「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

JAL機材小型化で搭乗率はアップするも、利用者数は減少

2009-12-01 19:49:00 | 静岡空港
11月までの静岡空港の利用者実績が公表された。
JALが福岡便と札幌便の機材を小型化したことで利用者数は減少するも、搭乗率保証で注目の福岡便は78.5%と初めて保証ラインを超えた。
このため、先月末で億を超えた保証額は1億を切り約9,600万円に減少した。
仮に11月の実績が3月まで継続した場合、最終的保証額は2,200万円にまで減少する計算だ。

具体的に実績を振り返ると、10月までの保証額債務が7,224.6席分114,148,680円。
11月単月で1162席分18,359,600円を回復し、
11月末まででJALに支払うべき保証額は6,062.6席分95,789,080円となったということである。
反面、利用者数は搭乗率の上がった福岡便で約25%減少、札幌便(JAL)ではANAの増加とは対照的に、利用者数が約58%減少、搭乗率も11.9%減少した。

先月http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/499.htmlに続き11月末までの静岡空港搭乗率は以下のとおり。

県利用者予測
国内線年間 106万人(うち、札幌便は50万人を予測)
国際線年間  32万人
計     138万人に対して、現在の実績は、

国内定期路線
<開港日6月4日~11月30日>(約6か月間。ただし、11月からJAL機材小型化。)
(路線名、提供座席数、搭乗者数、搭乗率の順)
札幌線、89,910席、69,128人、76.9%(先月末比2.3%減)
 うちJAL、47,910席、40,507人、84.5%(先月末比2.0%減)
 うちANA、42,000席、28,621人、68.1%(先月末比2.0%減)
福岡線、122,428席、79,637人、65.0%(先月末比1.6%増)
沖縄線、41,760席、33,180人、79.5%(先月末比0.6%減)

<FDA就航日7月23日~11月30日>
(路線名、提供座席数、搭乗者数、搭乗率の順)
小松線、39,520席、16,442人、41.6%(先月末比1.7%増)
熊本線、19,836席、9,216人、46.5%(先月末比2.7%増)
鹿児島線、19,648席、11,479人、58.3%(先月末比3.3%増)

以上、国内定期便合計 333,138席、219,082人、65.8%(先月末比0.1%増)
(うち、11月のみの合計 50,880席、33,500人、65.8%(先月末比5.8%増))

注:薄利多売の売上率と収益性と同様、搭乗率の高低と収益性の良し悪しは必ずしもリンクするものではない。

参考<11月1日~11月30日>
(路線名、提供座席数、搭乗者数、搭乗率の順)
札幌線、11,760席、7,249人、61.6%
 うちJAL、4,560席、3,024人、66.3%
 うちANA、7,200席、4,225人、58.7%
福岡線、13,680席、10,738人、78.5%
沖縄線、7,200席、5,505人、76.5%
小松線、9,120席、4,322人、47.4%
熊本線、4,560席、2,523人、55.3%
鹿児島線、4,560席、3,163人、69.4%

国際線
<開港日6月4日~11月30日>
(路線名、提供座席数、搭乗者数、搭乗率の順)
ソウル線、120,974席、76,930人、63.6%(先月末同)
 うちアシアナ、61,046席、41,396人、67.8%
 うち大韓、59,928席、35,534人、59.3%
上海線、未公表、未公表、49.3%
その他チャーター路線、13,491席、10,088人、74.8%