「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

自民党より骨抜きになった民主党公務員改革法案

2010-04-06 22:36:00 | ノンジャンル
「政府案は驚くべきことに麻生内閣の法案(廃案)よりはるかに後退している。民主党は天下り根絶を断念した」本会議で対案の説明に立った自民党の塩崎恭久元官房長官は声を張り上げた(毎日新聞社)

これがすべてを物語っている。
麻生内閣の法案でさえ骨抜きといわれた法案で、これらのことに反発した渡辺(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/150.html)(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/309.html)(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/317.html)が離党し新党結成に至ったことは周知の事実だが、これよりも今回の法案がひどい原因といえば大阪府の橋下知事が言うように「民主党政権は公務員労働組合の指示を受けているから」だ。
その証拠に公約の公務員人件費の2割削減は提出されずじまいだ。
そもそもこの公約は先の衆議院選挙で突然出てきたというものではない。
私のHP上(http://www2.ocn.ne.jp/~sizuoka1/zakkan1.htmlの雑感20050924-3)でも紹介しているようにずっと前からの主張で本来なら真っ先に手をつけるべきことだ。
財務省が今日発行した国債は2兆2千億円だという。
国と地方の長期債務残高は本年度予算案ベースでさえ862兆円(社会保障基金などを含めた一般政府債務残高ならさらに150兆円以上プラスされる)にも上り、対GDP比で182%だ。
頼りの国内家計の純金融資産も1千65兆円程度で国内金融機関が国債を引き受けできる余力がなくなるのは間もなくだ。
大きな方向としては支出を抑えるか増税しかないが、どちらもしないというのが現政権。失望されるのも当然だ。

国も国だが、静岡県はもっとひどい。
事業仕分けは誤魔化しパフォーマンス(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/505.html)、公約の天下りは完全骨抜き(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/431.html)(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/427.html)というより身さえない状態で、公務員人件費に至っては手をつけないと知事選時に公約し連合の支援を受けてしまっている。
その上、開港1周年とかでまたも空港利用者に税金(借金で調達した)をばらまくという。
公費で上海万博に行く県議らも含めて、次世代の子どもたちに「今から私たちが静岡空港から観光旅行に行く費用は将来君たちが負担するんだよ」とどのよう顔をしていえるのか?
まともな想像力(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/64.html)を欠いた異常な状況としかいいようがない。
JAL破綻問題では破綻にいたってから客観的に振り返ってJALの異常な放漫経営が糾弾されたが、なぜ進行形の時点で認識できなかったのか。
このままでは静岡県も国も、将来同じように今の放漫財政が原因と分析されるに違いない。後の祭りだが。