四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
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「お札の指輪」

2012年12月26日 21時36分00秒 | 歳末
 復興への飛躍が期待された飛龍の年もまもなく暮れようとしていますが、私にとっても被災地への旅を始め悲喜交々の思いが重なる年となりました。皆様にとってはいかがだったでしょうか。この師走になって諸々のイベントの合間を縫って行った、いくつかの忘年会の様子も含めてとりとめもない内容ですが「終幕」の一場として記してみたいと思います。

 忘年会は会社関係、ボランティア仲間、さらにはサイト仲間、旧友達等々も含めて例年になく多くの会に参加しましたが、私自身が今年から加わったサイト仲間との忘年会は感慨深いものがありました。日頃はメーリングリストを通しての交流のみで、お人柄等は文章により類推するしかないのですがお会いしてみると、意外にフランクな方だったり、その逆だったり、また紳士・淑女であったりとオフ会の醍醐味を改めて感じました。

 また、この仲間達にお誘いを頂き、横須賀に長年住みながら足を踏み入れたことのなかった「ドブ板通り」のショットバーをはしごしてみました。店のしつらえも、照明、BGMも含めて日本でありながらまるっきりのアメリカという雰囲気を味わってきました。また、前払い制の明朗会計でドリンクを受け取りダーツ、ビリヤード、カラオケ等々を和やかな雰囲気の中で過ごすことが出来ました。基地に絡む負のイメージもあり、この街に関わることを避けてきましたが、想像したよりも客層も明るく健康的な青年達が多く、彼らには迷惑だったかもしれませんが、私たちおじさんたちも結構とけ込まして頂きカタコトの英語も交えて楽しいひと時を過ごすことができました。

 会社の忘年会では、諸々の行事の重なりで若い方の参加がちょっぴり少なめで若干の寂しさはありましたがそれでもわが社のホープのミニ演奏会を取り入れたり、幹事さんの行き届いた気配りの中で龍年を締めくくるにふさわしい活気ある宴となりました。アトラクションの最後にAKB48ではありませんが出席者全員のジャンケン大会がありました。この大会で私はほろ酔いの中で十数回のジャンケンを繰り返し、光栄にも最後の二人に残り最終勝負を行うことになりました。

 ここまでたどり着いたのもかなりラッキーで奇跡に近いのですが、相手の方はお酒を飲まない方で私は「酔剣」ばりの酔い任せの勝負となりました。結果として私の勝ちとなり幹事の方のおっしやる「豪華賞品」を頂きました。なんと一万円札を丹念に折りたたんでつくつた指輪でした。まさにサプライズです。優勝のコメントを求められましたので「この勝負に今年の付きの全て使い尽くしましたので年末ジャンボの当選は諦めます。最後に勝ちを譲っていただいた○○さんには年末ジャンボの女神が微笑むことを祈りたいと思います」と申し上げ、みなさんのちょっぴり冷たく感じられた視線が少し和むのを感じました。

 また、前々から三崎のマグロ市場へ行きたいとのお話を埼玉県に住む細君の姉夫婦から伺っていましたが、歳末ということもありようやく実現しました。週末で混雑も予測されましたが三崎「うらり」を皮切りに三崎の街を買い物がてら散策してみました。この街に住む若者たちを中心とした町おこしが実り、以前よりも活気ある街並みになっているとの印象を持ちました。

 若い陶芸家の出店で作品を購入させていただき、また前々から気になっていながら長い行列に会い敬遠していた「Kば亭」に入ることが出来ました。マグロづけ丼、オコゼのあんかけ、刺身定食等を注文しましたが他の店に比べ格段に美味しい味に舌鼓を打つことが出来ました。この味であればあの行列も頷けると感じました。なお、会計処理にちょっぴり疑問符が付きましたが…。

 三崎での買い物帰りに毘沙門天等海辺の道をドライブしました。ここ三浦は冬でありながら青々と茂る大根畑の背景に連なるたゆとう群青の海はまさに春の景色であり、海の幸を含めて半島の豊穣さを改めて感じました。

 掲載した写真は「ジャンケン大会」で頂いた「お札の指輪」です。
コメント (2)
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