本日は、エデュコ21期生(6年生)の最後の保護者会が開催されました。本日の確認事項のうちの大きな項目を改めて述べることといたします。
第一に、いよいよ受験校を決めなければならないということです。中学受験は、高校受験と異なり、公立中学への進学という選択肢すらある、選ぶ側に主導権がある受験です。進学させる理由を明確にしたうえで、受験校を決定してください。
そのうえで、第二に、合格可能性の見立てについては、担当講師ときっちり確認しておきましょう。誤解がないように、念のために申し上げれば、合格する学校を受験しようというものではありません。公立学校への進学の覚悟を持たないまま受験し、「まさか落ちるとは思っていなかった」と後悔するケースを、時々お見受けします。そのような行き違いだけは避けたいものです。
第三に、過去問演習においてもできることには限りがあるという割り切りを持って、優先順位をつけた確かな手ごたえのある演習にすることです。本日の保護者会でも、国語の『言い換え』を聞く問題、『理由』を聞く問題、『要旨』を聞く問題、『心情』を聞く問題、『心情の理由』を聞く問題、『主題』を聞く問題等について触れましたが、過去問の丁寧な演習によって、分析意識と関係なく、子ども自身が「慣れ」ることによって、得点能力を高めることができるわけです。
似て非なる問題ではなく、専ら、過去問と真剣に向き合ってください。
第四に、苦手分野の克服ではなく(苦手なのですからできません。多くの場合、手を抜いていたわけではありませんから)、苦手意識を薄める工夫をしてください。そのためには、本日ご紹介した具体的な方法で、苦手ではないという暗示をかけることに留意してください。実際、実力もかなり向上し、視野がすっきりします。
苦手分野を云々いうことは、理論的に見えますが、実際にどう変えられるかとなると、難しい問題です。入学試験は、総合点で何点とれるかが問われます。比喩すれば、到底手の届かない高所にある果実に囚われるよりも、手元のどんどん摘み取れる果実を収穫すればよいということになるのでしょう。「…が足を引っ張って、不合格だった」という言い訳は、説得力を欠きます。
以上は、一般的な傾向として指摘するものです。固有の事情は様々であり、「…君(さん)の場合」としていろいろな検証点があるのが実態です。残された40日余り、保護者も受験生もエデュコスタッフもやるべきこと(できること)しっかりやることを心がけましょう。個人面談もどんどん申し付けてください。
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