児玉真の徒然

峠にたつとき
すぎ来しみちはなつかしく
ひらけくるみちはたのしい
(真壁仁 峠)

ステージラボといわきのピアノ内覧会

2008年02月10日 | 徒然
1月24日からの怒濤のスケジュールを取りあえず乗り切りました。その間ブログを書く精神的余裕がなかった。
1/24-2/3までは富山県でのアウトリーチフォーラム。これは前便のように終わったけれど、そのあと、黒部に寄り道をしてヴァイオリンの大森潤子さんとピアニスト田村緑さんの小学校でのアウトリーチを見学させてもらい(富山に行って黒部や入善に顔を出さないことがあまり続くと皮肉とか言われるので・・・)黒部のコラーレで入善のSさんとお昼を食べ、コラーレのYさんやSさんとも少し話しをして帰京した。黒部の小学校では、音楽室の棚をあさってステージラボでみんなで歌う曲を発見(翼をください)。田村さんの、あの世代の人たちならば必ず歌えるはず・・・という言葉を信じて、「すみませーん。コピーをお願いできますか?」などと図々しく先生用の伴奏譜をコピーさせて頂き、その場でこれをお願いしますね・・と田村さんに渡す、などという一夜づけ丸出しの準備をして、翌日からステージラボ。
今回のステージラボ音楽コースでは、いつものこととはいえ別のコンセプトでカリキュラムをつくったので、案外緊張した。
田村緑さんには4日間のラボを通しで参加し皆に溶け込んでもらいつつ、最後には彼女のためにみんながアウトリーチプログラムを考えて組み立てるということを行った。プログラミングの内容はほぼ演奏とお話しの組み合わせであるが、それが聴き手に一つの感情的な流れを呼び起こすのだということをみんなに意識してもらいたかった。ここでは元電通におつとめだった新澤氏が非常に良いアドヴァイスをくれて、マーケティング手法を使ってのグループ討論と企画提案という流れが極めてスムースかつ能率的にできた。いつも短時間ではごちゃごちゃしたものしかできないのに、今回はそのまま使えそうな企画案ばかりがあっさり時間内に出来上がってしまい、本当にびっくりした。魔法のよう。
田村さんには「翼をください」だけではなく、ラボの修了証(こんなのは昔はなかったよなあ)を配るときのバックグラウンドまで付けて頂いた(当然威風堂々)。
ラボが終わったら熊本の本田さんが待っていて、一緒にいわきに・・。そのまま自身が選んだスタインウェイピアノの試演会のために練習中の小山実稚恵さんに合流。いわきの大ホールの音響は予想以上によく、クリアで響きがあるので1700席の巨大空間とは思えない音圧感が感じられて、気をよくする。
翌日の昨日はピアノの試演会(内覧会)と音響学会のシンポジウム。平行して小山さんのインタビュー。広報が頑張って昨日の夕方から今朝まで8本のインタビューをつくってしまったのだが、都合5時間半ほど。小山さんはにこやかに一泊延泊して対応してくださった。感謝。
さっき送り出したところ。
なんかみんなや他のスタッフに迷惑をかけつつの様な気がするけれど、息の抜けない2週間強が終了。今日明日はすこしゆっくり出来るので、レジュメとか原稿とかシラバスとか書かなくては。







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