しろくま日記

読んだ本の感想を記録してみたいと思います。
なんだか忘れてしまうので。

'12年ローカス誌21世紀SF長編ベスト

2014-12-21 | 本リスト
前に書きましたが海外SF長編は基本'12年ローカス誌のオールタイムベストを参考に読んでいます。
ただ「オールタイムベスト」といいながら、このリストには21世紀に書かれた作品は入っていません。

21世紀に書かれた作品は別に集計してランキングしています。

「海外SFに詳しくなりたい」わけですが、とりあえず古典的名作を抑えてからと思っており私は新しいものに基本手を出していません。

が、まぁ自分の参考までにリストを作成しみました。

12年ローカス誌21世紀SF長編ベスト


青が既読、黄色が持っているが未読です。

「老人と宇宙」と「私を離さないで」はブックオフの108円棚で見つけて入手。
「航路」は06年SFマガジンオールタイムベストに挙がっているので入手しています。

「私を離さないで」はタイム誌ベスト英語小説100(1923-2005)にも入っていますし、週刊文春の海外ミステリベスト100にもランクインしています。
普通小説としても優れていて、SF的要素もミステリ的要素もある作品なんでしょうね。
さすが村上春樹とならぶノーベル文学賞有力候補カズオ・イシグロです。

なおリスト中既読なのはその村上春樹の「海辺のカフカ」だけ。
なんと村上春樹は「1Q84」と2作ランクイン。

海外で一番有名な日本人SF作家は村上春樹だったんですねぇ(笑)

日本人では伊藤計劃の「ハーモニー」が111位と健闘しています。
早逝された伊藤計劃氏、評価高いんですねぇ。

意味があるかないかですが….。
一応ランクに多く載っている作家は全178作中

8作=チャールズ・ストルス
7作=アレステア・レナルズ
5作=ジャック・マクデヴィット、ジョン・スコルジー、イアン・M・バンクス

ジョン・スコルジーは「老人と宇宙」の作家であるということをかろうじて理解しているのみであとの作家は全く知らない…。
でもまぁこの辺がアメリカで人気のあるSF作家なんでしょうねぇ。

でもイアン・M・バンクスなどはSF作品が翻訳すらされていません…。
(普通小説をイアン・バンクス名義で書いているようですが)

日本で名前の売れていない作家の海外SFの新作、なかなか売れなそうですが英語の読めない私のような読者としては是非翻訳して欲しいものです。

そういう私も何年後に読むかわかりませんが….。

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