四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

神宮球場での野球観戦

2019年07月28日 20時35分53秒 | お出かけ
一昨日、ウイークデーの金曜日、勤務を調整し神宮球場でのヤクルトVS広島戦の
野球観戦に、ホテルでの一泊をセットし細君共々行ってきました。
東京周辺での広島戦のチケットは中々取りにくいのですが、文京区に住む
三男の子がヤクルトのフアンクラブへ入っていることから、そのルートで
内野席の結構いい席のチケットを取ってもらいました。

ここ数日、梅雨寒が続き、寒暖差もあったことから体調を悪くしていた細君が
夏風邪をひいたらしく、かかりつけ医に診察していただき、安静を続けていました。
前日も高熱が続きちょっと不安でしたが、解熱剤を飲み、当日は何とか熱は下がり
「行けそう」とのことで、無理をしないことを前提に出かけました。

ホテルは球場の目の前に位置する「青年館ホテル」を予約しているため、体調に
よっては中座することも考慮して、とにかく球場を目指しました。
電車の中で細君は熱が上がりだしたようですが、何とか京急、銀座線と乗り継ぎ
外苑前に着きました。近くの喫茶店で昼食を兼ねて休憩してから、神宮球場に
入ってみました。折から高校野球の大会が行われていたようで凄い人だかりでした。

先ず予約したホテルに向かい、時間前でしたがチェックイン可能とのことでしたので、
手続きを行いました。ロビーから球場が見渡せ、折から広島のチームが連習を行って
いる様子が眺められました。

部屋は、予約したものより「広いお部屋をご用意しました」と言ってもらい
ちょっぴり嬉しくなりました。ただし、部屋は球場側ではなく部屋から見える外の
景色は代々木等の街並みが広がっていました。

先ずはお風呂でシャワーを浴び、さっぱりしてから部屋で少し休憩しました。
細君もその後、熱も上がらずなんとか大丈夫とのことでしたが、安心の為解熱剤を
飲んで、5時過ぎに球場へ向かいました。

時間前でしたが、球場にはたくさんの人が集まっていました。席は嬉しいことに広島側の
ホームベース脇の一階席で選手の顔が肉眼でもよく見えました。

今日は、満員御礼とのことで、選手紹介の後、かつての「ぶんぶん丸」こと池山選手の
始球式の後、プレーボールとなりました。

応援合戦が始まり、球場が一体となった声援で揺れている感じは、まさに凄い~の一言。
細君は、グッツ売り場で菊池亮介のタオルを購入し、それを振って応援し、フアン仲間に
入れてもらいました。今日の試合は嬉しいことに広島が次々に点を入れて、そのたびに
周りの人たちとハイタッチを繰り返し、細君はすっかり熱があることも忘れて熱狂して
いました。



また、この日からは恒例の打ち上げ花火が上がるイベントがあり、5回裏の後に300発の
花火が打ち上げられました。美味しいビールと共に観戦し、花火を眺める夏の風物詩が
体感出来、嬉しい気分になりました。

予報通り途中から少し雨が降っていましたが観戦を続け、9回の表、バティスタが
ヒットを打ったところで、ひどい雨になり試合が中断しました。しばらく様子を
見ていましたがひどくなる一方なので、やむを得ず諦めてホテルへ引き上げました。
気になりながら大浴場へ出かけ、帰りのエレベーターの中で、赤いユニフォームの
軍団に会い様子を尋ねると「勝ちましたよ、凄かった~」と大興奮でした。



翌朝、目覚めると折から台風が近づいているとのことで、この日は前日に続き
大雨の予報でしたが窓を開けたら、すっかりと雨も上がり晴れ間が覗き、細君の熱も
大丈夫そうなので少し寄り道しようとのことになりました。
今回は、広島戦の観戦が出来ればとのことで、周辺の観光情報はあまりチェックして
来ませんでしたが、前から気になっていて、中々行っていない、スカイツリーへ
向かうことにしました。

銀座線、浅草線と乗り継いで、スカイツリー最寄りの押上駅へ向かいました。
途中から、浴衣姿の方も含めて凄い人込みでしたが、今夜は隅田川の花火大会だと
分かり納得しました。私もソラマチは何度か訪れていますが、スカイツリーは
細君共々初めてでした。チケットは両方の展望台に行けるセット券を求めましたが、
購入するために20分ほど並びました。

スカイツリーには、地上350mの第一と、450mの第二の二つの展望台があり、第一展望台の
収容人数は2000人、第二展望台は900人となっているとのこと。第一展望台への
エレベーターは4基あり、分速600m、地上から約50秒で到達するとのこと。
第一展望台から第二展望台までのエレベーターは2基あり、分速240m、第一展望台から
約30秒でつきました。

第二展望台は、折からの台風余波のガスが時おり覆い、不鮮明ながら関東一円を見渡す
広大な景色が眺められ、何枚かのデジイチスケッチをしました。



またガラスで覆われた空中回廊もありましたが、業者さんらしき人たちが写真撮影で
占有されているため、空中散歩は残念ながら諦めざるを得ませんでした。
途中で、細君の体調も思わしくなく、限界とのことで早めに降りことにし、ソラマチの
お店に移り昼食を済ませて、帰宅しました。



ホームベース脇の一階席での観戦は、選手たちの顔が肉眼でも眺められ臨場感と共に
ファンとの一体感がより感じられ、細君も病も忘れられるほどのワクワク感が得られた
ようです。

また、ホテルのスタッフさんの対応も、さりげなさの中にも温かく、ほっこりとした
気分で過ごすことが出来ました。
一泊二日の都内宿泊でしたが、味わい深い心に残るプチ旅行になりました。
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至福のとき

2019年07月20日 19時35分17秒 | 日々の歩み
現在の7月は別名として文月とも呼ばれますが、この由来は、7月7日の七夕に
詩歌を献じたり、書物を夜風に曝す風習があるからというのが定説となって
いるようです。この月も早や20日を迎えます。

梅雨が長引き鬱々とした日々ですが、いつもの遊歩道には夏の花、すかしゆり、
むくげ、カンナ、つゆ草も咲き始めています。



先週の勤務のないウイークデーに、いつも行く温水プールではなく、ソレイユの丘に
あるスパ「海と夕陽の湯」に細君共々行って参りました。



ここの露天風呂は荒崎海岸の眺望と、相模湾を見下ろす景勝に恵まれ好きな
スパの一つでもあります。当日はたまたまシルバーディーとのことで駐車場の
無料サービスがあり、私たちには嬉しい日でした。

最近は、従来の「ふれあい動物村」「じゃぶじゃぶ池」のほかに、観覧車や
メリーゴーランド等々子供たちの喜ぶ施設も増え、若いファミリーの入場者も
増えつつあります。



今回は園内の散歩はそこそこにして、海と夕陽の湯を目指しました。

ウイークデーにも関わらず、私たちの世代はもとより若い世代の方たちの
入湯者も多くスパは結構混雑していました。常連者たちの会話に耳を傾けていると、
かなりの頻度で、このスパに通っている方が多いようです。

相模湾の雄大な眺望を独り占めするかの露天風呂に浸かり、海に向かう風を頬に受け、
ゆったりとした時の流れに身を委ねるひと時は、まさに至福のときでもあります。

納期と予算に追われた現役の時代には中々なしえなかった、くつろぎと癒しの
ひと時をじっくりと味わうことが出来ました。

海原を縫う帆船に寄せて、短歌を一首詠んでみました。
  ☆海原を縫いゆく船の帆影さえ 海の鼓動に和して揺れいる
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文月に咲く月下美人

2019年07月10日 20時01分55秒 | 日々の歩み
昨日我が家の月下美人が咲きました。

細君の丹精ゆえか、昨年の開花時期九月に比べ二か月も早く、四輪咲いてくれました。

昨日は13夜でしたから晴れていれば月光も降り注ぐ中での開花でしたが、
花の鉢は夕刻部屋に取り込みましたので電灯の光の下での開花となりました。
例年ですと21時頃より花弁が開き始めるのですが、今回は18時頃から開き始め
21時頃には既に満開状態となっていました。

この花は毎年眺めているのですが、見る度にその花の優雅さと、艶やかさの裏にある、
どこか寂しげな儚さに惹かれます。そんな花に向けて、夢中でシャッターを切っている
自分に、どこかあきれてしまう状態です。

ここから、今回咲いた月下美人の花の姿を掲載します。
なお花の大きさは「ほろ酔い」と比較するとお分かり頂けるかと思います。



この花の雅な姿を短歌に表現する。その挑戦を全うする力量の無さに、いまさらながら
打ちひしがれる想いですが、あえて詠んでみました。
  ☆ ひと日にも満たぬ命の月下美人 極限の美を凛と秘めいる
  ☆ 文月の淡き月影纏い咲く 月下美人の深き静寂
  ☆ あでやかな花の秘めたる儚さを いのちで示す月下美人よ




なお、7月9日ジャニー喜多川氏の訃報に触れ、在りし日の彼を偲んで哀悼を込め
一首捧げます。
  ☆ いつわりの笑い排したジャニーさん エンタの神髄 極め旅立つ
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