拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

したたかに/さざなみ/よあけのかね

2007-10-17 18:26:37 | 音楽
●最近、KAT-TUNの「SIGNAL」という曲が、実は凄く自分好みな曲だということに気づいた。去年ドコモのCMでバンバン流れていた「♪What's goin' on し~なやかに~」とかいう曲。去年の曲で、当時は普通にスルーしてたけどひょんな事がきっかけできちんと耳を傾けてみたら、すーごいカッコイイ曲じゃないですかコレ。延々と続くギターのカッティングのループと、たまに聞こえる咳払いがもう耳から離れない。盛り上がってなんぼなアイドルの曲なのに、単調なメロディーの繰り返しでここまで引っ張るのも珍しいよなー。大ヒットしたデビュー曲「Real face」よりも全然カッコイイぞ。これはちょっと、楽しむのはジャニヲタだけなんて状態じゃ勿体無いんじゃないかと思います。気づくの遅いって?KAT-TUNは守備範囲外なものでねぇ…。

●スピッツ新作『さざなみCD』を買ってから一週間。良いアルバムだと思う。ファンなら「次はこういう展開のメロディーが来るだろうな…」となんとなく予測出来そうな程、所謂スピッツ節全開の曲ばかり。でも過去の作品の焼き直しでは決してなく、じっくり聴けばなんとなく新しさに気付くような…そんな感じ。スピッツって昔からずーっと音楽性を変えず、独自の魅力を守りながら活動してるイメージだから新曲聴いても「あぁ、いつものスピッツだね」ぐらいにしか思われないんだろうけど、例えば10年前に出た「チェリー」と今作収録の「ルキンフォー」は、聞き比べてみればもう全体違うわけで。おそらく、微かな変化を積み上げまくってきたのだろう。行列の出来るラーメン屋さんが客をキープするために、スープの味を守ってるフリして微妙に変化させてるみたいに(味を一切変えないまま営業続けてると、客は何故か「最近この店の味変わったなぁ」と思ってしまうらしい。何も変わってないはずなのに)。
個人的にスピッツは秋のイメージがあるが、今作もまさに今の時期にぴったりな曲がずらりと並ぶ。特に1曲目「僕のギター」と8曲目「P」は、冬が近づいてどんどん寒くなっていく晩秋の空気感をモロに音像化させたような曲で、聴いてると風景変わる。この二曲と「漣」が私的ベストトラックかなぁ。巷では「桃」が「ロビンソンっぽい!」と人気らしいけど。
『さざなみCD』、本当に良い曲ばかりだけど、ちょっとまったりし過ぎな気もする。弾けまくった曲や暗く切ない曲が入っていればなぁ。

●ラルクの「DAYBREAK'S BELL」をカラオケで歌って来た。予想通りサビの英語の部分で撃沈。もっと練習しなければ。なんか、ラルクの新曲が出るたびにカラオケで歌うために頑張る、という事が久々に出来て嬉しいな。懐かしいよこういうの。ラルクの曲は大体難易度高いので挑戦のしがいがあるってもんです。


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3 コメント

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 (たかまさ)
2007-10-17 20:13:43
『さざなみCD』は僕も買おうと思うの目下、手配中~。
スピッツって、あまり良く知らないけれど、「良いよ」という話を友達から聞いて
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わっつごーいんおん (waka)
2007-10-19 13:28:32
shallowのスピッツ分析は深い!
「スピッツが、ファンを含めて多くの人を惹きつけ続ける理由はここか~」と妙に納得。

私も「SIGNAL」は好き。あの乾いたギターの音が心地いいと思うんだ☆
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Unknown (shallow)
2007-10-19 16:27:11
>たかまささん
スピッツは良いよ。「大嫌い!」って声を大にして言う人が居ないぐらいに。まったりしすぎて退屈に思う人もいるかもしれないけれど。

>wakaさん
「ありふれた常識この町じゃ非常識」ってところが特に好き。「どんな町に住んでるの?」と、たずねたくなるよ。
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