戦後の第一次ベビーブームの頃に生まれた「団塊の世代」の人達。とにかく同年代の人間が沢山いるため、いつまでたっても競争から逃れられない波乱の人生を送った人達。そんな人達の子供である「団塊ジュニア世代」。学生時代に華やかなバブル経済を羨望の目で見ていたものの、いざ自分たちが社会人となった時は既に不況の真っ只中だったというこれまた波乱の世代。…このように、ある特定の世代や時代の特徴を客観的に文章化するのにはある程度の年月が必要である。バブル期の真っ最中、好景気に浮かれていた人々の中に「今はバブルだ」と自覚していた人が殆どおらず、「これが普通だ」と思っていた人が大多数。バブルがはじけてみて初めて「あぁ、あの頃はバブルだったんだ…だからあんなに派手にお金を使えたんだ…」と我に返ることができる。渦中にいてはその状況をどう形容したらいいかわからない。これが普通だ。それなら、私が生まれた80年代中期~後期及び我々が生きている時代は後の日本でどのように形容されるのだろうか。バブル経済を実感どころか社会科の教科書で知った、不況ど真ん中に育った世代?すぐにキレる世代?引きこもり世代?インターネット世代(ニフティーサーブ?何それ)?うーん…。
話は変わるが、村上春樹の小説を読んでいて気づくのは、ミュージシャンの固有名詞がゴロゴロと出てくること。出てくるミュージシャン全てが村上春樹のお気に入りだったのかは知らないが、「これをリアルタイムで聴いてたんだぜ、我々は。羨ましいだろ?」という感じがなんとなく伝わってくる気がする。『TVピープル』という文庫に収録されている「我らの時代のフォークロア」という短編、主人公は村上春樹と同世代の青年。この青年及び彼の知人が過ごした青春時代についてのお話なのだが、この作品にも「同世代キーワード」がいろいろと出てくる。60年代に青春時代を過ごした主人公の青年。彼の周りにリアルタイムで存在したドアーズ、ビートルズ、ボブディラン…。作中には「別にこの年代を生きたことを自慢したいわけではない」という旨の文章が存在するが、やっぱ自慢したいだろうよ。現代でも人気の衰えない大物ミュージシャンをリアルタイムで聴いていたなんて、普通誇らしいだろう。こんな風に「私これがリアルタイムだったんだよ」とか「リアルタイムでこんな事を経験したよ」と下の世代に語りかけられるもの。私たちの世代では何があるだろう。ドラゴンボール、スラムダンク、ダウンタウン、宇多田ヒカル、スマパン、レディオヘッド、ベック、エミネム…この辺は結構自慢したいかも。hideは聴き始めたの死後だから当てはまらないな。ラルクは人によって好き嫌い激しいからあんまり自慢は出来ないな。もう少し上の世代の人だと「エヴァブームを経験したよ」とかそういうの結構自慢だな。エヴァンゲリオン人気がどんな風に広がっていったかを肌で実感していない私にとってそういう話はとても興味深いものだ。
自分がこれまでに見聞した事件の中で一番大きなものは、やはり2001年の911だろうか。当時高校一年生。そんな多感な時期に、生中継であの衝撃映像を見たことは貴重な体験と言わざるを得ない。オウム事件とかも驚いたけどあれは小学生だったからな。思えば私が高校入学した年の春に小泉政権が発足して以降、件のテロやイラク戦争、北朝鮮の拉致問題、靖国問題、反日デモ問題、ホリエモン旋風などなど、激動(?)の日々が続いた。そのお陰でなんだか色んなことを無い頭使って考えたりした気がする。「高校生時代が小泉政権だった」。我々の世代が「体験」した一大事件はまさにそれかもしれない。
追記
親王さまの名前が「悠仁」に決定。「ひさひと」と読むのですね。凄いなぁ、某ゆずの北川さん、名前一緒じゃん!ゆずの方は「悠仁」で「ゆうじん」と読むのだが。
話は変わるが、村上春樹の小説を読んでいて気づくのは、ミュージシャンの固有名詞がゴロゴロと出てくること。出てくるミュージシャン全てが村上春樹のお気に入りだったのかは知らないが、「これをリアルタイムで聴いてたんだぜ、我々は。羨ましいだろ?」という感じがなんとなく伝わってくる気がする。『TVピープル』という文庫に収録されている「我らの時代のフォークロア」という短編、主人公は村上春樹と同世代の青年。この青年及び彼の知人が過ごした青春時代についてのお話なのだが、この作品にも「同世代キーワード」がいろいろと出てくる。60年代に青春時代を過ごした主人公の青年。彼の周りにリアルタイムで存在したドアーズ、ビートルズ、ボブディラン…。作中には「別にこの年代を生きたことを自慢したいわけではない」という旨の文章が存在するが、やっぱ自慢したいだろうよ。現代でも人気の衰えない大物ミュージシャンをリアルタイムで聴いていたなんて、普通誇らしいだろう。こんな風に「私これがリアルタイムだったんだよ」とか「リアルタイムでこんな事を経験したよ」と下の世代に語りかけられるもの。私たちの世代では何があるだろう。ドラゴンボール、スラムダンク、ダウンタウン、宇多田ヒカル、スマパン、レディオヘッド、ベック、エミネム…この辺は結構自慢したいかも。hideは聴き始めたの死後だから当てはまらないな。ラルクは人によって好き嫌い激しいからあんまり自慢は出来ないな。もう少し上の世代の人だと「エヴァブームを経験したよ」とかそういうの結構自慢だな。エヴァンゲリオン人気がどんな風に広がっていったかを肌で実感していない私にとってそういう話はとても興味深いものだ。
自分がこれまでに見聞した事件の中で一番大きなものは、やはり2001年の911だろうか。当時高校一年生。そんな多感な時期に、生中継であの衝撃映像を見たことは貴重な体験と言わざるを得ない。オウム事件とかも驚いたけどあれは小学生だったからな。思えば私が高校入学した年の春に小泉政権が発足して以降、件のテロやイラク戦争、北朝鮮の拉致問題、靖国問題、反日デモ問題、ホリエモン旋風などなど、激動(?)の日々が続いた。そのお陰でなんだか色んなことを無い頭使って考えたりした気がする。「高校生時代が小泉政権だった」。我々の世代が「体験」した一大事件はまさにそれかもしれない。
追記
親王さまの名前が「悠仁」に決定。「ひさひと」と読むのですね。凄いなぁ、某ゆずの北川さん、名前一緒じゃん!ゆずの方は「悠仁」で「ゆうじん」と読むのだが。
私達が青春を謳歌してた時代が、今後どのように歴史化されていくのかはとても楽しみです。そして不安もまた然り。
テロ事件からもう5年か…と考えてみて、色々なことを思い出して記事を書きました。思えばこの5年間で、日本史・世界史の教科書や年表に太字で載るような事件が沢山起きた気がします。やや軽めの話題では、韓国ブームが後にどのように語られるのか興味があります。
たぶん初めて衝撃を受けたのは湾岸戦争の勃発かな。
高校生の時、テレビで速報を見て心臓がドクンと鳴ったのが
今でも忘れられません。
その後は、阪神大震災でした。ファミレスで友達と
しゃべっている時の事でしたから、もろに覚えています。
本当に地面が震えるように揺れたのを今でも鮮明に
覚えています。
良い事を思い出そうとすれば、500円玉の登場かな。
それまで札だったものが、硬貨ですもん。
同じ500円でも札と硬貨だと、札の方が価値があるように
思ってましたw
>たぶん初めて衝撃を受けたのは湾岸戦争の勃発かな
遠い昔に私も見た記憶が。まったくリアリティが無かったように感じました。阪神大震災は、私の住む名古屋が震度3だったのですがそれでも結構怖く、布団の中でプルプルしてたのを覚えています。
両方とも大事件ですよね。両方とも後世にきっちりと伝えていかなければならない事件。
そういえば私が中3の頃はあの「二千円札」が発行されました(笑)なんだったんだアレは。