四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

第一部「口語短歌・水曜サロンの会」(その147)

2024年09月04日 06時01分59秒 | 短歌

第一部「口語短歌・水曜サロンの会」(その147) 短歌の投稿を歓迎します!!

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 短歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
 ☆☆☆ 「水曜サロン」は以下の通り第一部、第二部構成に区分して運営致し
     ていますので、それぞれに詠歌、返歌を出詠願います。
     第一部 「口語短歌・水曜サロンの会」:従来通り三首まで出詠願います。
     第二部 「ネット短歌」       :返歌専用です。
 
 「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている皆様の
 詠まれた短歌を、毎週水曜日に掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。
 短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、自由に
 短歌を投稿し鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと思っています。
 皆様の短歌の投稿と、歌評、ご意見、ご提案等をお寄せ頂ければ幸いです。


     「未だ咲く 八重酔芙蓉」

「ブログ友の投稿短歌 交流コーナー」

【短歌説明】浅間山明鏡止水さんご自身の説明です。
 源氏物語巻名歌は「源氏物語に登場する個性豊かな15~20人の女性たち」を
 中心に返歌を楽しみたいと思っています。主に光源氏と女性たちの贈答短歌が
 中心です。今週は源氏物語巻名歌から2首提出しますのでご指導よろしく
 お願いします。巻名歌は過去分と重複するところもありますが、返歌自体は
 新規で作成しています。私は再度研究しますので、返歌のみのご指導で簡潔に
 願います。
「2.帚木(ははきぎ)」
 長雨の降り続くある夏の夜のこと、源氏の宿直所に葵上の兄であり、
 源氏のよきライバルである頭中将が訪れた。頭中将が源氏に贈られてきた
 恋文を見つけたことから、やがて話は女性論になる。そこに好き者として
 知られる左馬頭と藤式部丞が加わり「雨夜の品定め」が繰り広げられる。
 話の中で、源氏は頭中将が後見のない女性と通じ子まで成したのだが、
 正妻の嫌がらせを受けいつしか消えてしまったという話を聞く。また、
 源氏は自分とは縁がなかった中流の女性の魅力を三人の経験譚から知り、
 中流の女性に魅力を覚える。理想の女性はなかなかいないと言う彼らの
 話を聞きながら、源氏は理想の女性、藤壺にますます思慕を寄せる。
 翌日、源氏は方違えのため紀伊守の別宅を訪れ、そこで紀伊守の父の
 後妻・空蝉が居合わせていることを知る。中流の女性への興味を
 募らせる源氏は、その夜半ば強引に寝所に忍び込む。その後源氏は
 空蝉の弟、小君を召し抱え空蝉との再会を狙うが、自身の身の程を知る
 空蝉はそれを許さなかった。源氏、十七歳の夏のことだった。
〇帚木の 心を知らで そのはらの 道にあやなく まどひぬるかな 光源氏
 註)近づけば消えるという帚木のようなつれないあなたの心も知らないで、
   園原への道に空しく迷ってしまったことです
〇数ならぬ 伏屋に生ふる 名の憂さに あるにもあらず 来ゆる帚木 空蝉
 註)しがない貧しい家(地名の伏屋に掛ける)に生えているということが
   情けのうございますので、いたたまれずに消えてしまう帚木なのでございます
(返歌)
☆燃え盛る拒まれるほど執着は 分かるはずもなく人妻の心
☆心には気持ちの高ぶり空蝉は 源氏への想い押し殺すも
                         浅間山明鏡止水さん
【解説】
 一首目の返歌、註)にもありますように、光源氏の歌は、空蝉の心を探り当て
 られず、彼女への思いに振り回されている、という光源氏の切ない心情が
 表現されています。
 これは、源氏物語全体を貫くテーマを象徴的に表している歌とも考えています。
 作者の返歌は、この光源氏の想いを「分かるはずもなく」と客観視して詠って
 いますが、光源氏の立場になって、もう一歩踏み込んで詠ってみましたが
 いかがでしょうか。
【ご参考】
 ★燃え燃えて高まる想いとどけるも かわしかわせる君ぞ恨めし
 二首目の空蝉の歌は、註)にもありますように、「近づくと消えてしまう帚木の
 ように」私はいないものと思って下さいと、源氏の求愛を拒み、自分の身分や
 立場を意識しながら、心を閉ざそうとしています。従って作者の返歌は空蝉の
 想いも大切にしながら「想い押し殺す」と、空蝉の心の奥底の葛藤等複雑な
 想いを推測しつつ詠った良い返歌と思います。

【詞書】暑さはまだありますが、秋の爽やかな空気が少しずつ感じられます。
  三首、出詠させて頂きます。
☆清秋の京都町屋の坪庭に 水琴窟の音さやかなり
☆はんなりと弥勒菩薩の指先の 動き出すごと秋澄みゆけり
☆秋天の苑に子を抱く聖母像 そのまなざしは深く優しく
                         みっちっちさん
【解説】
 「水琴窟」「弥勒菩薩」「聖母像」をテーマに、微かに兆す秋の気配を
 情趣豊かに詠んで頂きました。
 特に二首目の歌、弥勒菩薩が優しく微笑みながら、何かを指し示すような
 仕草をした途端、秋の空気が澄み渡り、清々しい季節へと変わっていく…。
 作者は、この光景を目にした瞬間の感動や、心の変化を、仏像の動きと
 自然の移ろいを重ね合わせることで繊細に表現しています。
 また、弥勒菩薩の静的な美しさと、秋の自然の動的な変化を対比
 させながら、両者を結びつけることで、独特の世界観を作り出して
 印象的な歌になっています。「はんなり」の表現も効いています。
 一首目の「水琴窟」。季節により音が変わると言われていますが、この
 初秋の季節の
音を聞いてみたくなりますね。

【詞書】こおろぎを詠ませて頂きました。
☆こおろぎの音も鳴り響く夜とても「暑い暑い」と言っているよな
【詞書】台風10号を詠ませて頂きました。
☆台風の進路にあたる予報にて 大きな渦に不安が募る
【詞書】台風10号を詠ませて頂きました。
☆乾電池 追加購入するか否 備蓄とともに迷走台風
                         西BOOさん
【解説】
 追加分も含めて「こおろぎ」「台風10号」「迷走台風」の旬なテーマに
 ついて三首詠んで頂きました。
 一首目の歌、この季節、本来なら初秋の趣を誘うコオロギの音も、今年の
 炎暑の下では、詠われているように「暑い暑い」と聞こえてしまいますね。
 ユーモアを滲ませながら、異常気象をさりげなく詠うことに成功している
 歌と感じました。 
 三首目の歌、今回の台風10号は観測史上最大規模と言われていましたが、
 その規模のまま九州に上陸し、同時に発生した竜巻と共に甚大な被害を
 もたらしました。その後紀伊半島へ再上陸し8月31日現在、進路が
 定まらず迷走を続けています。この状況を踏まえて詠われていますが
 「備蓄とともに迷走台風」には作者の戸惑いと、実感が篭もっています。
 「記録詠」としても詠んでいきたいテーマです。


     「咲き残る 白桔梗」

【詞書】8月下旬に入った頃のある日、姉の家を夕刻に出て、買い物が
  あったので急ぎ商店街へ行こうと“あじろぎの道”を自転車で走って
  いると、お客さんを乗せた遊覧船が下流に向かい出していて、先へ進むと
  もう1隻の遊覧船と、日没直前の日の光の中で準備をしている鵜舟
  (鵜匠さんや鵜たちを乗せた舟)を見ました。もう薄暗い川の上でまだ
  篝火は点けずに準備している鵜舟と鵜飼いが始まるのを待つお客さん
  達が乗る遊覧船は、暑い日ではありましたが少し涼しい川風に静かに
  揺られていました。
  大雨や台風などの影響で、中止になることも多いですが(8/26には台風を
  見越して中止。まだ続いてるかも)、少しでも多くの方が鵜飼いをみられ
  ますように…と思わずにはいられません。雨がこのあたりに降らなくても、
  水量で開催するしないが決められるから天気が良くても無かったり
  しますし…。なかなか大変なようですが。鵜飼いの関係者の皆さん…
  頑張って下さい…。
☆火を入れぬ鵜舟と客船
      薄暗き日暮れの宇治川 風に吹かれて
【詞書】8月29日に、NIKKEIサイエンスの「8/26にJAXA、探査機SLIM運用の
  終了を発表した」というネットニュースを見ました。日本初の月面着陸を
  果たした無人探査機「SLIM」の活動をすべて停止する指令を地上から
  発信し、SLIMの運用は停止されたそうです。当初、月での昼間の110℃、
  夜の-170℃に耐えられる設計ではなかったにも関わらず、3度の越夜を
  実現し、逆さまになったままでも多くのデータを集め、地球に送ったことは
  大きな功績だったと思います。前にも書いたかもですが、いつか日本人の
  宇宙飛行士が月に降りたって、SLIMを直接労い、出来ることなら回収して、
  小さな探査機とともに日本に連れて帰ってやって欲しい…。今日9/3(火)の
  朝日新聞の朝刊に載っていたJAXAの宇宙飛行士金井宣茂さんの
  インタビュー記事の中の、「米国主導の『アルテミス計画』で、日本人
  2人が月に降り立つことが4月に日米両政府で合意された」という記述を
  読んだので、その思いは一層強くなりました。月面の静寂の中で待っていて
  欲しい…。お疲れさまSLIM…夢のある楽しい話題をありがとう!
☆日本から 月に降りたる飛行士に
        逢えるといいね おやすみSLIM
【詞書】昨日月曜ですが、朝ゴミ出しをして、家の前からゴミのネットケース
  周辺まで掃いていて、ふと空を見ると青い空の色が心なしかクリアな
  感じがして、雲の色もどよんとした灰色がかった色ではなく白い色だった
  ので、やっぱ台風の後って空とかきれいやなあ…などと思いながら朝日を
  背にした向きで続きを掃こうとしたら……背中が熱い!!あ゙~っ!暑さも
  戻って来よったあ!……まだまだ暑い「夏」が続きそうです。「ひるおび」で
  先ほど、清少納言が「枕草子」の中で、「野分のまあの日こそいみじう
  あ晴れ荷を貸しけれ」と、台風の翌日が趣深いと書いていた、というのを
  紹介していました。大変な雨風が過ぎた後の(恐らく)空などのすっきりと
  したきれいな色を清少納言も見て感じるものがあったんだろうかと
  思いましたが、如何せん昨今の台風等の災害はえげつないです…。
  進みゆく温暖化の現実は否応なしに私達に突きつけられている…と
  思わずにはいられません。平安時代に比べて、災害の種類も質も変わって
  きてるんじゃないの~?とも…。
  (40℃近い酷暑🥵はさすがに無かったんじゃ…)
☆台風も豪雨も過ぎて空青く
       陽差しが戻り猛暑も酷暑も
                         ちがやねこさん
【解説】
 一首目の歌は、火を灯さず鵜飼の準備をする鵜舟と、賑やかな客船が、
 夕暮れの宇治川でそれぞれに風に吹かれている様子を詠っています。
 この対比を通して、時間の流れや、自然と人間の営みと共存といった
 テーマが印象深く詠われています。
 また、薄暗い夕暮れの宇治川、そして風に吹かれる船の様子が、五感に
 訴えかけるように鮮明に表現され、印象に残る歌と感じます。
 なお、詞書にある「あじろぎの道」は、御存知の方は多いと思いますが、
 平等院と宇治川の間にあり、桜や紅葉など四季折々の景色を楽しみながら
 歩ける川沿いの遊歩道です。
 二首目の歌、JAXAが探査機SLIM運用を終了した旨発表しましたが、
 詠われているように、やがて行くことになる「日本からの…飛行士」に
 逢えることを希望したいと思います。それにしても「3度の越夜を実現し、
 逆さまになったままでも多くのデータを集め、地球に送った」SLIMの
 功績は大きいと考えます。日本の宇宙技術を改めて賞賛したいと思います。
 この歌は、SLIMの功績を讃えつつ近い未来に希望を繋ぐ夢のある良い歌と
 思います。また、JAXAへのエールにもなると感じます。
 三首目の歌、迷走を続けた台風10号も、9月1日正午に東海道沖で
 熱帯低気圧に変わりましたが、台風一過のすっきりとした気象には
 ならないようですね。詠われているように「陽差しが戻り猛暑も酷暑も」
 の状態が続きそうですね。
 詞書で清少納言「枕草子」について触れていましたが、平安時代(794年~
 1185年)は「中世温暖期」と呼ばれる時期にあたり、気温が比較的高かったと
 記録にはあります。この時期、真夏日(30℃を超える日)が
多かったことが
 少なからぬ研究等で示されています。


     「咲き残る 鹿の子百合」

【詞書】速度の遅い台風に番狂わせです。
  非常用の点検をしたときの期限切れのパスタを使っています。
☆くるくるとスプーンのなかで空回り 昨日も今日もパジリコパスタ
【詞書】ここ2週間は天候異変で鬱々とした日を過ごしています。
  嵐の前の静けさでしょうか・・
☆物音も吸い込まれそうな午後の部屋 バナナは熟れて卓に転がる
☆思わずも吐露した言葉を拾いをり きっとわが身の痛みとならむ
                         夕庵さん
【解説】
 詠まれていますように、今回の台風10号は、観測史上最大規模と呼ばれ
 ながら九州上陸後、甚大な被害を重ねながら迷走を続けていましたね。
 9月1日正午に東海道沖で熱帯低気圧に変わりましたが、東日本を中心に
 大気の状態が非常に不安定で、関東から近畿にかけて所々で雨雲や雷雲が
 大規模に発達し、豪雨や落雷被害が発生しています。
 そんな状況下の不安や鬱々とした想いが三首の歌に表現されています。
 特に、三首目の歌、思わず口にしてしまった本心が、自分の心に深く
 突き刺さり、心の痛みへと変わっていく様子が詠われています。これは、
 後悔や自責の念、あるいは、心の奥底に隠された傷に触れてしまった
 ことによる心の痛みを表現していると感じます。
 さらに、この歌は作者の心の奥底にある、複雑な感情を率直に表現した、
 力強い歌とも言えます。私達は、この歌に触れることで、作者の心の
 痛みを共有し、共感することができ、同時に、自分自身の心の奥底を
 見つめ直すきっかけとなるのではないかと感じます。

【詞書】YouTube短歌:富田勲 展覧会の絵 卵の殻をつけた雛の踊り
☆何も知らない雛は遊び
 母の力で守られ

  トムは退散
【短歌説明】自閑さんご自身の説明です。
 シンセサイザーは、人の声や動物の鳴き声、水しぶきの音を再現出来、
 富田勲氏の表現のまま、雛と鶏と猫が騒ぎ捲る短歌となりました。
 実は、展覧会の絵は、ラベル編曲のオーケストラで、以前出詠しておりますが、
 富田バージョンの場合、タイトルも絵画も無視して、曲を聞いたままで作って
 おり、その分、難しいかと思っております。
 トムは、トムとジェリーの猫の事。
 以下のURLに、曲を貼付しておりますので、シンセサイザー版をお楽しみ下さい。
 https://blog.goo.ne.jp/jikan314/e/d8a2be706403d563ad95c7388f92c894
                         自閑さん
【解説】
 以前の解説でも触れましたが、富田勲氏の「展覧会の絵」の原曲は
 モデスト・ムソルグスキー作曲のピアノ組曲『展覧会の絵』です。
 詠われている「卵のからをつけたひなの踊り」は「ネコ」「ニワトリ」
 「ヒヨコ」の3つのキャラクターをシンセサイザーで表現しています。
 それらの音がめまぐるしく交錯することで、追いつ追われつの様子を
 ユーモラスに表現した曲となっています。この曲から着想を得て、歌に
 表現しきった作者の、作歌の力量は並みのものでないと感じます。

 特に「ヒヨコ」が無邪気に遊ぶ様子が表現されていますが、これは母鳥が
 見守っている故で、猫(トム)はヒヨコを狙うのをあきらめ退散するという
 物語に仕上げています。原曲、シンセサイザーによる編曲、さらに短歌への
 飛躍という、音楽と短歌のコラボレーションが花開くひとつの典型と
 感じました。このような作歌への挑戦を、私達もしていきたいと考えます。

☆台風の逸れたる森のせみ時雨 あまたの傷を いやす絶唱
                         ポエット・M
【解説】
 今回の台風10号は観測史上最大規模と言われていましたが、その規模の
 まま九州に上陸し、同時に発生した豪雨と竜巻と共に甚大な被害を
 もたらしました。その後紀伊半島へ再上陸した後、9月1日正午に東海道沖で
 熱帯低気圧に変わりました。その過程で進路が
定まらず迷走を続けましたが、
 その影響もあり関東地方も
豪雨と激しい落雷に見舞われました。
 そんな雨が上がったひととき、近くの森に一斉にせみ時雨が響いていました。
 いち早く台風が逸れたことを悟ったかに思える、せみたちの鳴き声。それを
 聴いて、
この台風で身罷った、さらに被害を負った多くの方たちの、想いを
 癒すであろう絶唱と感じて詠んで
見ました。


     「咲き残る 宗旦むくげ」

「山法師 短歌の章」鑑賞 紅林茂夫著(53)

  「山法師」はエコノミストでもありました著者の経済学の論文を始め小説、
  短歌等を著者により厳選され著作を集めた著者渾身の著書でもあります。
  その著書から、短歌を抄出し三首づつ紹介させて頂きます。
     
34.「短歌の章」 宗久尼の得度入山(2)

   人麻呂が 月かたぶきぬ とうたひたる  
                 しにしへの地を卜し庵結びぬ
           
   「花無心招蝶、蝶無心尋花」
         君その境涯に入り給ふべし

   赤人も骨埋めし大宇陀の
            秋近き野に風渡り行く

【短歌入門・質問・紹介・提案コーナー】
 今回は割愛させて頂きます。

【運営にあたって】
 (1)投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
   なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2)おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。
   なおブログの字数制限(コード30,000字)等により詞書等編集させて頂く
   場合もありますのでご容赦願います。詞書は一首200文字以内にまとめて
    頂きたくご協力願います。
 (3)口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
   仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4)投稿頂いた短歌は、そのまま掲載します。皆様から感想等頂ければ幸いです。
 (5)作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (6)掲載順序は、原則本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (7)掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了

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第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その147)ネット歌会

2024年09月04日 05時37分06秒 | 短歌

第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その147)ネット歌会
            短歌の返歌を歓迎します!!

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 返歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
 ☆☆☆ 「ネット歌会」について
      「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式では
      なく、「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」する
      という自然発生的な歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響く
      ものがありましたら、それへの返歌として大いに詠んで頂き第二部の
      コメント欄に記入して頂ければ幸いです。


     「未だ咲く 酔芙蓉 一重」

☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
  「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
    注) ☆:元歌  ★:返歌

☆こおろぎの音も鳴り響く夜とても「暑い暑い」と言ってるよな
                         西BOOさん
★こおろぎの面構えとのにらめっこ 草に倒れし野武士のごとく
                         夕庵さん

☆物音も吸い込まれそうな午後の部屋 バナナは熟れて卓に転がる
                         夕庵さん
☆雨音は絶えぬけれども風はなく 台風もはや消滅したか
                         西BOOさん
★台風へ気構えするも空回り 針路つかめぬ気象士泣かせ
                         夕庵さん

☆清秋の京都町家の坪庭に 水琴窟の音さやかなり
                         みっちっちさん
★踏み石を伝う離れの奥座敷 障子の明かりにうかぶ侘助 
                         夕庵さん
★はすかひに染めて茶掛けは夕焼(ゆや)け色 一輪挿しに侘助ひとつ
                         みっちっちさん
★机上にはけさ手折り来ぬ芙蓉ばな 白き花びら静けさのなか
                         夕庵さん
★静けさのなかに湯沸かす音を聴き 茶掛の無とふ一字見つむる
                         みっちっちさん
★半眼の無なる境地で座禅組み 呼吸(いき)整わすひとときの静
                         夕庵さん
★サーブ前 深呼吸して球見つむ 卓球戦のひとときの静
                         みっちっちさん
【詞書】台風は本当に来るのだろうか?
  時折風が吹く程度、空は青空も覗くようになったが・・
★雨戸閉め植木鉢も避難して 台風前の静けさに居る
                         夕庵さん
★台風はいづこへ去るや 秋風に変はりゆく雲飽かず眺むる
                         みっちっちさん
★防災のグッズの中に忍ばせるメモにシャーペン詠み人なれば 
                         夕庵さん
★流れゆく雲をのんびり見るの好き 詠み人なれど言葉出ぬまま
                         みっちっちさん
★秋の空 自在変化の雲を見て 動物園の話をしよう 
                         夕庵さん
★空は海 イルカに乗った少年の 大ジャンプえいっ 秋夕焼へ
                         みっちっちさん
★シロイルカ 海から空へ大ジャンプ みんなありがとう 楽しかったよ
                         夕庵さん

☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆


     「芙蓉の花」

【運営にあたって】
 (1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
    なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2) 「水曜サロン」に掲載された短歌への返歌を「第二部」のコメント欄へ
    投稿願います。出詠頂いた返歌は、そのまま掲載します。
 (3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
    仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (5) 掲載順序は原則、本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (6) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了

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「夏祭り」復活

2024年09月02日 15時33分01秒 | 祭り

 観測史上最大規模と言われた台風10号は、九州に上陸後あまたの迷走を繰り返し、東海道沖の太平洋に停滞した後、風が弱まり9月1日夜半熱帯低気圧に変わりました。この低気圧は2日(月)にかけて本州を北上し、秋雨前線に取り込まれる予想とのことです。
 この台風による死者は計7人となったとの報道がありました。被災され命を落とされた皆様のご冥福を改めてお祈り致します。また、台風や湿った空気などの影響で、列島は各地で記録的な雨量となりましたが、2日も北海道から近畿の広い範囲で、大気の不安定な状態が続き、雷を伴った激しい雨が降る所があるとの予報が出ています。引き続き警戒が必要と思います。

     「咲き競う 酔芙蓉 八重」

 こんな迷走台風が発生する前の、先々週の週末、私達の自治会で、夏祭りが5年ぶりに復活し開催されました。相次ぐコロナ感染症に伴い、さらに、団地の大型修繕等々で中止を余儀なくされていた夏祭りでしたが、住民の皆さんの強い要望あり、とりわけ子供たち、孫たちの強い希望があり実施となりました。
 いずれの町内会、自治会も同様でしょうが、高齢化が進み、かつて祭りを中心になって差配されていた皆さんも身罷ったり、一線を退かれたりとノウハウが十分継承されていない中での実施は、神輿・山車の組み立て一つでも、かなり大変でした。

 たまたま今回は自治会の役員に就いた関係から、祭りの実行委員会でも実質的な責任者の一端を担うことになり、5月からレンタル品の手配等を含めて準備を進めてきました。実施されなかった4年間のブランクは大きく、資料等も散逸しており、いわゆる長老と言われる方々の知恵もお借りし、企画・計画を練り上げ手探り状態から進めざるをえませんでした。また、今年から法改正等もあり、広場等での「プロパンガスを使った調理は有資格者でないと出来ない」との指導もあり、自治会では実施をあきらめざるを得なくなりました。

     「未だ咲く ブーゲンビリア」

 従来、焼き鳥、焼きそば、フランクフルト等の出店は祭りの「花」の一つでもあり、住民の皆さんの期待するところでしたが…。本件は焼きそば、フランクフルトに限定してでしたが、日ごろお付き合いのある老人ホームのボランティアの皆さんと折衝し、有資格者の方を店ごと派遣して頂くことで何とかクリアしました。また、盆踊りの舞台である櫓は、アルミ合金製の支柱かなり重く、組み立てのノウハウが継承されていないことから、諸々議論はありましたが、今回は割愛の決断をしました。代わりに簡易舞台をレンタルし凌ぎました。

 祭り当日は快晴に恵まれ、成人し団地から巣立っていった多くの子供達もそれぞれ孫を連れて、夏祭りに参加してくれました。日頃見ない子供達であふれた祭り会場は、いつもにまして華やかな賑わいに溢れていました。今回は子どもたち、孫たちの思い出作りを第一の目的とし、イベントも子供たちを中心に組みました。子ども夜店、射的、かき氷、キャラクターグッツ販売、ビンゴゲーム、ポップコーン販売等々、中でも、射的は好評でした。特に山車は幼稚園生から参加可能としましたので、親子三代で山車を引っ張る微笑ましい情景が多数生まれていました。子供達も外孫も含めて普段の数倍に近い子供たちが一つの山車を曳く様は壮観でもありました。

 大人の皆さんには、ビールサーバーによる生ビール販売、つまみ、缶ビール等の飲料を豊富に揃え、さらにサロンとして寛いで頂けるように、広場に参加人員に見合う机と椅子をレンタルで用意し、盆踊りを見学しジョッキを傾け合いながら語り合える場も用意しました。また、盆踊りは参加者が少なめでしたが抽選会は
二度にわたり行い、かなりの盛り上がりがありました。

     「未だ咲く 桔梗 白色」

 焼きそば、フランクフルト、さらに生ビールもかなりの数量を用意しましたがほぼ完売し、抽選会も最高潮に達する中で、予定通り午後9時前に終了しました。祭りの後のかたずけには、かつての私達がかかわったこの団地の少年野球のチームのメンバーも加わってくれて、短時間で終えることができました。祭りの為に集まった彼らには久しぶりに会いましたが、すっかり成長し社会でも中堅の役割を果たす中で、落ち着いたたたずまいを身に着け頼もしさを感じました。彼らとの交流もこの祭りの醍醐味の一つで、楽しみのひと時を過ごすことができました。
 今回は祭り関係の写真が撮れませんでしたので、祭りの写真は割愛させて頂きます。

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