「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

失望の県監査、『常識では考えられない失念だが、故意ではない誤伐採』

2009-12-08 19:17:00 | 静岡空港
昨日、待ちに待った監査結果が発表された。
静岡空港滑走路脇の私有地の立木無断伐採についての監査結果である。
結論は「誤伐採」。故意とは立証できなかったからということだが、客観的には、知事の「過失とは言い切れず限りなくクロに近いグレー」との見解よりもトーンダウンしたものである。
それを悟られまいとばかり、会見では「常識では考えにくい事務執行」などと憤る様子を見せていたが、何のことはない、誤伐採担当職員の境界確認手続きを失念していたとの主張を丸のみしたということでしかない。
残念である。
そこで、以下のとおり昨夜公文書開示請求を行い、その監査を監査することとした。
昨日の会見では、情報公開の重要性、説明責任の重要性を述べ、「職員間での口頭指示や質疑応答など詳細な記録が作成されていなかった」「記録を公文書として作成・保存するよう努められたい」などとまくし立てた監査委員の調査記録の仕方がいかほどのものか、説明責任を果たすとはどいうものか、是非手本として示してもらいたいものである。

忘れてもらっては困るのだが、
2002.10.28
「短期間で監査を遂行することを最優先した。調査員の聞き取り調査の結果の報告は口頭で行い、記録は作らなかった」(県監査委員事務局)
2002.12.20
読売新聞静岡支局の情報公開請求に10月28日の時点では「存在しない」としていた公文書101枚を公開。「文書の棚を総点検した時に拾い忘れた物が見つかったり、担当者のメモと位置付けていたものをその後の判断で公文書扱いにした」(県監査委員事務局調査監)
http://www2.ocn.ne.jp/~sizuoka1/uragane.html
という隠蔽体質はくれぐれも無しでお願いしたい。
<請求受付メール抜粋1>
 平成21年12月8日付けで「今年10月2日に県が公表した静岡空港隣接私有地におけ
る立ち木の無断伐採に係る工事の財務会計書類(静岡県財務規則に基づく契約執行
伺いから支出票に至るまでの書類一式)及び工事関係書類(静岡県建設工事執行規
則、静岡県工事監督要領、静岡県工事検査要領に基づく工事関係書類一式)。」に
関する開示請求を受付けました。
 この請求については、静岡空港建設事務所が担当室となります。

<請求受付メール抜粋2>
 平成21年12月8日付けで「今年10月2日に県が公表した静岡空港隣接私有地におけ
る立ち木の無断伐採に係る監査結果起案文書類一式及び当該監査のための調査復命
書、口頭記録簿等の調査関連書類。」に関する開示請求を受付けました。
 この請求については、監査委員事務局監査室が担当室となります。


<無断伐採関連ページ>
http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/507.html
http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/489.html
http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/486.html
http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/483.html
http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/481.html