四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

地域の「総合カルチャースクール」

2013年11月21日 22時04分54秒 | ボランティア
 私が住む地域の公立中学校では、毎年11月の第3土曜日に地域に、おられる経験者を
講師として「ふれあい教室」と題する講座が、二十数講座にわたって行われています。
「ふれあい教室」は、ここ10余年ほど前から続いておりますが、先週の土曜日
「コンピュータ入門」講座のボランティア講師として参加して参りました。

 この講座は中学生ばかりでなく、広く地域の方にも門戸を開き小学生からお年寄りまで
参加する文字通りの「地域のふれあい教室」に成長してきました。
この教室の立ち上げ時から地域の一員として関わりをもってきた一人として、この成長を
素直に喜びたいと思っています。

 これらの講座は「コンピュータ」「能楽」等の堅めのものばかりでなく「そば打ち」
「紙飛行機作り」「社交ダンス」「チョコバナナ作り」 等々、なじみやすいものまで
幅広い講座も用意され、さながら総合カルチャースクールの感があります。

私の担当した「コンピュータ入門・ホームページ作り」の講座は、中学一年生、二年生と
ともにソフトテニスクラブのホームページを作りたいとおっしゃるご婦人と、88才、米寿の
記念にご自分のホームページを作りたいと学習意欲旺盛なおじい様も含めて、総勢で15名の方に
参加して頂きました。

 コンピュータの基礎から始まり、インターネットの概要、HTMLという ホームページ作成言語の
説明等を座学として行い、その後ひな形を基に 簡単なホームページを作成して頂きました。
 作成例のモデルを使用したとは言え、本来は6時間コースを2時間余に短縮したコースにも
かかわらず、所定の 時間内で、各メンバーそれぞれに素敵な感性を発揮し世界に一つしかない
ホームページを完成してくれました。 それぞれの作ったホームページをカラープリントで
プリントし「お土産」として持ち帰って頂きました。

 今回の教室でも、昨年同様に中学生はもとより、88才のおじい様、ご婦人までかなりの理解度を
示し、若干の ヒントでインターネットから画像を取り込み背景の表現まで行う「凄腕」を
それぞれの方が発揮してくれました。
昨年来、感じて参りましたが、スマホやiPadの活用を含めて各年代層へのコンピュータリテラシーの
浸透度合いの進展には目を見張る想いでした。

 また、コンピュータのもつ優れた機能、活用の可能性への希望とともに、個人情報の大切さ、
さらに発信した情報は取り消しできないこと、スパム、ウイルス等々のマイナス部分への
気づき、想定を超えるのトラブルの存在にも想像力を働かせてほしいことを、繰り返し強調し
語らせて頂きました。
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歌集「旅のなか」出版のご報告

2013年11月08日 21時47分48秒 | 短歌
 柔らかな木漏れ日を浴び、小紫式部の実が冴え冴えとした濃い紫を輝かせ、
ようやく秋たけなわ。暦の上では立冬を過ぎましたがここ横須賀では未だ
紅葉の季節には間があると感じます。

 さて、今まで細々と詠み続けて参りました短歌をまとめ、「旅のなか」と
題する歌集を出版致しましたので、ここに報告させて頂きます。
短歌のわき道を、とぼとぼと心もとない歩みを重ねてきた私に「歌集出版」などと、
大それた事を行ってよろしいのかとの葛藤は正直申しましてあったことも事実です。

 コンピュータのソフトウエア開発を生業として、ビジネスマン人生を送って参りましたが、
その卒業を目前にした今日。開発の日々のつれづれに生まれたつぶやきを、
拙いながらも三一音律の短歌の器に盛って、お世話になった皆様にお届け出来たらとの
密やかな思いも一方ではありました。

 一般的な歌集とは趣を異にしていますが、エッセーと短歌とのコラボレーションが
図れたらとの思いから、あえてテーマごとの連作を中心に編んでみました。

ご参考  歌集「あとがき」より
 『…当初、自作短歌をまとめ歌集として出版することは、私の短歌が出版の水準を
  満たしていないこともあり考えていませんでした。しかし、自らのライフワークの著作とは
  別に、二冊の歌集を出版している私の敬愛する歌友(日本歌人クラブ所属)からの
  再三にわたる強いお奨めもあり、拙いながらもまとめようとの決意に至りました。

  また、インターネットはおろか、オンラインという言葉さえ存在しなかったコンピュータ黎明期。
  その時代からコンピュータのソフトウエア開発に関わってきた一人の技術者として、
  過酷な開発現場の状況に耐え、先端技術の創造に果敢に挑戦し、今日のIT産業隆盛の
  礎を作った「地上の星」とも言える技術者たちの歩みの一端でも、このささやかな著書をとおして
  記すことができればとの思いもありました。…』

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