四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

父の日に

2015年06月21日 19時54分14秒 | 日々の歩み
 当初、今年の梅雨は「から梅雨」との予報がありましたが、結構雨の多い日々を迎えています。
今日は「父の日」でしたが、朝から団地の「草取り」のイベントがあり、花壇の雑草が繁茂し
前々から気になっていたこともあり細君共々参加しました。

 夏萩、錦糸梅、紫蘭、カンゾウ、紫陽花、エニシダ等々が狭い花壇を圧倒し溢れんばかりの状態でした。
日頃花壇の手入れを中心になって行っている細君のアドバイスのもとに、居住の奥さん方総がかりで
五割程度の間引きを行い、かなりすっきりした花壇となりました。

 草取りの終わった後、「すこやかん」に泳ぎに行き、スイミングとサウナで十分に筋肉をほぐしてきました。
スイミングでは、いつも目標としている1,800mほどを泳ぎ、ジャグジーやサウナでまったりと
くつろぐことが出来ました。
 ここは、プールのみでなくドライサウナ、ミストサウナ、ジャグジー、寝湯、さらに打たせ湯等々の施設と、
各種運動器具を備えたジムも併設されてい、て公共施設の中では高いグレードを保っています。

 泳いだ後、「父の日」の晩餐を時々行くレストランで行いました。これは細君の心遣いによるものですが、
すでに息子たちからは「父の日プレゼント」を頂いていましたので、二人で静かに食事をし「祝いの膳」と
しました。

 父の日は、ホワイトデーと同様な、母の日の対する商業イズムの策略とかつては思っていましたが…、
歴史的には 由緒ある休日であることは、昨年ブログで紹介しました。1966年、 アメリカ合衆国
第36代大統領リンドン・ジョンソンは、6月の第3日曜日を父の日に定めたとの事です。

 ちなみに、息子たちからは、夏用のブルゾン、父の日バージョンの焼酎、軽井沢高原ビールを中心とした
地ビールの詰め合わせ等を頂きました。ビールは早速味わってみましたが、作り手の気持ちが伝わってくる
美味しくまろやかな味でした。息子たちの成長と、その家族の心遣いを感じ、ほっこりとした気分に浸っています。

掲載した写真は息子たちから送られた、焼酎、ビールの詰め合わせです。
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私の短歌観 「相聞歌」について        

2015年06月09日 21時26分41秒 | 日々の歩み
 今回は、私が取り組んできた短歌について、少し触れてみたいと思います。

 短歌はつきつめれば相聞歌(恋歌)と挽歌から成ると言えます。
詩歌の流転に重なる人々の長い歴史の中で、愛し合う男と女が、とりわけ恋の
闇路に踏み入った二人が背負わなければならなかった過酷とも言えるしがらみ。
近松門左衛門の文学に代表される、美しくも痛ましい恋の道行の物語。
しがらみを打ち破れず、死への道行を余儀なくされる恋の結末が、悲恋の厳しさと
現実とを伝えてきました。

 それらのしがらみが取り払われたかに見える現代の風潮の中で、愛する二人が
純粋に己の感情をみつめ、確かな絆を結び合いより強固な愛の伝説が生まれ得る
のでしょうか。
この問いに対する一つの回答とも言いうる相聞の証しを、現代の状況の中で
短歌として紡ぎうるのか。
そんな無謀とも呼べる短歌を一つの夢物語として、自らも紡ぐことが出来ればと
不遜にも長いこと思ってきました。

 コンピュータのソフトウエア開発を生業としながら、長いこと自らの睡眠時間の
確保すらままならない、時間とのせめぎあいに埋没してきました。その中で、
子育ても含め家庭生活すら、その大半を細君に委ねおんぶにだっこの状態にあり、
家族と一緒に過ごすことすらままならない状態でした。
いきおい乏しい経験を小説や、記紀万葉、古今和歌集等の世界から、また、周辺の
友人たちから見聞きする恋物語に学びつつ、自らの空想物語の世界を短歌として
再構築する「背伸び歌」として長いこと詠ってきた感が否めません。

 そんな「背伸び歌」であっても、短歌誌への投稿、歌会やネットでの発表時に、
時には少なからぬ喝采を浴びることもあり、背伸びをして相聞歌を歌ってきた経緯が
ありました。
 私の短歌、特に恋歌とも言われる相聞歌は「憧れも含め物語として構築した」作品で
あり、実在世界を必ずしも反映したものでないことは言うまでもない現実です。

 短歌の行間に、ときには甘く、ときには哀しく、しかも感傷に堕さない調べをぬって
淡淡としたピュアな響きが伝わってくる相聞歌。文語のもつ緊張感とは趣を異にする、
しなやかな活き活きとした言葉が、その響きと艶を支える短歌を、一首でも詠めたらと
密かに思っているところであります。

掲載した写真は、過日「横須賀しょうぶ園」に細君と行って参りましたが、その際の
デジイチスケッチです。名称は「江戸系 町娘」です。
コメント (4)
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