拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

十分か?レザーフェイス

2006-10-04 20:36:08 | 音楽
とある事情から毎朝元気に起床する日々である。事情…実は小学校に教育実習に行っておりまして。子供達の元気に負けないように朝からかなりの気合いを入れて望むわけである。が、私は昔から寝起きが非常に悪い。ぼんやり。通常の目覚まし時計ではとても目が覚めないのでステレオでCDを大音量で流している。流すCDは前日の夜に聴いていたものをそのまま入れっぱなしで。朝っぱらからラルクの「死の灰」をガツンと鳴らす日もあれば(アルバム『ray』)、「それで目が覚めるか!?」と思われるスピッツの「君が思い出になる前に」(ベスト盤)やHYDEのソロアルバム(全編アコースティックサウンド)がささやかに流れるる日もある。
しかし最近はもっぱらhideにしている。hideと言えば気合い、気合いと言えばhide。「眠いよぅだるいよぅ」という弱音を鼻で笑い、鬼軍曹のごとく、しかし優しい笑みでガンガン蹴り飛ばしてくれるような痛快さがあるのだ。「ROCKET DIVE」なんて特に。音も歌詞も男気溢れてます。というわけで起きてから外出まで、「ROCKET DIVE」収録のアルバム『Ja,Zoo』を流しているが…これがクセ者で。

『Ja,Zoo』
1. SPREAD BEAVER
2. ROCKET DIVE
3. LEATHER FACE
4. PINK SPIDER
5. DOUBT’97(MIXED LEMONeD JELLY MIX)
6. FISH SCRACH FEVER
7. ever free
8. BREEDING
9. HURRY GO ROUND
10. PINK CLOUD ASSEMBLY

一曲目のインストから二曲目。この流れはやっぱり良い。気合いが入る。しかし三曲目のゲロゲロハードな「LATHER FACE」。

ちょっとだけアナタの面の皮剥がしちゃおうよ
上昇志向で幼稚なアクセス こんがらがったままで毎日アクセク
恥捨てましょう 目指すはサクセス
ガンバレ!レザーフェィス

「飾ってんじゃねーよ」「元気なフリしてんじゃねーよ」と読み変えられる歌詞にちょっと、いや、かなり揺さぶられる…。
で、4曲目の「ピンクスパイダー」…「待ってるだけの昨日にアディオース」という「ROCKET DIVE」の名フレーズを受けて、「でもさ、気合いを入れて飛び出したとしても世の中そんなに上手くいかんよ…」と若者を窘める歌だと位置づけられているこの曲。聴いてると…落ちる(笑)。「失敗だぁ~」「もうダメだぁ~」という絶望のフレーズ満載。こんなの外出前に聴いちゃだめだ…。絶望の言葉だけじゃないんだけど、どうしても強烈なサビが耳を射す。引きずられる…。でも音がかっこいいから落ちるけど聴くんだよなー。ストリングスがぐわっと持ち上がるサビの所ね、最高。
「ピンクスパイダー」と言えば、チャーの息子ジェシー率いるRIZEがカバーしたらしい。まだ聴いてないけど、よっぽどダサい仕上がりでなければ素敵なことだと思う。この名曲を知らない人に存分に知らしめねば。売れないだろうけど売れるといいなぁ。hideの名が若い世代に広まるきっかけになればいい。往年のhideファンの人は「カバーなどやめてくれー!」状態らしいですけど。