児玉真の徒然

峠にたつとき
すぎ来しみちはなつかしく
ひらけくるみちはたのしい
(真壁仁 峠)

埼玉県障害者アートフェスティヴァル2

2013年04月01日 | 徒然

順不同だけど3月28日。障害者に施設に併設されたカフェそれいゆは熊谷からタクシーで15分くらい、利根川のそばにある(といっても見えないけれど)。今回は2回目。前回の緊張感がまだ取れないスタートと違って、今回はみんなが会場に入ってくるときからニコニコしている。楽しみと言うよりももうすでにその楽しさの中に浸っているような表情で、これが2週間前に第1回目をやった効果だろう。
田村緑さんのアクティビティ紙に書くとその良さが伝わらないうらみがあるのだけれど、一応書くと、
入場
トルコ行進曲
くるみ割り人形のワルツ
前回飾ってくれた施設の人が書いた絵5点に田村さんが曲をつけて演奏
前回の印象を絵に描いてくれた人の絵を見ながら、前回も弾いたきらきら星の演奏
みんなで歌おう(2曲)
カノン(ハンドベル)
トロイメライ(アンコール)

子どもでも老人でもどんな人でも曲に入ってこれる魔法のようなトルコ行進曲で始めて、くるみ割り人形を再度見せてのワルツ。そのあとみんなの書いた絵とのコラボ、そしてみんなが一緒に歌う参加。
ハンドベルでのカノンは前回もやったのだけれど、それぞれの人はとても楽しんでいるようではあったが一つ上手くまとまらなかったので、もう一回という挑戦。前に一度やっていると言うことは本当に価値があることで、今回は全体もまとまり楽しいの上にちょっと充実感があった。そしてそれを鎮めるかのようなトロイメライ。


こういう場所である程度充実感をもって行うためにやはり最低2回というのは大正解だったみたいだ。時間がかかるのである。その過ごした時間によって関係が出来、感性が開き、感動的になる、というのは「同じ釜の飯」とほとんど同義かもしれないですね。