【見出しのタイトルはインパクト重視で!】
昔うっかり受講した、ライター講座で教わったテクニック(笑)を、今回のブログタイトルに使ってみた。
古い週刊誌でよく見かけた、二流女性タレントの独白記事みたいでいいでしょ。
私がガキの頃、スパゲティはナポリタンとミートソースの二択で、カルボナーラは未知の料理だった。
18歳のとき、初めて食べたカルボナーラは、特にウマいとは思えなかった。値段もラーメンやうどんより割高だったし。
その後、他の店でも食べてみたけど、感想は同じ。まだ、カルボナーラが今ほどメジャーではなかったためか、
「よくわかんねえけど、玉子とベーコン入れときゃいいんだろ?」的な、いい加減な調理もよく見かけた。
今でも営業しているのかは知らないが、渋谷の井の頭線駅近くに、ちょっと珍しい屋台のスパゲティ店があった。
そこでカルボナーラを頼んだところ、麺と一緒に玉子とハムと玉ねぎを炒め、特に味付けもしないまま皿に盛られ、
「ヘイお待ち! お好みでそこの醤油や塩をかけて喰ってくれ」と提供された(苦笑)。
バッチリ固まった炒り玉子と、やや焦げたパスタに、醤油を垂らし…あれこそ、人生最悪のカルボナーラだったな。
初めてカルボナーラを「ウマい!」と思ったのは、今から20年ほど前、友人に連れていかれた吉祥寺駅近くのバー。
ずいぶん前に閉店したため、もはや店名すら覚えていないが、そこのカルボナーラは、とにかく濃厚だった。
クリームソースはもちろん、ベーコンやチーズの風味も、それまで食べたものとは全然違っていた。
それからは、カルボナーラだけを目当てに、何度かその店に通った。
バーなのでウーロンハイは置いてなく、ソフトドリンクを頼むのも、なんだかカッコ悪いかな、と思い、
「すいません、カルボナーラと…マティーニ」などと、酒に無知だったゆえ、謎の注文をしたこともあった。
念のため記しておくが、カルボナーラとジンは合わないから気をつけよう。
以後、カルボナーラ愛好家になった私は、専門店や洋食店に喫茶店など、いろんなお店で食べ回っている。
以下で、今年「私を過ぎていったカルボナーラ」…要するに今年食べた分を紹介していく。
まずは、新宿紀伊國屋書店の地下食堂街にある、生パスタの店『JINJIN』。
生パスタならではのモチモチ食感が特徴で、ドリンク付きで760円と、価格もリーズナブル。
ただ、皆さんもお気づきだろうが、脇のトマトソースがジャマなんだ。
昔は、メニュー表示も「カルボナーラ(トマトソース)」となっており、
カッコ・トマトソース・カッコトジルの記載が気になり、いまいち食欲をそそらなかった。
続いても、生パスタの店で、兵庫県三宮でみつけた『POTA PASTA』。
※追記 現在は閉店した模様
ここは駅近くなのに、値段は380円~とさらに安く、写真の「究極カルボナーラ」はなんと500円!
他には「奇跡のボロネーゼ」550円、「伝説のミートソース」460円など。ネーミングはともかく、安いのは間違いない。
その分、厨房の店員の態度は、あまり良くなかったが、この値段なら文句は言えない。
調べたら、東京の渋谷や大森、北千住にも支店があった。北千住も、店員のガラが悪そうだな(←偏見)。
こちらは、私が学生時代に数度通った、下高井戸にある専門店の某。
昔は違う店名だったが、当時のオーナーから現オーナーが引き継いだらしく、店の場所やメニューは同じ。
若く金がない頃は「ちょっと高いよなあ」と思ったメニューは、その後もしっかり値上げされており、
カルボナーラ並で1300円。トシとった今でも高いと感じてしまった。
それより気になったのは、厨房の男性店員(現オーナーか?)の態度。客が来ても挨拶はせず、ムスッとしているくせに、
調理が終わるたびに、フライパンなどの調理器具を洗い場にバターンとぶん投げ、皿を拭く時はガチャガチャ音を出し、
洗い終わったスプーンやフォークは、置き場にガシャーンと、わざわざ叩きつける。
コイツは、大きな音を出さなきゃ気が済まない下等動物なのか?
味は普通だが、高く量少なく、調理人がバカでは、残念ながら二度と行かない店リスト入り決定。
一応、店名は出さないでおくが…あっ、しまった、皿の上の方に書いてあったか(←わざと)。
追記 ネットでも「男性店主の態度が悪い」と批判されていた、上記店舗『虫の巣』は、2023年1月で閉店した模様。
別のオーナーが営んでいた、『ソープオペラ』という屋号の頃は、いい雰囲気のお店だったのに…。
続いては、ちゃんとしたお店を。西荻窪南口のバー『エピグラム』。
店内はいわゆるオシャレなバーで、私のような薄汚い男は明らかにアウェイだったが、
店主が陽気な方で、いろいろと話しかけてくれたので助かった。
そんな店主が作るカルボナーラは写真の通り、横長の皿に盛り付けられた、クリーム多めのまろやかな仕上がり。
価格は1000円だが、雰囲気の良いバーで、しかも深夜の時間帯にしては破格。
先述の吉祥寺のもそうだったが、バーのパスタ料理は意外とおいしい!
私が自宅で作るのも、同級生が昔やっていたバーで出していた、カルボナーラの調理方を教わったものだ。
そんな私が、今年最も気に入ったカルボナーラもやはり、西荻窪のバー『最後に笑え』のもの。
以前、当ブログでも紹介したが、こちらは、カウンターとテーブルひとつだけの小さなバーにもかかわらず、
店主の吉田さんの人柄と手製の料理を目当てに、連日、入れ替わりでお客さんが訪れる。
フードメニューは定番・限定いろいろあるが、このカルボナーラ1000円は、すぐに完売した人気商品。
たくさんのベーコンとチーズ、そして濃厚なソースとの組み合わせが最高!
ただし、注文が入ってからベーコンをじっくり炒め、ソースを作り始めるため、提供までにやや時間がかかり、
店主自身も「メンドくさいから当分やらない(笑)」とのこと。それは残念…。
現在ではこのカルボナーラが、日本一ウマいと個人的には思っている。
最近の店主は、メニューに油そばを入れることが多く、実際こちらも絶品なのだが、
年に1度くらいは、カルボをやって欲しいなあ…と切望している。
昔うっかり受講した、ライター講座で教わったテクニック(笑)を、今回のブログタイトルに使ってみた。
古い週刊誌でよく見かけた、二流女性タレントの独白記事みたいでいいでしょ。
私がガキの頃、スパゲティはナポリタンとミートソースの二択で、カルボナーラは未知の料理だった。
18歳のとき、初めて食べたカルボナーラは、特にウマいとは思えなかった。値段もラーメンやうどんより割高だったし。
その後、他の店でも食べてみたけど、感想は同じ。まだ、カルボナーラが今ほどメジャーではなかったためか、
「よくわかんねえけど、玉子とベーコン入れときゃいいんだろ?」的な、いい加減な調理もよく見かけた。
今でも営業しているのかは知らないが、渋谷の井の頭線駅近くに、ちょっと珍しい屋台のスパゲティ店があった。
そこでカルボナーラを頼んだところ、麺と一緒に玉子とハムと玉ねぎを炒め、特に味付けもしないまま皿に盛られ、
「ヘイお待ち! お好みでそこの醤油や塩をかけて喰ってくれ」と提供された(苦笑)。
バッチリ固まった炒り玉子と、やや焦げたパスタに、醤油を垂らし…あれこそ、人生最悪のカルボナーラだったな。
初めてカルボナーラを「ウマい!」と思ったのは、今から20年ほど前、友人に連れていかれた吉祥寺駅近くのバー。
ずいぶん前に閉店したため、もはや店名すら覚えていないが、そこのカルボナーラは、とにかく濃厚だった。
クリームソースはもちろん、ベーコンやチーズの風味も、それまで食べたものとは全然違っていた。
それからは、カルボナーラだけを目当てに、何度かその店に通った。
バーなのでウーロンハイは置いてなく、ソフトドリンクを頼むのも、なんだかカッコ悪いかな、と思い、
「すいません、カルボナーラと…マティーニ」などと、酒に無知だったゆえ、謎の注文をしたこともあった。
念のため記しておくが、カルボナーラとジンは合わないから気をつけよう。
以後、カルボナーラ愛好家になった私は、専門店や洋食店に喫茶店など、いろんなお店で食べ回っている。
以下で、今年「私を過ぎていったカルボナーラ」…要するに今年食べた分を紹介していく。
まずは、新宿紀伊國屋書店の地下食堂街にある、生パスタの店『JINJIN』。
生パスタならではのモチモチ食感が特徴で、ドリンク付きで760円と、価格もリーズナブル。
ただ、皆さんもお気づきだろうが、脇のトマトソースがジャマなんだ。
昔は、メニュー表示も「カルボナーラ(トマトソース)」となっており、
カッコ・トマトソース・カッコトジルの記載が気になり、いまいち食欲をそそらなかった。
続いても、生パスタの店で、兵庫県三宮でみつけた『POTA PASTA』。
※追記 現在は閉店した模様
ここは駅近くなのに、値段は380円~とさらに安く、写真の「究極カルボナーラ」はなんと500円!
他には「奇跡のボロネーゼ」550円、「伝説のミートソース」460円など。ネーミングはともかく、安いのは間違いない。
その分、厨房の店員の態度は、あまり良くなかったが、この値段なら文句は言えない。
調べたら、東京の渋谷や大森、北千住にも支店があった。北千住も、店員のガラが悪そうだな(←偏見)。
こちらは、私が学生時代に数度通った、下高井戸にある専門店の某。
昔は違う店名だったが、当時のオーナーから現オーナーが引き継いだらしく、店の場所やメニューは同じ。
若く金がない頃は「ちょっと高いよなあ」と思ったメニューは、その後もしっかり値上げされており、
カルボナーラ並で1300円。トシとった今でも高いと感じてしまった。
それより気になったのは、厨房の男性店員(現オーナーか?)の態度。客が来ても挨拶はせず、ムスッとしているくせに、
調理が終わるたびに、フライパンなどの調理器具を洗い場にバターンとぶん投げ、皿を拭く時はガチャガチャ音を出し、
洗い終わったスプーンやフォークは、置き場にガシャーンと、わざわざ叩きつける。
コイツは、大きな音を出さなきゃ気が済まない下等動物なのか?
味は普通だが、高く量少なく、調理人がバカでは、残念ながら二度と行かない店リスト入り決定。
一応、店名は出さないでおくが…あっ、しまった、皿の上の方に書いてあったか(←わざと)。
追記 ネットでも「男性店主の態度が悪い」と批判されていた、上記店舗『虫の巣』は、2023年1月で閉店した模様。
別のオーナーが営んでいた、『ソープオペラ』という屋号の頃は、いい雰囲気のお店だったのに…。
続いては、ちゃんとしたお店を。西荻窪南口のバー『エピグラム』。
店内はいわゆるオシャレなバーで、私のような薄汚い男は明らかにアウェイだったが、
店主が陽気な方で、いろいろと話しかけてくれたので助かった。
そんな店主が作るカルボナーラは写真の通り、横長の皿に盛り付けられた、クリーム多めのまろやかな仕上がり。
価格は1000円だが、雰囲気の良いバーで、しかも深夜の時間帯にしては破格。
先述の吉祥寺のもそうだったが、バーのパスタ料理は意外とおいしい!
私が自宅で作るのも、同級生が昔やっていたバーで出していた、カルボナーラの調理方を教わったものだ。
そんな私が、今年最も気に入ったカルボナーラもやはり、西荻窪のバー『最後に笑え』のもの。
以前、当ブログでも紹介したが、こちらは、カウンターとテーブルひとつだけの小さなバーにもかかわらず、
店主の吉田さんの人柄と手製の料理を目当てに、連日、入れ替わりでお客さんが訪れる。
フードメニューは定番・限定いろいろあるが、このカルボナーラ1000円は、すぐに完売した人気商品。
たくさんのベーコンとチーズ、そして濃厚なソースとの組み合わせが最高!
ただし、注文が入ってからベーコンをじっくり炒め、ソースを作り始めるため、提供までにやや時間がかかり、
店主自身も「メンドくさいから当分やらない(笑)」とのこと。それは残念…。
現在ではこのカルボナーラが、日本一ウマいと個人的には思っている。
最近の店主は、メニューに油そばを入れることが多く、実際こちらも絶品なのだが、
年に1度くらいは、カルボをやって欲しいなあ…と切望している。