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四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

旬の薔薇に

2025年05月10日 07時45分02秒 | お出かけ

 再来年、2027年に放送されるNHKの大河ドラマは、勝海舟のライバルとも言われ、日本の近代化に貢献した小栗忠順の活躍を描いた「逆賊の幕臣」に決まり、主演は松坂桃李さんが務めるとのことです。この小栗忠順とフランス人技師レオンス・ヴェルニーの胸像が並び立つ横須賀ヴェルニー公園は、「薔薇の公園」でもあります。

     「ヴェルニー公園 景観(一部)」

 この公園の対岸に、フランス人技師ヴェルニーが建設に貢献した横須賀製鉄所跡地が望めるこから、ヴェルニー公園と命名されたと伺っています。小栗忠順とヴェルニーは、日本の近代化の礎を築いた幕末のキーパーソンであり、特に横須賀製鉄所(のちの横須賀造船所)の建設において深い関わりを持ちました。この活躍の様子は再来年の大河ドラマでじっくりと確認したいと思います。

     「薔薇 ピース」

 ヴェルニー公園は、このブログでも薔薇の開花期に幾たびも触れさせて頂きましたが、連休後半の晴れの日に細君共々訪ねてみました。園内には広場を中心にフランス式花壇や噴水、洋風あずまやなどが設けられ、フランスの品種を中心とした約130品種・約1,300株のバラが彩りを添えています。海沿いにはボードウォークがあり、五月晴れの空の下潮風の中で見事に咲き競う薔薇を眺めながら、二人で散策することが出来ました。

     「薔薇 プリンセス・アイコ」


     「薔薇 クイーン・エリザベス」

 また、この公園から横須賀本港を一望でき、係留されている艦船を見ることができます。公園から見て、右手に米海軍基地、左手に海上自衛隊地方総監部が望めます。また、最近はこれらの艦船や港を巡る「軍港巡り」のクルーズも人気で、長蛇の待ち行列が続いていました。

 今回は、訪ねた時期が薔薇の最盛期と重なり、ピース、プリンセス・アイコを始め多くの薔薇の輝くばかりの「五月の薔薇」を眺めることが出来ました。
 「五月の薔薇」と言えば、ウイリアム・シェークスピアの戯曲「ハムレット」のあの有名なせりふが浮かびます。
  ああ五月の薔薇よ! かわいい乙女、やさしい妹、
  うるわしいオフィーリア!神様、うら若い乙女の心が・・・、
  こうもはかなくても良いのだろうか

これは妹オフィーリアの自死を悼む、兄レイアティーズの言葉ですが、ここでの薔薇は、はかない命の象徴として登場しています。日本では5月はバラの最盛期ですが、イギリスでは5月に咲くのは早咲きの野生のバラで、開花後1~2日で花びらを散らしてしまうとのことです。その儚さが、オフィーリアのイメージに重ねられているようです。

     「薔薇 マーガレットメリル」

 いつもは、五月の下旬に行われる「ローズフェスタ」に合わせて訪れることが多いのですが、最近は開花時期とのずれもあり、最盛期の薔薇に出会えないでいました。今回はネットで開花情報をチェックしていたため、クイーンエリザベス、マーガレットメリル等の旬の薔薇を眺めることが出来、改めて見惚れてしまいました。
 連休中でもありましたので、公園はそれなりに混雑していましたが、デジイチスケッチも結構スムーズにでき、細君も久しぶりに旬の薔薇に出会い満足そうでした。
 昼食は公園の脇にある開店寿司店でとりましたが、比較的早い時間に予約しましたのでそれほど待たずに頂くことが出来ました。薔薇のデジイチスケッチをメインにした公園散策でしたが、多くの旬の薔薇に出会えて、その美しさを改めて見直し、感じることが出来ました。

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「ポピー園」へ

2025年05月04日 13時03分57秒 | お出かけ

 私の住む地域には、薔薇の「ヴェルニー公園」に始まり、花しょうぶの「しょうぶ園」、河津桜、紫陽花の観音崎「花の広場」等々、その季節の花の名前を冠した特徴的な公園が幾つかあり、四季折々に花を愛でることが出来ます。
 その一つに、ポピー・コスモスを中心とする「くりはま花の国」があります。子供たちが幼少の頃はアスレチック広場、ゴジラの滑り台等が人気で頻繁に訪れていましたが、最近はとんと遠ざかっていました。連休前半の晴れの日にポピーの花が咲き始めたとの友人の情報もあり、細君と久しぶりに訪れてみました。

     「ポピー園入口」

 久里浜の丘陵地帯の谷戸を切り拓いたポピー園には100万本のシャーレーポピーが、さらに丘陵の頂「天空の花畑」にも100万本ネモフィラが見頃を迎えているとの報道がありました。なお、ポピー園の空一面に「鯉のぼり」が泳いでいましたが、これは5月19日まで続くとのことでした。
 私達が行った日は連休中でもあり、駐車の困難さも予測されましたので電車で向かいました。公園の駐車場には駐車待ちの500m以上の長い車列が出来ていました。


     「ポピー園の空を泳ぐ鯉のぼり」

 ポピーも未だ満開とまではいかず、5割程度の開花で谷戸一面を覆うまでには至っていませんでした。それでも、風に揺れるポピーは、儚げながらしっかりと存在感を主張していました。ポピー園を細君と散策しながら真紅、薄紅、白色と色とりどりの花を愛で、風に揺れるポピーをデジイチスケッチをしました。



 ネモヒラの咲く「天空の花畑」を経由し、海辺の出口まで運行される「フラワートレーン」もありますが、かなりの行列で、2,3回待ちの状況で、多くの方が徒歩での丘陵登りを余儀なくされていました。

     「フラワートレイン」

 私たちはポピー園の散策と、スケッチで「天空の花畑」まで徒歩で登る余力は既になくなっていました。従って、今回はポピー園の見学のみで、ネモヒラ園は諦めることにし途中の展望デッキで休憩としました。

     「風に揺れるポピー」

 また、この地域で有名な「関口牧場」の牛乳を使ったソフトクリームの美味しさに癒され、11,000歩の花畑散策を終えました。

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「八代亜紀 回顧展」へ

2025年04月13日 16時04分11秒 | お出かけ

 昨日、東京渋谷で行われている「八代亜紀 回顧展」に細君共々行って参りました。
昨年末、歌手の八代亜紀さんの銅像の除幕式に参加した旨を、このブログでも触れさせて頂きましたが、そのスタッフからのご案内を頂いての事でした。


     「咲き盛る 侘び助」

 この回顧展は、「生きる~ありがとう…これからも~」と題して、西武渋谷店A館の催事場で4月11日(金)〜20日(日)に行われています。
 八代亜紀さんは、歌手として「雨の慕情」「舟唄」など、数々のヒット曲を歌い続けた一方で、画家として繊細な筆致と写実画で、数多くの絵画作品を描き続けています。なお、フランスの『ル・サロン』展で1998年から5年連続入選し、その永久会員となっていることも知られています。

 没後初となる回顧展の題「生きる~」は、八代亜紀さんが生前に書いた詞の題を意味しているとのことです。本展では、詞「生きる」の直筆ノートを始め、絵画作品、絵画制作アトリエの再現ブース、衣装(ドレス・着物)、写真パネル、トロフィー・盾等々が展示されていました。ここでは歌手と画家、両面で表現し続けてきた、「アーティスト八代亜紀」の軌跡をたどる回顧展となっていました。
 また、本展の音声ガイドは八代亜紀さんのAI合成音声が行い、絵画作品の説明は、親交の深かった宮本隆治氏が担当されていました。


     「八代亜紀 回顧展入口」

 私達も、土曜日でしたので混雑は覚悟し、気候も良くお出かけ日和でしたので思い切って出かけてみました。久しぶりの渋谷はスクランブル交差点を始め、混雑状況は予想以上でしたが、様変わりした駅周辺と地下街の状況に驚きつつも、そこにある活気に少し元気をもらいました。西武百貨店A館の7階の催事場で行われている回顧展には11時頃に着き、音声ガイド付き入場券を購入し入場しました。


     「渋谷 スクランブル交差点」

 八代亜紀さんの生い立ち、演歌歌手としての厳しい道のり、さらに、活躍の様子が八代亜紀さんご自身の声を用いたAI合成音声で、パネルごとに説明されるシステムとなっていました。これは繰り返し聞くこともでき、この種の展示では画期的な試みと感じました。また、絵画作品のガイドは宮本隆治氏が、作品ごとに丁寧に、しかも心をこめて行っており好感が持てました。
 特に、絶筆になった3点の作品の説明では、絵画としてほぼ仕上っていましたが、八代亜紀さんが退院した後サインすることになっていた旨の説明がありました。それが叶わなかった経緯の説明は宮本さんの想いもこもり、涙を誘うものでした。従って、絶筆になった3点の作品にはサインの無いことも理解できました。

 芸能界の方、絵画関連のグループ、またメディア関連の方等々も見え会場は賑わいを見せていましたが、私たちは久しぶりに八代亜紀さんの絵画作品群に触れ、その精緻さと入念に描き込まれた筆跡に、こみ上げてくるものがありました。歌手としてはもとより、これらの作品に込められた想いの深さを改めて感じることが出来ました。

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再び花見へ

2025年04月06日 14時15分15秒 | お出かけ

 先にブログでも触れましたが、先月の下旬に私の住む地域の公園で「桜まつり」が開催されました。この祭りの際には桜は未だ蕾の状態で「桜無き桜まつり」となりました。このリベンジを兼ねて、改めて昨日満開の桜を求めて花見に細君共々出かけて参りました。


      「咲き盛る 染井吉野」

 公園は、まさに「桜の園」そのままに満開に近い桜で埋め尽くされていました。なお、ここには染井吉野を始め、大島桜、山桜、さらに枝垂れ桜も何本か植えられています。枝垂れ桜は五分咲き程になり、青空の下でしなやかに咲き初めていました。また、満開の桜の下では家族ずれや、若い方のグループが「花見の宴」を催していました。


      「桜咲き満る 公園」

 かつての祭りの賑わいは無いものの、穏やかで、和やかな風景がそこかしこに広がって「佳き春の日」を演出していました。また、この公園は子供達の交通マナーを身に付ける「交通公園」の役割を担い、信号や横断歩道のルールを学ぶ場所となっています。この日も子供たちが楽しみながら自転車やゴーカートを元気に走らせていました。そんな姿を眺めながら、私達も咲き盛る桜の花見、公園の散策と、久しぶりにスケジュールに拘束されない、ゆったりとしたひと時を過ごすことが出来ました。

     「咲き初める 枝垂れ桜」

 それにつけても、一人の大統領の暴走による世界情勢の激変と、ウクライナ、ガザの惨状、さらに、パレスチナ人通信員のムハンマド・マンスールさんの死が、痛みとして心に刺さります。マンスールさんはイスラエル軍のガザへのミサイル攻撃を受けて亡くなりましたが、一日も早い実質的な停戦が実現するよう祈りたいと思います。その為に私たちは例え小さくも、停戦へ向けて声を上げ続けることが必要と考えます。

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海の畔の花見

2025年03月30日 21時10分46秒 | お出かけ

 今年の染井吉野の東京での開花は3月24日と、昨年より5日程早かったようです。その後温かな日が続いたこともあり、今日30日現在で満開となっている木々も散見されるとのこと。そんな中、昨日の雨とは打って変わって今日は晴天に恵まれた為、横須賀の花の名所の一つ、「走水水源地公園」の花見に細君ともども行って参りました。


     「走水水源地公園で咲く桜 染井吉野」

 昨年も、ブログで触れさせて頂きましたが、この公園も当市では桜の名所として、かなりメジャーとなり県内外からの観光客を集めるようになりました。日曜日でもあり混雑することは予測できましたが、明日からの天候と諸々のスケジュールもあり、本日出かけて来ました。

 この「走水水源地公園」は、明治9年、横須賀造船所のためにフランス人技術者ヴェルニーが築造した水源地の一部を、公園として開放した場所でもあります。東京湾を一望することができる公園で、100本を超える染井吉野や、大島桜が咲き誇っています。なお、「走水」は古事記・日本書紀に記されている弟橘媛入水の海でもあります。また、フランス人技術者ヴェルニーは2027年の「大河ドラマ」では、多分頻繁にお目にかかる方になるかと思い、今から楽しみにしております。

     「走水水源地公園 お花見の一齣」

 近所のスーパーで昼食用のお弁当を購入し馬堀遊歩道、馬堀直線道路を経由し現地まで片道3kmほどの道のりを、散策を兼ねて徒歩で向かいました。
 公園には約30分ほどで到着しましたが、桜はほぼ5~6分咲きで思っていたよりも咲き誇こっており見ごろと感じました。休日であり天候にも恵まれましたので、かなり混雑していることは覚悟していましたが、それほどでもなく、ゆったりと場所取りが出来ました。公園は若い方のグループも多く、また家族ずれ等々で賑わっていました。私達も水源地に咲く染井吉野や大島桜、さらに山桜等々の花を一通り見て回り、デジイチでのスケッチをしました。晴れなのに花曇りに近く、すっきりとした青空ではありませんが、何とか桜の咲く様をカメラにおさめました。

     「走水水源地公園 お花見の一齣」

 この公園はトンビの被害が多発することから、監視員の方が狙われそうな場所の方にはアドバイスをして回っていました。私達もかつて、おにぎりをさらわれたこともあり、桜の枝の一面を覆う場所を選んで場所を確保しました。空を見上げると5羽ほどのトンビが獲物を狙って旋回していました。近くに座った方の、おにぎりを狙ってトンビが急降下しましたが、枝に邪魔され狙いが外れ、おにぎりをゲットできなかったようです。それにもめげずにトンビは旋回しつつ何度かトライしましたが、ゲットできずにあきらめて去っていきました。


     「走水水源地公園で咲く 大島桜」

 今日の走水の海は、弟橘媛の伝説が生まれた荒ぶ海が嘘のように、花曇りの空を映し、どこまでも穏やかに凪いでいました。その走水海岸を目の前にして咲く、見事な桜の競演を今年も二人そろって元気に眺めることが出来、良かったとしみじみ思った次第です。公園には、食事も含めて1時間ほど居て何とか余力もあり歩いて戻ることにしました。海岸道路と遊歩道を通って徒歩で帰路につきました。歩数は12,000歩近くになっていました。それなりに疲れましたが…、久しぶりの長距離の散策に心地よい達成感も味わいました。

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北久里浜桜祭り

2025年03月23日 19時46分41秒 | お出かけ

 昨日に続き本日も、本格的な春の訪れを感じさせる陽気となりました。私の住む地域の公園で「北久里浜桜まつり」が開催されました。この公園は地域でも桜の名所の一つになっており、例年は桜の咲く中での華やかな祭りとなります。今年は、二波にわたる大寒波の影響もあり、未だ桜は咲かず、かたい蕾の下での祭りとなりました。

     「咲初める ラッパ水仙」

 この祭り呼び物は、「出店数横須賀随一」と言われるフリーマーケットですが、桜は咲いていないものの、公園内の歩道を埋め尽くす出店があり、かなりの賑わいを見せていました。
祭りの特設ステージでは神奈川県警察音楽隊、和太鼓「須賀楽座」の演奏のほか、フラダンス、近隣中高校生によるパフォーマンスやビンゴ大会などが繰り広げられ祭りに花を添えていました。また、地震体験車にも子供達も含め長い行列ができていました。

     「地震体験車待ちの行列」

 私と、細君は、勇壮な和太鼓演奏のフアンで、この演奏に間に合うように会場に到着し、じっくりと味わうことができました。勇ましいバチさばきと、地底から響いてくるような大太鼓の音色は、なぜかワクワクし勇気をもらえる気がします。

     「和太鼓演奏」

 高校生のバトン・チェァリーデングも日ごろの練習の成果を発揮し、力強く優美な技を披露してくれました。私の友人たちも主催者の一員として、元気にきびきびとした姿勢で活躍されており、その様子に励まされました。

     「祭りの特設会場」

 「花より団子」の喩えの通り、桜は咲いていないものの模擬店は長蛇の列が出来ていました。フリーマーケットでの買い物や、模擬店での買い物をしつつ、昼食は会場の混雑を避け、細君ともども商店街の食堂で済ませました。
 家からは散歩を兼ねて徒歩で行きましたので、会場巡りを含めて8,000歩強となり、春日のもとそれなりに良い運動となりました。

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「三浦桜祭り」へ

2025年03月02日 21時23分24秒 | お出かけ

 第二派に及んだ最強寒波の影響か、三浦海岸の河津桜も開花時期が平年に比べ10日ほど遅れました。ここ三~四日の春を思わせる温かな気象の中で、一気に開花する状況になっているとのブログ友のお知らせがありました。こんな知らせに促され過日、細君共々「三浦桜祭り」に出かけて来ました。

     「三浦海岸駅周辺で咲き盛る 河津桜」

 このブログでも度々触れてきましたが、京急線の三浦海岸駅から小松ヶ池公園までの線路沿い約1kmにわたり、早咲きで知られる河津桜約1,000本が植樹されています。これは「桜の咲く里づくり」を目指した「三浦海岸まちなみ事業協議会」の方々が中心となり、平成11年度に苗木の植栽が始められたことが契機となっています。その後、三浦市内外の多くの協力者によって増殖され今日に至っています。
 今では毎年種をまく菜の花とともに、黄色と薄紅の彩どりの映える景色や、春の香りが漂い、早春の風物詩として定着しています。祭りの期間中30万人前後の観光客が訪れるメジャーな観光地にもなっています。

 私たちが訪れたのは、寒波も緩んだウィークデーでしたが、観光客の方が歩道を埋め尽くすほどに混雑していました。その二割程度は外国人のツアー客と感じました。菜の花の黄色と薄紅に咲き競う河津桜、さらに時々通過する京急電車の赤い車体とが格好の「映え」景色となっていました。

     「京急電車と河津桜」

 私達も、観光客の皆さんに押されるように、京急三浦海岸駅から小松が池までの片道1km程の距離を桜と菜の花の景観を楽しみながら、またデジイチでのスケッチも行いながら往復してみました。なお、沿線の河津桜は8分咲きで見ごろでしたが、小松が池周辺は既に散り時を迎えていました。

 昼食はいずこの店も混雑して行列が出来ており、待ち時間も半端でないため、いつも訪れるお馴染みの店で済ませました。また、駅周辺の出店も大分賑わっていましたが、細君の大好きなあんぽ柿と、生ワカメ、テングサ等を土産として購入しました。テングサは帰宅後細君はさっそく「ところてん」をつくり冷蔵後おやつとして頂きました。「ところてん」はお店で購入するものの味に比べ、仄かな甘さもあり美味しく頂きました。

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誕生日

2025年01月19日 10時07分32秒 | お出かけ

 過日は私の誕生日でした。
私達の年代になると、この日は必ずしも楽しい日ではありませんが…。
ただ、細君には日帰り天然温泉と、食事をセットした、心温まる祝いの
宴を催して頂きました。


     「咲き初める 菜の花」

 最近は細君と共に、ボランティア等々の合間を縫って、公立の
温水プール通いを週三回程度行っている
こともあり日帰り温泉へは、
中々行く機会も少なくなっていました。

久しぶりの温泉に、その良さを実感してきました。露天風呂からは
180度の海の眺望が臨め、少し北風はあったもののゆったりとした
癒しのひと時を過ごすことが出来ました。温泉から出た後は、
海の見えるお食事処で、この店のお勧め「ご膳」を二人で頂きながら、
シェフの心をこめた料理を堪能させて頂き、祝膳に感謝しました。

 前にも触れましたが、私には3人の息子がいますが、受験期の子供も
おり、また、長引いたコロナ禍で少なからず影響を受けていることも
あり、精神的にも、経済的にも、大変なこともあり、誕生日など
諸々の贈物はもういらないと細君と共に宣言してきました。


     「咲き初める 日本水仙」

 しかし、子供達のお嫁さんの心遣いもあり、Golden Bearの
ダウンブルゾンやシャツ、さらには、日本酒大吟醸の飲み比べセット
等の祝いの品が届き、恐縮するばかりでした。
そして、何よりも嬉しかったのは孫たちのお誕生日祝いメッセージでした。
改めて感謝した次第です。

 孫たちも全員揃って年末年始に訪れてくれ、その成長を目の当たり
にし、頼もしさと共に、眩ささえ感じました。じいじ、ばあば冥利を
十分感じ、さらに心優しいコメントまで届けられ、この上ない幸せな
想いに浸りました。
今回はかなり甘々な文章で恥ずかしい限りですが、晴れの日に免じて
ご容赦頂ければ嬉しいです。

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映画『グランメゾン・パリ』

2025年01月12日 14時30分08秒 | お出かけ

 今、木村拓哉主演の映画『グランメゾン・パリ』が公開中で、12月30日公開から1月5日までの公開7日間の累計動員は96万人と、好スタートを切っているとのことです。私も12月30日の初公開日に細君共々横須賀の映画館で鑑賞してきました。暮れのテレビで「グランメゾン東京」のスペシャルドラマを見ていましたので、導入部から背景のストーリーも含めて違和感なく楽しめました。


     「咲き満る 山茶花」

 既にご覧になっている方も多いかと思いますが…、簡潔に触れて見ます。
今回は、フランス・パリでの大規模なロケ撮影も行われた本編で、監督は、映画「ラストマイル」ほか、TVドラマでは「MIU404」「アンナチュラル」など、話題作を手掛ける塚原あゆ子氏がTVドラマに引き続き担当されています。また、韓国のアイドルグループ「2PM」のオク・テギョン、アイドルグループ「Aぇ! group」の正門良規が新キャストとして参加していました。さらに実際に2020年に、アジア人初となるフランスの三つ星を獲得した「Restaurant KEI」の小林圭シェフが、映画の料理監修を務める等本物志向が随所に感じられる作品との印象がありました。

 異国の地でシェフが個人店で三つ星を獲ることは奇跡と言っても過言ではなく、2020年から2024年と5年経った今でも、ミシュランガイド・フランスでのアジア人店舗の三つ星は「Restaurant KEI」一店舗のみとの厳しい現実があります。そんな世界最高峰と称されるフランス料理の本場・パリを舞台に、アジア人初となる“三つ星”獲得へと挑むストーリーです。
 料理に人生をかけるフランス料理のシェフ・尾花夏樹(木村拓哉)が、女性シェフ・早見倫子(鈴木京香)と出会い、周囲と衝突しながらも日本で三つ星レストラン「グランメゾン東京」を作り上げました。
 それから時が経ち、尾花は早見と、フランス料理の本場・パリで、新店舗「グランメゾン・パリ」を立ち上げ、アジア人初となるミシュラン“三つ星”を獲得するために奮闘していました。

 名だたる巨匠たちがしのぎを削る本場フランス。そのフランス料理で “三つ星”を獲得することは、尾花にとっての人生をかけた悲願でした。しかし、異国の地のシェフにとっては、満足のいく肉や、野菜などの食材を手に入れることにすら高い壁があり、“三つ星”に選ばれるなど夢のまた夢の結果を出せない日々が続いていました。そしてあるガラディナーでの失態が原因で、かつての師と「次のミシュランで三つ星を獲れなければ、店を辞めフランスから出ていく」という約束を交わさざるを得ない状況に追い込まれます。カリスマシェフと称された尾花夏樹は、挫折や人種、さらには文化の高い壁を乗り越え、仲間と共に世界最高峰の“三つ星”を手に入れる熱き挑戦に挑みました。料理に注ぐ情熱と、あきらめない想いが次々に襲ってくる難関を乗り越え“三つ星”に到達する感動的な物語でもありました。

 ネタバレとなりますのでこれ以上の記述は控えますが、前作で「一滴のソースにも料理人は命を削り注ぐ」との尾花の台詞がありました。この想いが食材選びから、料理の隅々にに余すところなく注がれた本物志向の作品との印象をさらに深くしました。
 また、木村拓哉の舞台あいさつではありませんが「美味しく味わい深い」作品とも感じました。見終わった細君の感想も、今までの木村拓哉主演の映画の中で最高!と言っていました。

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「八代亜紀さんの銅像」除幕式へ

2024年12月22日 20時04分27秒 | お出かけ

 歌手の八代亜紀さんが昨年暮れに急逝して、今月30日で1周年になります。
先日、八代さんとご両親が眠る東京都品川区の「ひかり陵苑 安養院」にて行われた八代さんの銅像の除幕式に細君共々参加してきました。除幕式には約110名の方が参列し、在りし日の優しかった八代さんを皆さんと共に偲びました。


     「白い山茶花」

 八代さんの銅像は、日展特別会員の彫刻家堤直美さんによって制作され、箱根の別荘にあった八代さんの自作の詩の石碑が移築された陵苑の脇に、設置されていました。石碑には、
  「遠まわりでも つまずきながらでも ひとすじに生きる
    それがすばらしき人生」
の詞が彫り込まれていました。

     「安養院 景観」

 生前に八代さんが同寺院とモニュメント制作を約束していたことから、一周忌にあわせ所属事務所が主宰となり銅像建立となったとのことです。建立の発起人は、ヒット曲「なみだ恋」や遺作「想い出通り」でタッグを組んだ作詞家の悠木圭子さん、服部セイコーグループの代表取締役会長の服部真二さんをはじめ、生前八代さんと親交の深かった方が担い、その方達より、親交のあった友人の方々に呼びかけがあり、私達にもお話を頂き参加させて頂きました。
銅像建立に参加し、協力した方の名は石碑に書き込まれていましたが、法人8社、個人156名余でした。

     「八代亜紀さんの銅像」

 銅像は高さ160センチ、土台30センチで等身大の大きさとなっており、左の手のひらを天に向ける、八代さんの代表曲「雨の慕情」の歌唱の際の姿が再現されていました。
作詞家、悠木圭子さんは「亜紀ちゃんはたくさんの愛をくれました。素晴らしい像ができて会いに来ることができ嬉しい」とあいさつされました。
 銅像を制作された彫刻家、堤直美さんは「八代さんは誰とでも分け隔てなく接してくれました。ステージでの化粧した顔でなく、その優しさがにじむ愛に満ちた素顔を表現しました」と制作意図を語り、さらに、「ブロンズになった八代さんを触って偲んでほしい」と話されました。

 お寺の住職さんによる入魂式等も含めて、小一時間ほどで式典が終わりました。
当日は、都内でも小雪の降るとても寒い日でしたが、皆さんで八代さんがここにきている気がすると・・・、口々に話されていました。改めて八代さんに寄せる、それぞれの方の想いの深さを感じる心温まる式典でした。

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