第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その182 ネット歌会)
短歌の返歌を歓迎します!!
☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
☆☆☆ 返歌の投稿、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
☆☆☆ 「ネット歌会」の「返歌」について
「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式では
なく、「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」する
という自然発生的な歌会です。従って掲載された歌の中で自分に響く
ものがありましたら、それへの返歌として大いに詠んで頂き第二部の
コメント欄に記入して頂ければ幸いです。飛び入り歓迎です。
☆☆☆「水曜サロン」の「はてなblog」への全面移動の件(再掲載)
先に予告させて頂きましたが、goo blogの停止に伴い次の通り
移動を実施致したく、各位のご協力を宜しくお願い致します。
〇6月4日(水)掲載から「はてなblog」に移動致します。
移動先はこちらです=> 四季の彩り
なお、一部、二部とも同時に移動致します。
従って6月3日(火)までは「goo blog」へ投稿願います。
〇6月4日(水)以降の投稿は「はてなblog」のコメント欄へ
投稿願います。なお、goo blogは6月末まで参照可能です。
〇「はてなblog」はIDを登録し、パスワードが設定出来れば
各位のblogの移動が完了していなくても、投稿は可能です。
〇不明の点は遠慮なくお尋ね願います。
☆☆☆ 「はてなブログ始め方公式解説」(保存してください)(再掲載)
https://blog.hatenablog.com/entry/2020/08/21/180000
以上を読んで、その文中の「はてなユーザー登録」ボタンを押す→
「はてなユーザー登録画面」が出たら
〇はてなID決める(独自のものを決めて下さい)
〇パスワード決める(忘れないようにメモして下さい)
〇メールアドレスを決める(ご自分で今使っているもの)
これで登録が出来ます。
「咲き初める薔薇 アイスバーグ」
☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
注) ☆:元歌 ★:返歌
☆家の前一面キャベツ畑なり 紋白蝶が群れてひらひら
西BOOさん
★ふわふわのキャベツを胸に友がくる 春さわやかな笑顔とともに
夕庵さん
★御近所に畑採りたてきゅうり貰う 曲がっていてもみずみずしさよ
西BOOさん
★木熟しのトマトは美味し爺さまの もぎたての味あの夏の空
夕庵さん
☆夢の中 ハッピーセットのちいかわを 孫が手に取り笑顔溢れむ
西BOOさん
★ちいかわのハッピーセットを買い占めて 転売をする馬鹿げた話
夕庵さん
★当日に売り切れとなるちいかわに メルカリながめ手を出しかける
西BOOさん
★母と子は揃いのちいかわソックスで 麦わら帽子の公園デビュー
夕庵さん
★上の孫 すみっコぐらしの掛け算の 絵本片手に「もう覚えたよー」
西BOOさん
★かけ算の九九はトイレや部屋の壁 正しく言わねばご飯おあずけ
夕庵さん
☆大屋根にバンド行進のみならず
なわとびにてもギネス更新
西BOOさん
【詞書】万博の大屋根リングを使ったイベント、ブラスエキスポや
なわとびでのギネス記録挑戦がありました。たくさんの人が
参加しての企画でしたが、これで終わりではないですよね~。
きっと何かまた楽しい企画があるのだろうと思います。例え
現地に行かなくとも、ニュース等で見るだけでも面白い事が
まだまだあるんじゃ無いかな?とインドア万博ウォッチャーな
私などは思うわけです。
★なわとびやブラスバンドが大屋根の
リング沸かせて次は何かな?
ちがやねこさん
☆17、31素数の孤独
秋風にこぼれる 露漏る月
自閑さん
【詞書】eureka!!
“発見”では勿論ありません。でも素数達が集まって、俳句や短歌の
体を成しているのが、その575と57577の数の音が並ぶと世界にも
稀な短い“詩”、俳句と千数百年前からの歴史を持つ和歌をルーツに
持つ短歌になる…。大っっっっっ嫌いな数学が、大好きな自然の中に
存在する(まあ、「そうだ」と理解はできますが)という
“フィボナッチ数列”の話もさることながら、俳句や短歌も“数学”を
内包している…という驚き…。数学的な能力は無きに等しい私は
ただただ「あら~…そうなんや~…😲」というばかりです。
(星や宇宙やらの歌作りますが、「綺麗やな~不思議やな~」の域を
出ません😅)
★17と31の素数成す
5も7も素数
言われてみれば!
ちがやねこさん
☆ネモフィラにつづく夏空 遠き日の妣(はは)縫ひくれしワンピースの青
みっちっちさん
★涼やかなドット模様のワンピース 自慢の手づくりきみ待つディナー
夕庵さん
★公園にまだ来ぬ君よ 薫風に白ワンピースふはり君待つ
みっちっちさん
★雑踏に人探すことあきらめて その雑踏へ吾(あ)も紛れゆく
夕庵さん
★雑踏の中から君が駆けてくる 光輝く君だけ見つむ
みっちっちさん
★エレベーターの君とふたりの空間に 青いそり跡ばかり見つめて
夕庵さん
★落日に染むる横顔見つめつつ エレベーターはふたりの世界
みっちっちさん
★目を伏せた君の横顔せつなしよ 言うべき言葉失ったまま
夕庵さん
★図書館に君の横顔 盗み見し 読書のふりの遠き日の我
みっちっちさん
★横顔の美しき男(ひと)なり 気がつけば想いだしをり
雨は終日(ひねもす)
夕庵さん
「薔薇 ホワイトウイングス」
☆初夏の風さやかに受けて告白す レモンスカッシュ 飲み干してすぐ
みっちっちさん
★言いたきを我慢したのちガブ飲みの 飲料水さえ喉につかえる
夕庵さん
★君が好き 言いたき言葉飲み込みて胸はち切れむ涙ひと筋
みっちっちさん
★うれしくてながす涙と哀しみの 涙の味はこんなに違う
夕庵さん
★哀しみは涙で流し 嬉しさは 涙で倍に増へるといいな
みっちっちさん
★海よ海 涙をさらって行けばいい 明日は必ず陽の昇り来る
夕庵さん
★はるかなる海の向こうの蜃気楼 父母の顔やさしく見ゆる
みっちっちさん
★亡き父母のしきりに浮かぶこんな夜は
やさしい言葉でアルバムを繰る
夕庵さん
★アルバムの父と母との真ん中に 笑顔の我の至福を偲ぶ
みっちっちさん
★若き日のあどけなき写真眺めをり 過ぎこし日々は夢とながれて
夕庵さん
☆若楓のみどりのトンネルそぞろゆく耳に新し風の旋律
夕庵さん
★廃線のトンネル出れば新緑の 光眩しきハイキング日和
みっちっちさん
★廃線に観光トロッコ走らせて 呼びものとなる鄙の温泉
夕庵さん
☆雛罌粟(コクリコ)は風誘うがになびきつつ
梅雨に間のある谷戸を染めゆく
ポエット・M
註)長雨と眺めを掛けさせて頂きました。よろしくお願い致します。
★五月とて真夏日続き 紫陽花を待ちながめたる迎え梅雨かな
西BOOさん
★皐月にも 真夏日おおう列島は 熱帯気候に組み込まれゆく
ポエット・M
☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆
「咲き初める カキツバタ」
「一握の砂」石川啄木 鑑賞(16)
「一部」の文字数制限により、今後こちらに掲載致します。
「一握の砂」から、三首づつ短歌を抄出し紹介させて頂きます。
抒情短歌の原点を味わいつつ、学んで参りたいと思います。
なお、私の師でありました野村泰三、冷水茂太両氏の師、土岐善麿
(土岐哀果)は、石川啄木の遺稿刊行に尽力するなど、啄木の才を
認め、お互いにリスペクトするなかでした。
三行分かち書きのスタイルは、土岐哀果のローマ字歌集『NAKIWARAI』
をヒントにしたとされています。
腕拱くみて
このごろ思ふ
大いなる敵目の前に躍り出でよと
手が白く
且つ大なりき
非凡なる人といはるる男に会ひしに
こころよく
人を讃てみたくなりにけり
利己の心に倦るさびしさ
【運営にあたって】
(1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
(2) 「水曜サロン」に掲載された短歌への返歌を「第二部」のコメント欄へ
投稿願います。出詠頂いた返歌は、そのまま掲載します。
(3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
(4) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
(5) 掲載順序は原則、本ブログのコメント欄への到着順と致します。
(6) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
了
返歌を詠ませて頂きたいと思います。
☆「白浜はパンダが居るよ」の安心感 一挙に暗転 サヨナラなんて… ちがやねこさん
★パンダよりペンギン好きな私には 「変わり者だ」と妻より烙印 西BOO
よろしくお願い致します。
返歌を詠ませて頂きたいと思います。
☆新緑の奥にひっそり蕎麦処 七味多めの掛け蕎麦の味 みっちっちさん
★残業の帰りはいつも蕎麦屋さん 立ち食いなれど出汁がきいてる 西BOO
現役時代を懐かしんで詠ませて頂きました。よろしくお願い致します。
西BOOさんへの返歌です
☆残業の帰りはいつも蕎麦屋さん 立ち食いなれど出汁がきいてる
西BOOさん
★知らぬ者同士の安らぎ 立ち食いの蕎麦に心も身も温もりぬ
みっちっち
よろしくお願いいたします
☆勧修寺の庭に息づく氷室池 一面睡蓮群れ飛ぶトンボ 西BOOさん
★勧修寺の睡蓮見たのはいつの日か おぼろに浮かぶ小暗き池を 夕庵
☆ひむがしの曙を見つ 神棚の水を替えつつお札給わむ 西BOOさん
★朝夕に祈るひと日の無事たるを 念入りに磨く仏壇の艶 夕庵
よろしくお願いいたします。
☆消えかかる母の名残る物差しよ 五月雲(さつきぐもり)の針箱の奥 みっちちさん
★鏡台に母の形見の柘植の櫛 毎朝 梳きぬ同じ仕草に 夕庵
よろしくお願いいたします。
☆新緑の 木々が芽吹き 葉が満ちて 渓流沿いの 爽快さ味わう 浅間山明鏡止水さん
★渓流に釣糸投げて時を待つ 木陰に憩えば緑風の過ぐ 夕庵
よろしくお願いいたします。
早々に、素晴らしい返歌を頂戴し、誠に有難う御座います。
早々に、素晴らしい返歌を頂戴し、誠に有難う御座います。返歌を詠ませて頂きたいと思います。
☆勧修寺の睡蓮見たのはいつの日か おぼろに浮かぶ小暗き池を 夕庵さん
★亡き父がお寺参りが趣味故に 氷室池にて合掌したやも 西BOO
よろしくお願い致します。
☆亡き父がお寺参りが趣味故に 氷室池にて合掌したやも 西BOOさん
★勧修寺の「大いに危険」の立て札を 思い出したり古池巡りに 夕庵
よろしくお願いいたします。
夕庵さんへの返歌です
☆鏡台に母の形見の柘植の櫛 毎朝梳きぬ同じ仕草に
夕庵さん
★晩年の父と散歩をせしことを 父の形見の柘植のステッキ
みっちっち
よろしくお願いいたします