昨年行ったときの北京。
このときに今のようなチベット問題や餃子問題などだれが予想できただろうか。
私自身今年の北京オリンピックの成功とそれを機にした高度成長路線の継続を信じて疑わなかった。
一寸先は闇。
今日のおよそ10年ぶりという胡錦濤国家主席来日もこれだけ国民の支持のない総理では足元を見られる。
問題解決にはほど遠く、2頭のパンダを成果と喜ぶ福田の顔が目に浮かぶ。
リンリンの死も偶然としたら歴史の因果か。
癪ではあるが、パンダはかわいい。いざ来た時にはやはり一定の効果があるだろう。
不都合なことは忘れ心地よいことを求めたがるのは人間のさが。
しかしあえて困難を好むのも人の性分の一つ。
そこに期待したいが、あまりにぜい弱だ。
せめて後世の国益を損なうような譲歩だけはしないでもらいたいものだ。