四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

祝いの膳

2020年01月16日 20時03分02秒 | 日々の歩み
昨日、15日は私の誕生日でした。

この年代になると、誕生日は嬉しさよりも、あと何回この日を迎えることが出来るのかとの思いが
強くなるのが率直な思いです。それでも細君や息子たち家族が、何かと心配りしてくれ嬉しさが
こみ上げてきます。

今回も次男夫婦が、誕生日祝いを兼ねて誕生日の前週に、海辺の観音崎京急ホテルの
スパでゆっくりとした後、近隣で美味しいと評判のお寿司屋さんに予約を入れてくれ、
細君ともども寿司とお酒のうたげを共にしてきました。

お寿司と言えば、最近は回転ずしがほとんどですが、ここのお店では茶碗蒸し、お造りから
始まるコースにも似たお寿司をメインとしたお料理は、本マグロのマグロづくしは言うまでもなく、
いずれのお寿司も絶品と呼ぶにふさわしく文句なく美味しかったですね。卵焼きの一品料理も
出汁の味が濃厚で、私たちが日ごろ味わう料理の域を超えているとの印象を持ちました。

車で来たこともあり、代行運転を頼もうとの次男の提案もありましたが、細君はお酒をあまり
飲まないことから、今回は細君に運転を頼み、次男夫婦と私はお酒を飲まして頂きました。
素敵な料理と、美味しいお酒で誕生日を祝って頂き、恐縮しながらも嬉しい限りでした。

昨日の誕生日当日は、幾つかのプランがあったのですが、一番安らげるとのことで細君と
話し合い二人で「湯楽の里」というスパに入り、その施設にある「天風」というレストランで、
ささやかな誕生祝を行いました。

少し早めにスパに着き、施設の二階にある露天風呂から、冬の日差しを浴びてたゆとう釣り船を
浮かべた、東京湾をゆったりと眺めることが出来ました。ここのスパからは千葉君津・富津工業団地、
横浜みなとみらい、上大岡、横須賀の街並み、さらに丹沢山系の上にそびえる富士山も眺められます。
まさに絶景が広がる絶好のロケーションに露天風呂があります。

この日はウイークデーでもありましたので、いつもの混雑もなく快適な空間の中でゆったりと
過ごすことが出来ました。天然温泉の露天風呂、ドライサウナ、塩サウナ、寝湯、ジャグジー、
岩盤浴等々の施設も揃うスパは、やはり癒しの空間としては優れていると実感しました。

スパでくつろいだ後、一階の海を一望できるレストランで、この店のお勧めのご膳料理とお酒をいただき、
細君と二人でささやかな宴としました。
リーズナブルの割には、いずれの料理も板前さんの心意気が感じられる丁寧な味付けがされ、
美味しく楽しく頂きました。今回も運転は細君に依頼し、私はビール等を頂きました。
毎回車の運転を依頼し申し訳ない次第ですが、風呂上がりの一杯のおいしさには勝てずに、
恐縮しながらも甘えてしまいました。


二回にわたり誕生日祝いをしていただき、感謝しつつ嬉しさをしみじみと味わった次第です。
こんな情景を短歌に詠んでみました。
 ☆夕凪にたゆとう船といさり火は 瞬きつつも街に溶けいる
 ☆はにかみの想いもありて誕生の 祝いのうたげ 笑みを秘めいる
 ☆妻ともに祝いの膳を囲み入る この静寂をともに愛しむ
コメント (2)
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三浦半島からの富士山、そして友の・・・

2020年01月11日 10時42分03秒 | 日々の歩み
早いものですね。令和二年が明け既に10日が過ぎ、成人式を含む三連休となりました。
年末年始の連休でなまった身体のリハビリを兼ねて水泳や、散策に日々を送っています。

そんな中で、天候もよく、富士山の眺望も期待できそうとのことで、細君と共に
三浦半島諸磯湾にデジイチ・スケッチに行ってまいりました。
心配した雲も、ガスもなく、久しぶりにくっきりとした富士山の全容が見て取れました。
幾人かの同好の士の姿もありましたが、海の畔の撮影スポットはたまたま空いていたため、
そこに陣取り何枚かの撮影をしました。

このポイントは撮影のベストスポットではありますが、道路わきでもありウイークデーにも
関わらず車の往来が多く、道路わきに車で待つ細君の心配もあり早々に切り上げ、他の
場所に移りました。





そこは富士の眺望はいいのですが、テトラポット等の人工物が多く撮影にはイマイチの
場所でした。それでも何枚かの撮影を試みましたが、しっくりせず他に回りました。





横須賀走水にも東京湾を挟んでのベストスポットがあるのですが、既に撮影者が
多数おり、車も止められない状態でしたので残念ながらパスしました。
先に撮影した写真を掲載させて頂きます。



なお、隣り合って住み長いこと家族同様に親しくお付き合いいただいた、お隣のご主人が
昨年の奥様に続いて、三か月も経ずして身罷りました。
自らも癌を患いながら奥様を慈しみつつ、身を削るように日々看病を続けたご主人の姿は、
身近にいた私たちには、まさに夫婦の理想形に見えました。
その方が松の内も明けぬうちの黄泉へ旅立ったことは、私たち夫婦や息子たちにとっても
衝撃的なことでした。

また、彼は教員としても多くの生徒たちに慕われ、私の次男にとつてもサーフィンの
師匠であり、サーフィン仲間には親子のようだと言われた方でした。
細君にとっても奥様ともども実の姉妹以上の親しいお付き合いをしていただいた、
かけがえのない友人でした。

この友の黄泉への旅立ちに五首の短歌を捧げたいと思います。
 ☆生徒らに自愛満ちたる眼差しを 注ぎし君の 歩み確かに
 ☆語らずも一隅照らす君が歩(ほ)は 生徒(こ)ら導きし偉大なる道
 ☆一隅を照らすに似たる歩(ほ)をかさね 君の拓(ひら)きし偉大なる道
 ☆慈しむ思いのたけか 先に逝く 妻をたずねて 黄泉へ急ぐや
 ☆妻思い身を削るがに看取りたる君が歩みは慟哭を超え

改めて友のご冥福をお祈り申し上げます。
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初日の出クルージング

2020年01月03日 20時19分54秒 | お出かけ
久里浜港から出港する初日の出クルージングに、細君と行って参りました。

下の写真は「東京湾フェリー」のネットより拝借した「かなや丸」の外観です。

東京湾フェリー(横須賀市久里浜港~富津市金谷港)の船上から眺める初日の出を期待して
夜明け前、AM 5:00に家を出発し、久里浜港には5:15に到着しました。運が良ければ、
初日の出に照らされた「紅富士」(初富士!)も観賞できるとのふれこみもありましたが…。
また、第1便6:40発のフェリーに乗船すると、なんと「船上より2度」初日の出を拝むことが
できるのだとの都市伝説?もあり、その期待もありました。

久里浜港では、初日の出クルージング先着300名に甘酒のふるまいがあり、私たちも、
その幸運に浴し美味しく頂きました。
到着後、乗船まで1時間20分強の待ち時間がありましたが、甘酒を頂いたり周辺の方たちとの
おしゃべりで過ごし、途中6:00乗船可能との案内があり、あまり待たされることもなく、
フェリーに乗り込むことが出来ました。

元旦の日の出は6:51ごろとの情報もあり、それまでに晴れることを祈ったのですが、
あいにく東の空は厚い雲に覆われたままでした。それでも、雲間からの日の出を期待し
金谷港を目指しました。

白みはじめた東の空は、残念ながら日の出を眺められる状況ではなく、東京湾上に
蜃気楼のように浮かぶ、木更津のプラントやビルの景観、さらに海と雲の撮影に
時間を費やしました。

初日の出クルージングの人気を反映してか、この日の乗船者はほぼ満杯に近く若いメンバーの
姿も多く、祭り気分にも似た一種の熱気を感じました。

東京湾上は結構な風速もあり、寒さが厳しい状況でしたが、途中で遭遇した金谷港からの
フェリーを撮影したり、東京湾上に浮かぶスカイツリーを探したり、さらにフェリーを
目指して飛ぶカモメを追ったりと結構楽しみながらのクルージングを行うことが出来ました。





『船上より2度見える初日の出』とは、東京湾上で1回目の「初日の出」を拝むことができ、
その後、フェリーが金谷港に近づくにつれ、房総の三大名山の一つ、鋸山から一度昇った
太陽がその陰に隠れ、しばらくして再び鋸山の山頂から顔を出し、2度目の日の出を迎える
という仕掛けのようです。
今回は一回目の初日の出は眺められませんでしたが、鋸山の山頂から顔を出した2度目の
日の出を、幽かにですが眺めることが出来ました。





今回は久里浜~金谷航路の往復乗船で相手港では下船しない「遊覧」をチョイスし、
初日を十分拝むことはかないませんでしたが、約1時間40分のミニクルーズを楽しむことが
できました。




コメント (2)
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今年も宜しくお願い致します。

2020年01月01日 20時37分22秒 | 日々の歩み
新春のお慶びを申し上げます。

令和二年の幕開けをお元気でお迎えのことと思います。

更新も滞りがちになりますが、今年も宜しくお願い致します。

立石海岸からの富士山の遠景をデジイチ・スケッチしました。
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