「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

空港維持管理経費の赤字5億から7億へ

2008-12-10 00:12:23 | 静岡空港
平成19年2月「空港は着陸料が丸々入ってこないとしても、今の想定では5億円強で、グランシップの赤字に比べはるかに少ない」と言っていた知事。
おととい12月8日の県議会の質疑では、煩雑ではなく頻繁などと麻生総理を皮肉りながら、「丸々赤字になったとしても今見積もられる経費からすると6億円強、7億円を下回るというふうに見積もられる」と発言、2億円近く赤字幅がアップしている。
何のことはない。天下り受け入れ先の空港運営会社を赤字にしてはならんと委託料をたっぷり払う算段である。
その上、屋上屋を架すように空港運営会社に家賃を払ってビル内に県の空港管理事務所も設置するという。http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/269.html
まったくあきれるばかりだが、非常識ぶりはこれだけではない。
昨日の質疑で県は島田市に建設する多目的産業展示施設について、県民の皆様に「施設の必要性についてもご理解を得てまいりたい」と意欲満点。
その根拠はといえば、いつかどこかで聞いたような「国際競争力の向上」「産業振興に寄与」「多様な交流がもたらす経済効果」などなど。
懲りないやつらだ。
では費用対効果を考えてのことかといえば「費用対効果につきましては現時点で具体的な試算はしておりません」ときた。
要するに、造ることが前提で、根拠となるべき費用対効果は空港同様に後で1以上になるように創作すればよいとの考えなのだろう。
(ちなみに、経済波及効果とはいわばお金の流れる量の累積であって、公共事業ならどんなに無駄な箱物であってもその費用以上の効果が出るのは当然で、いまや費用対効果の分析なしには事業正当化の根拠足り得ない。)
過ちは正されなければこうして繰り返される運命だ。

さて、その石川嘉延、何を考えてか明日あさってで中国上海に行くという。
先月14日に中国東方航空が静岡空港で上海便週4往復を開港時から就航する意思を表明したことはすでに報道された事実であるが、にもかかわらずトップセールスとして中国東方航空の社長に直接要請し定期便就航を確実にするために上海に行くという。
よくわからない行動である。
まさかとは思うが、そこで少し具体的な就航の言質を取ってそれをトップセールスの成果だと自慢するほど厚顔ではないと思うが、彼の場合は常識では計れない。
まあ、ボーナスカットの代わりの海外旅行ということだろう。
居ても役に立たないのだからせいぜい、ゆっくりしてきたらいいと思うのは私だけだろうか。