四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

「ああ五月の薔薇よ!!」 ヴェルニー公園

2017年05月24日 19時28分42秒 | 日々の歩み
ウイリアム・シェークスピアの戯曲「ハムレット」でうたわれた「ああ五月の薔薇よ!」の台詞は、
あまりにも有名ですが…、ここでの薔薇は、はかない命の象徴として登場しています。
 
     「ジャルダンドゥフランス」


     「楽園」

シェークスピアがバラに特別な思いを寄せていたのは確かなようです。ある英文学者の研究では、
詩を含めたシェークスピアの全作品に登場する植物約百五十種のうち、バラは約百回と最多で、
二位ユリの二十六回、それに続くスミレなどを大きく引き離しているとのことです。

     「希望」 

        
     「ステファニードゥモナコ」

さて、「五月の薔薇」を求めて細君共々「ローズフェスタ」前の横須賀ヴェルニー公園を
訪れてみました。
 
     「フレグラントアプリコット」

    
     「ピース」

この公園は、平成13年にフランス式庭園様式を取り入れ、再整備が行われ現在に至っています。
園内には、ヴェルニーと当時の勘定奉行、小栗上野介忠順の胸像や、広場を囲みフランス式花壇や噴水、
洋風あずまやなどが設けられ、フランスの品種を中心とした130種類、約2,000株のバラが艶やかに
咲き誇っています。
 
     「シャルルドゥゴール」

      
     「ブルーライト」

なお、この公園にはプリンセスミチコ、ゴールドバニー、シャルルドゥゴール、マダムサチと言った
メジャーな薔薇と共に、 日本の伝統的な色調と趣を持つ「禅」という名の希少品種もあります。
さらに「ローズ横浜」、 「鎌倉」と言った神奈川県にちなんだローカル品種もあり、
バラ園としても見ごたえがあります。 これらの薔薇は例年より開花が早いようで、
すでに散り時を迎えており、スケッチしたものの掲載を控えました。
 
     「デンティ ベス」 

      
     「プリンセスサヤコ」

命の儚さを秘めながらも、五月の陽を受けて輝くように咲く薔薇たちを、横須賀ヴェルニー公園の
薔薇園より、 デジイチ・スケッチし掲載致します。ご覧いただければ嬉しいです。
 
     「ジュビレデュ・プリンス・ドウ・モナコ」

   
     「プリンセスミチコ」
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千葉、久々の旅

2017年05月14日 06時54分05秒 | お出かけ
細君は昨年、長い事続けてきた肝炎治療が終了し、医師から「寛解」との「お墨付き」を
頂くことが出来ました。

このことから、どこかへ快気旅行をと計画してきましたが、その後体調不良やら、大好きだった
義姉の逝去等があり、中々実行できず来ました。

最近、体調も少し上向き「近くだったら行けそう」とのことで、連休明けに千葉への
二泊三日の旅を計画しました。

現役の時代は、会社関連の保養所があった為、千葉へは年に2~3回は出かけていましたが、
このところ少し遠のいていました。千葉へはフェリーに乗れば、一時間以内に行けますので、
気分的にはもとても楽です。



初日は雨模様の肌寒い気候でしたが、フェリーも空いていて、しかも通常は30分待ちが
当たり前の保田漁港直営の「ばんや」もスムーズに入れ、ゆったりと昼食をとることが
出来ました。

連休も含めて、最近は魚料理が続いていましたが、この日も細君は「アジのたたき丼」と、
私は「漁師のまかない丼」と、魚料理を注文しました。
私の家の近くの漁港直営店に比べてもマグロおよび、アジのたたきの量は倍近い大盛りで、
食べでがありました。比較的大食いの私ですが十分な満腹感を味わいました。しかも、
新鮮で美味しい!!。

最初の日は、ホテルでのプールや露天風呂をメインに予定していましたので、観光も
抑え気味とし、とみうら道の駅「枇杷倶楽部」や、三芳村「鄙の里」に寄った後、一路
「鴨川ホテル三日月」へ早々に向かいました。



「ホテル三日月」は舛添さんで有名になる前「龍宮城」「勝浦」等に、かつて子供たちと
プールやスパに幾度か行ったことはありますが、宿泊は初めてでしたので期待していました。

プールは三浦海岸にあるホテルの本格的なイメージで期待していましたが、どちらかと言うと
「お遊び」がメインで、距離は30m程ありましたが、水深が浅く泳ぎづらく500m程泳いだのみで、
打ち切りました。

ただし、プール内にジャグジーやウオーキングコース、さらにお風呂、サウナも備えゆっくりと
子供たちと一緒に遊ぶには十分な施設と感じました。
プールでは一時間ほど粘った後、ホテルの最上階にある、露天風呂、スパ等に向かいました。

窓の外には鯛の浦、さらに遠く太平洋が一望できるスパ、露天風呂はその規模と内容で
他の施設を凌駕しているとの印象を持ちました。
「お酒の風呂」「真珠の美人風呂」「寝湯」「ジャグジー」「桧風呂」等々があり、比較的空いて
いることもあり、様々な入浴シーンを楽しむことが出来ました。
そして…、一億五千万円と銘打った「金の風呂」、「銀の風呂」も日替わりで楽しむことが出来ました。

夕食後、玄関前の噴水とプールで、光と噴水で作り出す「 ダンシングウォーター」イベントが
開催されるとのことで、細君共々見に行ってきました。

ライトアップされた色とりどりの噴水が、あたかも曲に合わせて踊っているようで、時を忘れて
魅入ってしまいました。

翌日は、ホテルの朝食バイキングで満福気味でしたが、細君が前から乗ってみたいと言っていた
「いすみ鉄道」に乗るために始発駅の「大多喜」を目指しました。
ホテルからは片道30数Kmの場所、この「大多喜 道の駅」は何度か来た記憶がありますが…、

「いすみ鉄道」への乗車は初めての経験でした。早速「一日フリー乗車券」を購入し終点の大原駅まで
往復乗車を行いました。
いすみ鉄道は、大原-上総中野間の26.8Kmの非電化第三セクター鉄道とのことで、千葉県と沿線自治体、
小湊鉄道等をはじめとした沿線民間企業が出資等支援し経営が続けられているとのことです。

「ムーミン列車」の運行を始め、集客を促す様々な試みが随所に見られ、利用者と一体となった
鉄道経営に共感するものが多々あり、温かな思いを種々味わいました。

終点の大原駅では、折り返しの列車出発まで一時間ほど時間がありましたので、駅の案内所に寄って
観光目玉は?と問い合わせると「何もないが…、あります」とのことで、駅周辺を散策しました。



事実、町には何もなく、ゆったりとした時の流れと、初夏の爽やかな風が吹き抜けていました。
朝食をバッチリとったため、空腹感もなかったため、ちょっぴりこじゃれたレストランで、
コーヒーとパンケーキ、リンゴタルト等の軽食を二人でとり済ませました。
帰りの列車では、「ムーミン池」をはじめ、話題の沿線景色を心行くまでデジイチで、
スケッチしました。



大多喜に戻り、今まで足を運ばなかった「上総大多喜城」に登ってみました。三層の天守からは緑に
覆われた大多喜の、豊かな大地が見て取れましたが、細君は徒歩での上り下りにかなりバテた様子でした。


大多喜城は、1975年城跡に1835年の図面を基にして天守が再建されて、内部には千葉県立総南博物館が
設置されており、2017年に「続日本100名城(122番)」に選定されたとのことです。また、勇将・本多忠勝が
城主となり、大多喜藩10万石が成立したとのことから、「大河ドラマに本多忠勝を」との「のぼり旗」が
城周辺に旗めいて居ました。

ホテルに戻り夕食の後、疲れもありスパでの入浴のあと爆睡状態でした。

最終日は前日と同様に、バイキング方式の朝食を済ませた後、「道の駅富楽里とみやま」に寄り名物の
「つみれ汁」を頂きました。朝食で満腹状態であった為、大ぶりの「つみれ」は美味しかったのですが
食が進まない状態でした。

それでも、やさい、果物、魚、花、惣菜、お餅等々は新鮮で美味しそうで、ご近所さんへのお土産も含めて、
持ちきれないほど購入してしまいました。
中でも、タラの芽やニンニクはスーパの半額以下の値段で、新鮮なものが求められ「こんな市場が近くに欲しい」と
細君はしきりに言っていました。

この「道の駅」から金谷のフェリー乗り場までは、車で30分ほどですので、ゆったり出発し東京湾をフェリーで
横断し、短いながら充実した想い出深い千葉の旅を無事終了しました。
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伸びやかで、爽やかな

2017年05月08日 19時13分10秒 | お出かけ
ゴールデンウィークも終わり、新緑が一層輝いて見える季節になりましたが…。

前半の連休は長男の娘、私たちにとっては孫娘がプールで一緒に泳ぎたいとのリクエストがあり、
家族で来てくれました。

昨年の夏、細君の指導もあり25mを呼吸もしっかり入れ泳げるようになり、その後の練習成果を、
バーバーに見てもらいたいとのことでした。
連休ということで佐島にあるプールはかなり混んでいましたが、息子たちのプールに比べると
空いているとのことでした。

通常の日は、遊泳エリアも25mフルコースで泳げますが、連休中とのことで20mに区切られ
残りはお遊びエリアになっていました。
その20mのコースを孫娘は呼吸もしっかり入れて、完成形に近いフォームで何往復も、
休みなく泳ぎバーバーのみでなく、私たちもびっくりしてしまいました。
半年間しっかり練習した成果は、間違いなく泳ぎに現れていました。この四月から四年生となり、
年齢の割に物静かな雰囲気の孫娘。その子の秘めた覚悟のほどを改めて知らされた思いでした。

次の日は、湘南国際村の一角にある「めぐりの村」へ長男家族とともに、無農薬野菜の
収穫に出向きました。

孫娘は野菜の収穫の経験もないとのことで、楽しみに出向きました。

時期的に野菜の収穫はかなり限定されたものでしたが…、エシャロット、おかのり、アスパラ、
ホウレンソウ等々を収穫し夕食に温野菜やサラダにして頂きました。有機野菜でかつ、
採れたて野菜の味はエグミもなく美味しかったです。
そして、今回も長男の手料理で、鯛のカルパッチョおよび、あさりのパスタは絶品でした。

そして、後半の連休は東京文京区にある三男の家を尋ねました。
孫たちも大きくなり部活にいそしむようになり、GW中でも練習や試合があるとかで私たちの
家まで揃ってくるのは大変とのことで私たちが訪れることにしました。
三男が一番下の孫とともに車で2日の夜迎えに来てくれたので、私の家で一泊後出発しました。
細君は電車での風景とは違う東京までの高速道路の車窓からの景色を存分に楽しんだようです。

夕方孫たちも揃ったので夕食に三男の予約してくれたお店へ…。このお店は細君のブログ仲間から
紹介されていた店で、三男の家から近そうなどで話題にしたことがありました。三男は、
そのお店を探して、お嫁さんともども食べに行き、江戸前の本格鮨にすっかり魅了されたようです。



付き出しの竹の子から始まり、イカ刺し、ホタテの煮つけ、さらにお刺身の盛り合わせと続き、
美しい盛り付けと共に味も最高!でした。
メインのお寿司と、お刺身は文字通り「言うことなし!」の美味しさでした。
「江戸前」をうたうお店は、あまたありますが、これぞ「江戸前鮨」と言うにふさわしい味でした。
三男とは美味しいお造りと、鮨を囲み久しぶりに、心地よいほろ酔いを味わいました。



翌日は、部活に早朝出発する孫たちを見送り、残された末っ子の孫と三男、細君共々根津神社で
開催されている「つつじ祭り」に徒歩で出かけてきました。この神社は孫たちの七五三をはじめ
多くのお祝いをしたところで馴染みの神社ですが、つつじ祭りは噂通り凄い混雑でした。



帰りがけ、神社の隣にあった喫茶「夢境庵」で休憩しました。自家焙煎の薫り高いコーヒーや
フレンチトーストは、疲れていたこともあり、美味しかった~。

昼食後は、部活から戻った孫も含めて「プールへ行きた~い」とのリクエストもあり、
三男の会社の健保組合のプールへ…。
このプールは25mの本格コースを7レーン備え、ジャグジーやジム、さらにはお風呂、
サウナまで揃えた素晴らしい施設でした。
この孫娘は、長男の娘より一学年下ですが、結構負けず嫌いで、最初は息継ぎがうまくいかず
バーバーからのアドバイスを、自分なりに工夫し取り組み、黙々と練習をしてなんと25メートルを
しっかりと泳げるようになりました(^_-)-☆ 「もう終わりにしよう」といってもまだ泳ぐと…。

連休最終日は子供たち全員が、長男の家に集合し、近くの食堂で昼食を囲み近況を確認しあいました。
その後、私たちは次男に家まで送ってもらい、自宅近くのレストランで「マグロ解体ショー付き
ディナー」を次男夫婦と共にとり、想い出深い連休を終えました。

五月連休は、子供たちと孫たちの成長の跡、とりわけ若竹のような伸びやかで、爽やかな孫たち
それぞれの、ファイトと覚悟の存在を知り、ちょっぴり感激してしまいました。
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