して頂き、深夜まで、幾たびか激しい議論も重ね、チームワークを崩すことなくやり切った感があります。若いメンバーもいましたが、私も含めて大半は高齢者の方ですが、現役時代のそのままの情熱と、粘り強さを発揮し一大プロジェクトの完成に尽力頂きました。その働きと精度には感動すら感じた次第です。
 かつてブログ友から伺った「微力ながらも無力ではない」の言葉を反芻した次第です。それぞれの方が自分の得意分野の力を持ち寄り、ネットワークを作り上げ、為すべきことを地道にやり切っていく。その、経緯と成し遂げた結果の素晴らしさを改めて実感しました。


     「添き初める 花水木」

 これらの達成感に浸る間もなく、次に待っていたのが、当番制で回ってきた自治会の役員でした。諸々の経緯の中で、副会長の役割を引き受けざるを得なくなり、この4月から就任しました。
 2020年以来コロナ感染症等によりストップしていた各種の行事も、住民の皆さんの要望、期待、何よりも子供たち、孫たちの希望もあり今年からほぼ復活することになりました。
何しろ、5年間にわたってストップでした行事ですので、その間に住民の皆さんも齢を重ね、いわゆる有識者の方も亡くなったり、参加できない状態となった方もおり、ノウハウの継続が困難となり、新規に検討せざるを得ない状況になっています。


     「咲き満る ツツジ」

 それでも、なんとかやっていこうと情熱を燃やす少なからぬ方もおり、実現の可能性を慎重に見定め、住民の皆さんの力も借り、取り組んでいくことになりました。その計画素案を策定し、自治会の会議に提案することになりました。この件は、今月中に住民の皆さんに広報する必要がありますので25日ごろまでが期限となりそうです。
そんなこんなで、相変わらず追われる日々をおくっています・・・。

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地域の中学校の卒業式へ

2024年03月17日 09時23分45秒 | ボランティア

 過日、土砂降りの雨の中で挙行された地域の公立中学校の卒業式に招かれ出席して参りました。この学校の学校運営委員として関わっているための招待でしたが、コロナ禍、さらにインフルエンザが依然広がっている中で招待をかなり限定したとのことでした。

     「未だ咲き盛る 白花水仙」

 この中学校は横須賀市の中でもマンモス校のひとつで、卒業生も200名を遥かに超えていました。従って卒業生全員に「卒業証書」を授与するだけでもかなりの時間を要しましたが、それぞれの生徒の卒業に当たっての想いを秘めた表情が垣間見れ、少なからぬ感動を味わいました。

 また、校長先生の卒業生への言葉も、心の籠った説得力のあるもので私達まで改めて学ばせて頂きました。曰く「今までは解答のある問題ばかりが用意されていましたが、これから君たちが立ち向かう世界は容易に解答が見いだせない場面ばかりです。その中で挑戦しつつ自ら解答を見出す努力を粘り強く続けて欲しい」との言葉が印象として残りました。

     「ガザニア」

 想えば、コロナ禍とインフルエンザ等々による、相次ぐ行事の中止や、学級閉鎖等々の試練を乗り越え無事卒業に漕ぎ着けた卒業生たち。入学時に比べ心身ともに一段と成長し、逞しさを身に着けてきたように見えました。

 この中学校とは、子供たちがお世話になっていた関係から、PTAの責任者を担って以降、地域連携の教育力推進委員、技術教育講座の講師、学校評議員さらに、学校運営委員等々、ボランティアの一員として微力ながら関わって参りました。
 途中、業務の繁忙さもあり、抜けざるを得ない場面もありましたが、友人たちの助けを借りながらも、なんとかつながりを保ってきました。卒業生の巣立ちの場にも幾たびか立ち会って来ましたが、いつも新たな決意に満ちた生徒たちの表情に触れ、こちらまで励まされる思いを抱いて参りました。

     「咲き初める 椿」

 今回も在校生の贈る言葉に応えた、想いのこもった群読と合唱は「素晴らしい」の一語では表現し尽くせない、卒業生の決意と底力を感じるものでした。200名を超える生徒たちが心を一つにして、在校生に、父母に、先生に、さらに地域の人々へ感謝を込めて残す言葉は、一つ一つが心に沁みるものでした。
 これも、生徒たちが実行委員会を作り自主的に創り上げたものと聴き、感動を新たにした次第です。地域から巣立ち、地域をさらに日本の未来を託するに足りる子供たちが育っていると改めて頼もしく感じた瞬間でした。

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谷戸の自然再生

2023年12月03日 12時40分57秒 | ボランティア

 このブログでも度々ふれてきましたが…、今回も観音崎公園について少し、触れてみたいと思います。

     「観音崎花の広場に 咲き競う山茶花」

 観音崎公園は、東京湾に大きく突き出した三浦半島の東端に位置し、公園一帯は、明治時代から軍の要塞になっており、第二次世界大戦の終戦までは一般人の立ち入りが制限されていました。このため、人の手があまり入らず、今でもシイ類や藪椿、さらにはタブノキを中心とした照葉樹林が、丘陵の頂きから東京湾に面した自然海岸付近まで、多様で豊かな自然環境が残された公園となっています。

 海と山の両方の魅力をあわせ持つ自然豊かな公園ですが、その他園内には砲台跡などの歴史的遺構のほか、日本最初の西洋式灯台である観音埼灯台、開館70周年を迎えた観音崎自然博物館や横須賀美術館などの多様な施設があります。

     「観音崎 花の広場」

 晩秋のひと時、細君共々公園の散策を兼ねて公園の丘陵の頂きに拓けた「花の広場」を訪れてみました。コスモスは既に花時を終え、皇帝ダリアとジャンボ向日葵が晩秋の陽ざしを浴びながら咲き残っていました。また、山茶花も旬の輝きを見せ花の少ない広場の華やぎを一手に担っている感がいたしました。

     「皇帝ダリア」


     「ジャンボ向日葵」

 海側から見上げる観音崎灯台も、白亜の塔に日差しを受け輝いて見えました。最近はトンビばかりでなく、ハヤブサも棲みつき時々灯台の上を飛んでいますが、当日はその雄姿が見えませんでした。


     「観音崎灯台と トンビ」


     「白波の東京湾から房総を望む」

 なお、時々訪れ る「旧噴水広場」は、かつては噴水があり、東京湾の入口である浦賀水道と対岸の房総の山並みを見通すことができる人気のスポットの1つでした。しかし、老朽化等により噴水が撤去された後は、雑草の多い草原となり少し寂しい場所となっていました。
 今回、ここの場所を、友人たちも参加し「谷戸の自然再生ゾーン」を整備しようと計画されています。クラウドファンディングにより費用を集め、貴重な水生昆虫などが安定して生息し観察できる水辺環境をつくり、人と植物とのふれあいを通じた癒しのスポットが整備されるとのことです。ほぼ、目標額を達成したとのことで、水生昆虫等が生息する水辺「再生」に期待したいと思います。

     「山茶花 薄紅」

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「秋の歌」に

2023年11月25日 15時49分42秒 | ボランティア

 「秋の日の ヴィオロンの ためいきの
    身にしみて ひたぶるに うら悲かなし」
は皆さんご存知のように、上田敏訳のヴェルレーヌ「落葉」の一節ですが、
この詩の情景がしみじみと思い浮かぶような秋の日が続きます。
ポール・ヴェルレーヌの原詩の題は「秋の歌 Chanson d'automne」ですが、
「落葉」の方が私達には馴染深いですね。

     「秋薔薇 マチルダ」

また、この詩の一節が第二次世界大戦の暗号に使用されたことでも有名です。
1944年6月6日のノルマンディー上陸作戦の際、イギリス・特殊作戦執行部が
フランス各地のレジスタンスに、工作命令を出すための暗号放送として、
「秋の歌」の冒頭が使われ、英国放送協会(BBC)のフランス語放送で
流されたとのことです。戦時下とは言え「粋」を感じます。

     「皇帝ダリア」

炎暑の夏から、一気に冬の季節の訪れを感じさせる日もありますが、短い
ながら秋の風情を感じられるひと時を、大切に味わいたいとも思っています。
散歩で訪ねる遊歩道や、公園の片すみに咲く秋の花をデジイチで撮って
みましたので、その一部を載せてみます。ささやかな晩秋の息吹を感じて
頂ければ幸いです。

     「色づき始めた モミジ」

ウクライナ、さらにガザの現状を見ると厳しい現実と惨状ばかりが目につきます。
眼を凝らしつつも、ガザにおける、ひと時の「戦闘休止」が、本格的な停戦と
なります
ことを祈りたいと思います。

上田敏訳の ヴェルレーヌ「落葉」の詩を載せてみたいと思います。

 秋の日の ヴィオロンの ためいきの
  身にしみて ひたぶるに うら悲かなし。

 鐘のおとに 胸ふたぎ 色かへて
  涙ぐむ 過ぎし日の おもひでや。

 げにわれは うらぶれて こゝかしこ
  さだめなく とび散らふ おちばかな。
               了

     「咲き初める ボケの花」

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オペラの撮影へ

2023年10月14日 13時04分14秒 | ボランティア

 炎暑の長月を過ぎ、ようやく秋らしい日々が続く神無月となりました。私の地域でも3年ぶりの各種のイベントが復活し賑わいを取り戻しつつあります。私の携わるボランティア関連も、催し物が目白押しに組まれて嬉しい悲鳴を上げている所です。


     「未だ咲く 酔芙蓉」

 その先頭のイベントが第一週の週末、三連休に私の地域のホールでありました。以前に自閑さんの短歌に詠んで頂き、私も解説で少し触れさせて頂きましたが、オペラ『カヴァレリア・ルスティカーナ』の撮影スタッフとして、ボランティアで参加して参りました。


 「オペラ『カヴァレリア・ルスティカーナ』のリーフ」

 リハーサルが10月7日、本番が10月9日にそれぞれ行われましたが、リハーサルは16:00~21:30まで6時間弱、本番は12:30~16:30と4時間余りカメラ機材と共に格闘してきました。
本番では、前段が「ガラ・コンサート」であったため、お客様と、演者からの提案でフラッシュと、電子音、シャッター音は不可となりました。撮影にはかなりの制約があり、絞り優先の撮影を余儀なくされました。個人的には、思った映像が撮れずに不満が残りましたがやむを得ないものと納得しました。

 なお、電子音のオフは行えましたが、シャッター音の消去はカメラ機材の機能もあり難しく、お客様の了解を得て客席最後尾のドアの外からの望遠レンズを用いて撮影するということで切り抜けました。四時間を立ちっぱなしでの撮影は流石にこたえましたが、達成感もあり心地よい疲労感でもありました。



     「咲き残る 芙蓉」

 オペラ『カヴァレリア・ルスティカーナ』はご存知の方も多いかと思いますが・・・、イタリアの小説家、ジョヴァンニ・ヴェルガによる小説、同人による戯曲、およびピエトロ・マスカーニが同戯曲に基づいて作曲した一幕物のオペラです。

 物語は、兵役帰りの若く貧しい男トゥリッドゥと、彼の元許婚者であった人妻ローラとの男女関係のなりゆき、そしてトゥリッドゥがローラの亭主アルフィオに決闘で殺されるまでを淡々とした筆致で描いています。
 このオペラは、イタリアにおけるリアリズム文芸運動の典型的作品と言われているように、人のもつ悲しさ、弱さ、嫉妬、さらに復讐といった、かなり生々しい内容を含んでいます。しかし、その間奏曲は清澄感に満ち聞き惚れるに値する曲と感じました。

 小説では脇役的存在だったサントゥッツァを、このオペラでは、トゥリッドゥといったんは相思相愛となり、その子までを身ごもったにもかかわらず捨てられ、復讐として告げ口をし、やがて後悔に苛まれる、という演じ甲斐のある役回りに深化させています。
また、小説では血生臭い結末に至るまでリアルに描写されているトゥリッドゥとアルフィオの決闘シーンは、舞台裏で行われるように変更されていました。


     「未だ咲く 白花曼殊沙華」

 オペラは、主演並びに総監督を務める日隈典子氏の圧巻の声量と演技力と、さらに村人たちの群像劇が程よく絡み合い、厚みのある感動的な舞台になっていたと感じました。
また、トゥリッドゥ役の川久保博史氏、ルチア役の巌淵真理氏、アルフィオ役の照屋博史氏も、朗々と歌い上げる見事な歌唱と共に落ち着いた演技で好感が持てました。特にルチア役の巌淵真理氏の存在感は圧倒的なオーラを放っていました。


     「千日紅」

 久しぶりのオペ鑑賞ですが、見ごたえのある舞台に撮影しながらも深い感動を味合うことができました。なお、オペラの大半の場面の撮影を行いましたが、映像の掲載は控えさせて頂きます。                  了

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次代を託す

2023年04月22日 19時31分48秒 | ボランティア

 以前に、このブログでも少し触れましたが、地域の公立中学校の今年度、第一回
「学校運営協議会」が昨日開催され、参加して参りました。

この会は「学校と保護者や地域の皆さんがともに知恵を出し合い、学校運営に意見を
反映させることで、一緒に協働しながら子供たちの豊かな成長を支える」ものですが、
自治体の教育委員会の指導のもとに、昨年4月から始まり、二年目となりました。

 20年近く前、地域の教育力の低下が叫ばれる中、赴任された校長先生の呼びかけで、
当時のPTA会長や、町内会長、教育ボランティア関係等々の方々が中心となり、
「教育力推進協議会」が創設されました。この会の立ち上げ時のメンバーの一人として
関わってきましたが、先生方のご尽力も頂き、この会を発展的に「学校運営協議会」に
統合することになりました。

 この20年近い歳月の中では、時にはやんちゃな生徒も出て、学校もいくつかの波を
経験しました。しかし、
この会を定期的に開催し、学校と地域とが情報共有を図りつつ
生徒を中心に据え、先生方と保護者
さらには地域の方々が知恵を出し合い、時には
パトロール等々共同行動で問題解決を図ってきました。

 さらに、この会が中心となり、地域の有識者に講師として参画して頂き「ふれあい教室」
を開催し、「能」「茶道」「合気道」「コンピュータ入門」等々を始め、多いときは
20数講座を開催してきました。
 私も当初から「コンピュータ入門」等の講師を担わせて頂きながら、地域の方々の
潜在的なパワーの凄さを改めて感じてきました。
これら「ふれあい教室」は、中学生を中心としながらも、小学生、さらには地域の方々
にも門戸を開放し、地域での「智の交流」「情報発信」等にも、少なからず貢献
できたと考えています。

     「咲き競う 西洋シャクナゲ」

 「学校運営協議会」が今後どういう方向に進んでいくのかは、楽しみな部分が
あります。地域と学校が、お互いに信頼し合いながら、地域の次代を託す子供たちの
育成をいかに支援し、実践していくのかの基本は変わらないと考えています。

ボランティアの一人として、若いメンバーと連携しバトンタッチも図りつつ、
元気な
うちは、微力ながら関わって行けたらと考えています。        了

【お知らせ!!】
 4月24日(月)~4月26日(水)まで「コメントの返信」は、申し訳ありませんが
 控えさせて頂きますので、宜しくお願い致します。

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絵本「ちーたんとあきちゃん」について

2023年04月02日 10時02分44秒 | ボランティア

 今回は、さるボランティアの方に勧められ購入した絵本について
触れたいと思います。

 この絵本は、生まれながらに右足を骨折していたために捨てられた保護猫
ちーたんと、あきちゃんの出会いから家族となるまでの心温まる物語です。

 何よりもこの絵本のイラストを担当したのが14歳のひまりさんの絵が良い
ですね。ちーたんの悲しさや、嬉しさ、さらにしょんぼりした様子等々が
活き活きと描かれています。プロの絵本作家さんの絵にはない瑞々しさと、
何よりもちーたんに対する愛情が溢れていると感じます。14歳という年齢を
差し引いても、絵の完成度は十分に高いと考えます。なお、物語の文は歌手の
八代亜紀さんとのことです。

今、ペットブームの陰で、様々な理由で捨てられるワンちゃんや猫ちゃんが
増えていると言われています。飼い主さんが愛情をもって最後まで育てて
頂くことは当たり前ですが、経済的な厳しさ、障害を負った等の理由から
保護猫や、保護犬となる猫ちゃんや、ワンチャンが昨今増えています。
それらを、ひきとり愛情をもって育てて頂く方に繋いでいく取り組みが、
益々必要となっています。今回の絵本が、そんな一助になればと思います。

なお、この本の売り上げの利益は、保護猫を飼い主さんに繋ぐ活動を
されている協会等へ寄付されるとのことです。

絵本「チーたんとあきちゃん」について、発行元に問い合わせしましたら、以下の
「楽天オンラインストア」でも購入可能との事でした。一応お知らせします。

八代亜紀グッズオンラインストア
https://item.rakuten.co.jp/aki-yashiro-store/item-16/?scid=s_kwa_pla_unpaid_208876

 

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