四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

今年初めての「月下美人」

2024年07月14日 09時50分13秒 | 作詞、ユーチューブ

 2024年、今年初めての我が家の月下美人が一昨日2輪、昨夜3輪が続けて開花しました。
最初の二輪は、開花日を見誤り、朝に萎れた状態で発見し残念な想いがしました。今回も、細君が大胆に剪定しましたので開花はあまり期待していませんでしたが…、ブログ友のfumiel-shimaさんのお宅で6月5日に開花したとの記事に触れ、花芽を観察すると5~6個の花芽がありホッとしました。

 例年通り、つぼみは18時過ぎに綻びはじめ、21時過ぎには7~8割りの開花となりました。
このころには、月下美人特有の甘やかな香りが部屋に漂い始めました。 22時頃にはほぼ満開となり香りも、 花姿も雅な花がオーラを放ち、毎回のことながら見惚れていました。そして、日の変わる24時過ぎには早くも萎み始めました。

 
     「初めて咲いた 月下美人」

 私は眺め、写真に撮るのみですが、日々、丹精に世話をしてくれる細君と、年々歳々健気に咲いてくれる花に感謝の想いが湧きます。また、見るたびに新たな魅力が見出され、惹きつけられる花ですが、それは、わずか数時間にも満たない花の命を、懸命に咲き切る花の潔さ故かもしれません。

 この月下美人の儚げながらも、凛とした花のたたずまいを「詞」に紡いでみました。この詞をもとに一昨年、ブログ友のYokiさんに素敵なオリジナル曲を作曲して頂きました。一昨年Yokiさんのユーチューブで公開して頂き、このブログでも紹介いたしましたが、今年初めての開花に合わせて、改めて掲載させて頂きます。

 「月下美人の香り」
     作詞  :ショー・ジロー
     作曲&歌:yokiさん

 画像をクリックしますと「Youtube」を視聴できます。

  1.
   宵闇に ひらきはじめた   月下美人  
   甘い香りを漂わせ   一夜限りの命としらず  
   闇にのびゆく花びらは   炎のように揺れている   
   憂いもつ君に君に似て   その刹那に命を燃やす

  2.
   花びらの 白さ際立つ   月下美人  
   雅な香り漂わせ   一夜限りの夢に酔う  
   闇を切り裂く花びらは   炎のように燃えている   
   儚さは君に君に似て   その刹那に命を燃やす

  3.
   花びらが 耀き放つ   月下美人  
   深い香りを漂わせ   一夜限りのものがたり
   闇を照らせる花びらは   炎のように 凛として   
   気高さは君に君に似て   その刹那に命を燃やす

 ***********************************
  月下美人の花言葉は「艶やかな美人」「はかない恋」だそうです。
  なお、拙い詩ですが、著作権は放棄していません。
  無断転載等はご遠慮願います。転載いただけるのであれば、あらかじめ
  当方へ連絡を頂き「ポエット・M」の作者名を明記して頂ければ
  嬉しいです。
 ***********************************

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「黄昏色の秋」によせて・・・

2023年11月04日 12時00分42秒 | 作詞、ユーチューブ

先に、このブログで上記題名の詩を紹介させて頂きましたが・・・、今回もYokiさん作曲、じいじさん演奏により素敵な曲に仕上げて頂きました。

前にも触れましたが、コロナ禍により、諸々のイベントが中止となる、かなりの前にルシア塩満さんによる「アルパコンサート」が横須賀の、さるカトリック教会で開催されました。
本場パラグアイで修行された、ルシア塩満さんは多方面から 日本の随一のアルパ奏者として認められている方ですが、そのたおやかさなの中にある力強い演奏には圧倒されるものがありました。なお、アルパはインデアンハープともよばれる南米の民族楽器です。

その、ルシア塩満さんが作曲された曲が「黄昏色の秋」でした。その曲についてのトークと演奏を聴き、とっさに浮かんだイメージをメモッタのが、今回の「黄昏色の秋によせて」の詩でした。書きなぐりの詩でしたので、作曲に適さないものでしたが、Yokiさんのアドバイスを頂きながらなんとか「歌詞」として編集してみました。

今回もYokiさん作曲、じいじさん演奏による曲を紹介させて頂きますので、ご視聴頂けたら嬉しいです。

「黄昏色の秋」によせて

  作詞     *ショー・ジロー 
  作曲&歌  *yokiさん 
  ギター伴奏 *じいじさん

1. 茜に染まる秋の黄昏  
  季節のたそがれに     
  私はひとり あなたを思う 
  過ぎ去った日が あまりに眩いから         
  明日を思い煩うこともなく      
  今日の日を静かに生きることで    
  私は幸せ                
  その想いのみいだき続けて・・・   

2. 黄昏色の光の底で  
  アルパの音(ね)を聴いて  
  私はひとり 人の秋を思う 
  老いるには いまだ生々しさも     
  捨てきれず かかえているわ
  あなたが今でも好きだから 
  私は幸せ          
  その想いのみいだき続けて・・・ 

3. 黄昏のわたしの影は    
  つらい哀しさも               
  ただ…黙って 見つめてくれた 
  あなたを愛し それゆえ別れた     
  あの思い出は今もほろ苦い            
  そんな別れがないならば         
  こんなにも深く
  あなたへの愛 感じたでしょうか


               了

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「黄昏色の秋」によせて

2023年09月24日 11時48分45秒 | 作詞、ユーチューブ

 コロナ禍により、諸々のイベントが中止となるかなりの前になりますが…、ルシア塩満さんによる「アルパコンサート」が横須賀のさるカトリック教会で開催されました。
 本場パラグアイで修行された、ルシア塩満さんは多方面から 日本の随一のアルパ奏者として認められている方ですが、そのたおやかさなの中にある力強い演奏には圧倒されるものが ありました。また、ケーナ、サンポーニヤのプロ奏者の方も参加されていました。


 このコンサートは滞日外国人支援のチャリティを目的としたもの ですが、普段は広いと感じられる教会が満席となり、回を追うごとに 地域に溶け込み、根強いファンに支えられているとの印象がありました。 
 「アルパ」はご存知の方も多いと思いますが、中南米諸国で 広く使われている民族楽器で小型のハープのことです。 弦の本数は36本から38本で、大きさはクラシック演奏等で使われる ハープをひとまわり小さくした程度です。


 コンサートは二部構成で行なわれ、日本でも良く知られている 「コンドルは飛んで行く」をはじめ、あらかじめプログラムされた 15曲と、アンコール3曲、合せて18曲の演奏でした。 伸びやかで甘美、それでいて哀愁を帯びた演奏に、さらに塩満さんの 軽妙で切れ味の良いトークに酔わせて頂きました。特に「カスカーダ」「ソル・ナシエンテ」、そしてルシア塩満さん 作曲の「黄昏色の秋」には涙ぐむほどの感動を誘われました。


 「黄昏色の秋」の演奏中、ルシア塩満さんのトークを踏まえ、その曲に触発されて浮かんだイメージを、即興で詩として記して見ました。一人の女性を主人公とした小さな物語ですが・・・、勝手な思い込みの部分も多々ありますが、メモから一端を記してみました…。

 「黄昏色の秋」によせて

   茜に染まる秋の黄昏
   季節のたそがれに
   私はひとりあなたを思う
   過ぎ去った日々が
   あまりに眩いから
   明日を思い煩うこともなく
   今日の日を静かに生きることで
   私は幸せ
   その想いのみをいだき続けて・・・

   黄昏の光の底で
   アルパの音色に酔い
   季節の秋に
   人の秋へ思いをはせる
   老いるには
   未だ生々しさも捨てきれず
   あなたへの思いに
   また帰っていく
   あなたが今でも好きだから
   その想いのみいだき続けて・・・

   黄昏に伸びる私の影は
   寂しさも哀しさも
   ただ黙って
   見つめてくれた
   あなたを愛し それゆえ別れた
   あの思いは今でもほろ苦い
   でも別れなければ
   こんなに深くあなたへの愛を
   確認できたでしょうか
   その想いのみをいだき続けて・・・
           了

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「生きてる限り」

2022年08月13日 16時29分22秒 | 作詞、ユーチューブ
「若い友人たちへのエール」

 ロシアのウクライナ侵略戦争やコロナ禍、さらに物価高、それらに伴う倒産件数の
増大等々私達庶民をめぐる状況は「厳しい」の一語となります。なお「新自由主義」を
掲げる政権の政策も、内容がいまひとつ明確にされないもどかしさがあります。
また、若者たちの自殺者も増大しつつあり、日ごろボランティア等々様々な場面で
接する彼らの、ひっ迫状況を見聞きする中で、私達が経験した閉塞感を上回る厳しい
現状を感じた次第です。

 かつて、森山直太朗さんの「いっそ小さく死ねばいい」の曲が、一時話題を呼んだ事が
ありましたが、人の死に大小は無いと思っています。いのちを二つ持つことの出来ない
私たち。一つしかない、このかけがえの無い命を抱えて、これら状況下の重苦しい
暗闇にも似た今の時代を凌いでいかなければと思っています。

 淋しさや、哀しさに打ちのめされながらも、眠れぬ夜を凌いで懸命に 今を生きている
若い友人達。私にとっても大切な君達へ、ささやかなりとも エールになればとの思いから、
拙いけれど心こめてこの詞を贈りたいと 思います。
なお、この詞は皆さんのご意見を頂きながらブラッシュアップし、曲作りに繋げて
いければと思っています。
Kenさんをはじめ皆様のご意見を賜りたいと思います。


「生きてる限り」
  1. 淋しさに打ちのめされて
    眠れぬ夜を
    いくつ重ねて来たのだろう
    信じたやつに裏切られ
    愛した人とも 泣く泣く別れ
    この街に
    とけ込みきれない哀しさと
    出口の見えない暗闇で
    もがき苦しみ 沈んだ日々よ
    でも、今日会った君に
    微かなぬくもり見てからは
    出口を探す勇気も湧いた
    一度の出会いがこんなにも
    力をくれるものならば
    生きてくことも捨てたもんじゃない

  2. 苦しさにのたうちまわり
    眠れぬ夜を
    いくつ重ねて来たのだろう
    信じたやつに騙されて
    愛した人とも 泣く泣く別れ
    この街に
    とけ込みきれない哀しさと
    出口の見えない暗闇で
    淋しさかかえて 沈んだ日々よ
    でも、今日会った君に
    心をとかす温もりと
    人を信じる清しさをみた
    一度の出会いがこんなにも
    力をくれるものならば
    生きてくことも捨てたもんじゃない

  3. 切なさに押しつぶされて
    眠れぬ夜を
    いくつ重ねて来たのだろう
    信じたやつに逃げられて
    愛した人とも 泣く泣く別れ
    この街に
    とけ込みきれない哀しさと
    出口の見えない暗闇で
    心閉ざして 沈んだ日々よ
    でも、今日会った君に
    心ふるわす楽しさと
    挑む力と勇気をもらう
    一度の出会いがこんなにも
    力をくれるものならば
    生きてくことも捨てたもんじゃない
    
    生きてくことも捨てたもんじゃない


        了 
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今年初めての「月下美人」咲く

2022年07月08日 20時12分56秒 | 作詞、ユーチューブ

 本日午前11時半頃、安倍元総理は奈良県にて参院選に向けての演説中に狙撃され
心肺停止の状態で大学病院に搬送されました。
 一方、現場では、かつて海上自衛隊に所属していた奈良市の山上徹也容疑者(41)が
殺人未遂の疑いで逮捕されました。山上容疑者は手製の拳銃のようなもので安倍元総理を
銃撃していて、今後、取り調べを通じて動機等を解明する方針とのことです。
その後、安倍元総理は入院先の病院で17:03死亡が確認されました。
どんな事由があるにせよ、暴力で言論を封殺し、民主主義の根幹でもある選挙戦の最中、
政治家に向けて問答無用の殺人という蛮行は、あってはならないし個人としても強く
非難致します。
改めて故人のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。

 こんな状況下で、花の話は恐縮ですが…。
今年初めて、我が家の月下美人が過日一輪開花しました。当初、花芽は5輪ほど付いていましたが、折からの熱波に負け、次々と花芽を散らし一輪を残すのみとなりました。
昨年11月、咲き終わった月下美人を、細君がその幹と葉をかなり大胆に選定しましたので、
開花はかなり遅れるとの予測がありました。しかし、6月中旬に幾つかの花芽を見つけた時は、正直ホッとした記憶があります。

 ちなみに、つぼみは18時過ぎに綻びはじめ、21時過ぎには7~8割りの開花となりました。
このころには、月下美人特有の芳醇で甘やかな香りが漂い始めます。 22時頃にはほぼ満開となり香りも、 風姿も雅な花が圧巻のオーラを放ち、しばらくは見惚れていました。そして、日の変わる24時過ぎには早、萎み始めました。

 細君の丹精故でもありますが、年々歳々咲いてくれる花ですが、見るたびに新たな魅力を
見出し、惹きつけられる花は他にあまり例がありません。 それはわずか数時間にも満たない
花の命を、装いを極め懸命に咲く、その花の見事さ故かもしれません。 正に、開花の刹那に
命の限りを尽くす、孤高の花の矜持と、生きざまに諭される思いです。 サボテンにも似た
月下美人の平板な葉を改めて眺めると、あの大輪の花を育む造化の不思議を今更ながら感じます。


 この月下美人の儚げでいながらも、凛とした花のたたずまいを「詞」紡ぎ、かつてYokiさんに素敵なオリジナル曲を作曲して頂きました。先に、Yokiさんのユーチューブで公開して頂き、このブログでも一度紹介いたしましたが、今年初めての開花に合わせて、再度掲載させて頂きます。

 「月下美人の香り」
     作詞  :ショー・ジロー
     作曲&歌:yoki

 画像をクリックしますと「Youtube」を視聴できます。



  1.
   宵闇に ひらきはじめた   月下美人  
   甘い香りを漂わせ   一夜限りの命としらず  
   闇にのびゆく花びらは   炎のように揺れている   
   憂いもつ君に君に似て   その刹那に命を燃やす

  2.
   花びらの 白さ際立つ   月下美人  
   雅な香り漂わせ   一夜限りの夢に酔う  
   闇を切り裂く花びらは   炎のように燃えている   
   儚さは君に君に似て   その刹那に命を燃やす

  3.
   花びらが 耀き放つ   月下美人  
   深い香りを漂わせ   一夜限りのものがたり
   闇を照らせる花びらは   炎のように 凛として   
   気高さは君に君に似て   その刹那に命を燃やす


 *************************************
 月下美人の花言葉は「艶やかな美人」「はかない恋」だそうです。
 なお、拙い詩ですが、著作権は放棄していません。
 無断転載等はご遠慮願います。転載いただけるのであれば、あらかじめ当方へ
 連絡を頂き「ポエット・M」の作者名を明記して頂ければ嬉しいです。
 *************************************

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「月下美人の香り」の曲、ユーチューブ公開

2021年08月24日 10時00分21秒 | 作詞、ユーチューブ
「月下美人の香り」
   作詞  :ショー・ジロー
   作曲&歌:yoki


先にブログでも報告させて頂きましたが、先月の満月の夜、我が家の「月下美人」が
六輪一斉に開花しました。
宵につぼみを膨らませ、夜半満開に向い、深夜1時過ぎには大輪の花を閉じ始める
文字通りの一夜花です。艶やかな純白の花弁、黄金の雄蕊と、白の雌蕊の
コントラストも見事な花でもあり、甘やかで、雅びな香りを漂わす気品に
満ちた花であります。

この花に寄せて、私の視点から何とか詞を紡いでみようという、身の程知らずの
挑戦を行い前回、ブログに掲載させて頂きました。月下美人の儚げでいながらも、
凛とした花の姿を、言葉に表し「詞」に昇華することの難しさを改めて思い
知らされました。

この詞に、ブログ友のkenさんからのご意見も頂き、さらにYokiさんからの
ご提案もあり、若干の手直しをさせて頂きました。
私の詞をもとに、素敵なオリジナル曲を3曲も作曲して頂いたYokiさんに、
今回も、お忙しい中協力して頂き、素敵な曲に仕上げて頂きました。
Yokiさんのユーチューブに、既に公開して頂きましたので、このブログにも
掲載させて頂きます。


「月下美人の香り」
   作詞  :ショー・ジロー
   作曲&歌:yoki

 画像をクリックしますと「Youtube」を視聴できます。



1.
 宵闇に ひらきはじめた   月下美人  
 甘い香りを漂わせ   一夜限りの命としらず  
 闇にのびゆく花びらは   炎のように揺れている   
 憂いもつ君に君に似て   その刹那に命を燃やす
2.
 花びらの 白さ際立つ   月下美人  
 雅な香り漂わせ   一夜限りの夢に酔う  
 闇を切り裂く花びらは   炎のように燃えている   
 儚さは君に君に似て   その刹那に命を燃やす
3.
 花びらが 耀き放つ   月下美人  
 深い香りを漂わせ   一夜限りのものがたり
 闇を照らせる花びらは   炎のように 凛として   
 気高さは君に君に似て   その刹那に命を燃やす

******************************
月下美人の花言葉は「艶やかな美人」「はかない恋」だそうです。
コメント (16)
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