拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

♪乾いた風が~くすぐっている~

2006-10-14 02:09:41 | L'Arc-en-Ciel
忙しいのにMステ見てしまった。久々にラルクが出るからである。しかも名場面リクエストスペシャル。7時スタートの3時間スペシャルだが7時に帰宅できるはずもなく、予め録画しておいたが、なんとかラルクの出番にはギリギリ間に合った。
新曲発売なタイミングでもないし、事前に全く情報を仕入れなかったので何を歌うのかわからなかったが、まさか「Caress of venus」だとは…!変化球すぎる!96年のアルバム『True』収録曲。予想外にもほどがある。Mステ初公開ながらもライブの定番。マンチェスター風味の打ち込み風ロックなイントロで始まり、スペイン風ジプシーダンスなギターが鳴り響き、フレンチポップ風の流れるようなメロディーが駆け抜ける「欧州巡り」みたいな曲である…わけわかんないよね。でも不思議なことに誰でも口ずさめるような親しみやすさのある曲なのだ。嬉しいなぁ…こういう予期せぬタイミングでこの名曲を聴けて。昔行ったライブのこととか思い出しちゃった。野外でさ…華やかなイントロ部分で花火がガンガン上がってカラフルに狂った照明がチカチカ瞬いて…楽しかったなぁ。
それにしてもアナウンサーの曲紹介の時の「10年前に発売されたアルバムの…」という発言、重かったなぁ…。「Caress of venus」が、『True』世に出てから10年ですか。私が実習先でうけもってる小学一年生達は生まれてもいないよ…。10年前、私は小5。当時、初めてラルクのCD『True』を買った。そして一瞬でファンになったのだった。そのアルバムの中で一番好きなのは当時も今も「Caress~」。というかラルク全曲の中でベスト5には確実に入るぐらい好き…。この曲を、ラルクを好きになって10年ってことなんだね…。感慨深い。
Mステ話に戻る。10年前とはガラリと変わったhydeの声で歌われる「Caress~」には正直「んん~?」と思ってしまった。近年の活発なソロ活動によってかなりワイルドになったhydeの声はこの曲にはハマってなかった。全曲自作で得意な音域でガンガン歌うソロと、こだわりぬかれた起伏に富んだメロディーの宇宙を跳ぶラルクとではやっぱ全然違う。まぁでも10年経っても同じ歌声ってのも微妙だしね…あ、スピッツは10年どころかデビューから変わってないわ。声どころか作風も。それはそれで凄いよな。ただ、変わってないように見えて気付かれない部分では変わってるんだろうけど。秘伝のスープが売りのラーメン屋でも、スープを守り続けるだけでなく微妙~に味を変えないと客が「最近味が変わった」と言って離れていくという不思議な話がある。つまりスピッツが素晴らしいのは……何の話をしているんだ、私は。
そういえば「もう一度見たい名場面ランキング」にhide入って無かった。番宣CMには確かにhide映ってたのに…これ詐欺じゃね?