児玉真の徒然

峠にたつとき
すぎ来しみちはなつかしく
ひらけくるみちはたのしい
(真壁仁 峠)

サントリーホールのリニューアル

2007年09月01日 | 徒然
昨日サントリーホールのリニューアルの会に顔を出してきた。
20年を経過したところできちんとリニューアルするというのは、ホールとしてはこの上なく幸せなことだろう。それも5ヶ月かけるというかなり大規模な工事である。
椅子や壁などの張り替えやトイレや楽屋の快適度を上げるなどもあるが、一番大きな変更は、ユニバーサルデザインと小ホールの機能強化であろう。ユニバーサルデザインについてはこの20年間の世の中の要求が大きく変化してきているのに対応するものであるが、この変化の早さというものをかなり感じざるをえない。これだと何百年も保つ建物が時代の要求に合わせていくことの大変さも考えてしまう。
小ホールはエデュケーションプログラムの要求を意識した立派なプロジェクターとスクリーン、それから宴会場のステージのようだった舞台の修正。上下手の端まで拡がる舞台と、目隠しと反響を意識した羽根でホールの体裁をよりキチンとし、名前も付けた。「サントリーホール・ブルーローズ」そうですか!
小ホールでの冒険心に富んだ企画がされ、またそれによって新しい作品や手法が開発され、社会の流れになっていくような影響力をもった演奏が行われていくことを期待するような名前だ。
短い金管5重奏の演奏のあとのレセプションは新館長の堤剛さんのお披露目。やはりサントリーホールの社会に対する広さが判るように小ホールが狭く感じるレセプションだった。いわきの中でのアートの定義にまで行きそうな議論をしているので、このホールが確たるものを保持しているように見えるのはたしかにすごいことでもある。もちろん目標が違うので比較しようもないのだが・・・。
堤さんはじめ本当に多くの人たちと久しぶりにあった。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。