テッカ(湯田伸一)の中学受験伴走記

私立・国立中学受験生を応援し続けて35年。
中学受験『エデュコ』を主宰するテッカ(湯田伸一)の応援メッセージ。

新入会の方々:家庭学習の要領を再確認します 

2016-03-01 21:42:28 | 中学受験


 ふと気がつけば、エデュコの新年度も1か月(3週間)が経過しました。1月~2月の間、エデュコ内では塾選び説明会・授業見学・入会テストなどが続き、特に新3年生・新4年生は新しいクラスとして形成され、フレッシュな顔ぶれによる授業がスタートしています。
 説明会や授業見学などを経ても、学習の具体的な要領については、まだすり合わせが必要な部分を見受けます。テキストの取り扱い方・ノートの仕分け・1週間学習計画などに関する細かな要領は、3月5日からの保護者会で確認するとして、学習の枠組みを確認しておきましょう。

 新3年生の場合は、エデュコ授業が「導入部」となります。授業ノートで、概念・定義・解法作業モデルを確認し、その後、ご家庭で授業説明を基盤にして「演習問題集」に取り組みます。授業ノートを傍らにテキスト代わりにして、もう一方では「演習問題集用ノート」を用意して取り組んでください。
 エデュコ学習の特徴は、ノートを使った学習ですが、これは「帰納法的学習」により学習者の原理理解を促す目的はもちろんのこと、中学入試問題への適応力を高める狙いでもあります。ですから、原則として算数問題を解くときはノートで解くことをお勧めするものです。ただし、条件図が複雑な問題や問題図に書き込みを求める問題等では、問題集への書き込みが効率的なのは言うまでもありません。

 新4年生では、家庭学習の種類も多くなっています。国語の読解問題の解答は、テキストの設問のページに貼り付けてください。また、漢字練習は一文をしっかり書いて、漢字を覚えることより、語彙を増やすことを意識してその意味と活用法を意識しながら練習してください。
 ちなみに、文化庁の文化審議会国語分科会は平成28年2月29日「常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)」(案)をリリースしました。 その内容には、「仮に,文字の形の整い方が十分でなく,丁寧に書かれていない場合にも,また,美しさに欠け稚拙に書かれている場合にも,その文字が備えておくべき骨組みを過不足なく持っていると読み取れるように書かれていれば,それを誤った文字であると判断することはできない」、「長短,方向,接触の有無,はらうか,とめるか,はねるか等の違いはあっても,骨組みは共通しているため,いずれも同じ漢字として認められる」という件が見受けられます。(中学入試への対応については、保護者会で確認しましょう)
 算数は、『予習シリーズ用ノート』『授業用ノート』『ドジ問題用ノート』としてそれぞれ用意し、いずれのノートにおいても解法のプロセスを示すことにこだわってください。
 また、図形問題を手掛ける際には、図形の構成をしっかりわかるために、あえて問題図形を描きだすことをお勧めいたします。

 入会後、1か月を経過したころには、「1週間学習計画」の見直しの時期にもなります。家庭学習の実態に照らして、適切な学習量を再検討しましょう。個人面談が必要ですね。
 さらに、エデュコが提案する学習の要領で不明な点があれば、どんどんご質問ください。また、授業の様子を再確認する必要を感じた際には、いつでも授業をご覧ください。
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