うてん通の可笑白草紙

江戸時代。日本語にはこんな素敵な表現が合った。知らなかった言葉や切ない思いが満載の時代小説です。

江戸群盗伝

2015年09月04日 | ほか作家、アンソロジーなど
半村良

 1996年6月発行

 盗賊たちの義理と人情を描いた傑作時代小説。

其の一・夜がらす五兵衛
其の二・じベたの甚六
其の三・桔梗屋四郎兵衛
其の四・扇屋おりく
其の五・賽銭吉右衛門
其の六・犬走りの長吉
其の七・先達貫太郎
其の八・なおし屋富蔵
其の九・沖の六兵衛 計9編の短編連作

 時は天保。白鳶の徳兵衛と幸手の惣右衛門という大盗人の下で、狙う相手は、不正に蓄財する大商人や、鼻持ちならな い大名たちといった見逃せない面々。
 人を殺めず華麗な盗みの職人芸を極めながら、「粋」に命を張った裏社会の闇に生きる盗賊たちの生き様を描く。

 面白い。江戸っ子の義理と人情が胸に響く。

主要登場人物
 猫足の勘次(煙管職人)
 間男七之助 
 白鳶の徳兵衛
 幸手の惣右衛門
 夜がらす五兵衛
 じベたの甚六
 桔梗屋四郎兵衛
 扇屋おりく
 賽銭吉右衛門
 犬走りの長吉
 先達貫太郎
 なおし屋富蔵
 沖の六兵衛

 五郎蔵…岡っ引き


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