相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

中欧5ヶ国8日間の旅 オーストリア その5 

2014-06-25 13:50:18 | 海外旅
ユニークなフンボルトヴァッサーハウス見学の後は首都ウイーンの中心部、「ウィーン国立歌劇場」から「シュテファン大聖堂」まで続く「ケルントナー通り」(Kärntner Straße)に立つ。この通り日本でいえば銀座か新宿といったところだろうか?ブランド店や土産物屋、レストラン、カフェやさまざまな店が立ち並ぶウィーン随一の繁華街で最も賑わいをみせる豊かな華やかな場所で観光客も多い。この通りの地下には地下鉄U1線が通っているという。元々は現在の国立歌劇場の付近に設置されていた城壁の門=ケルントナー門と街の中心とを結ぶ通りで、中世には既に存在していたという文献記述がある。ケルントナー門からはケルンテン州を経由してヴェネツィアやトリエステへと向かう道が延びており、南方との交易に重要な役割を果たしていた重要な通りであったことが窺える。出発点の「オペラ座」で解散し小一時間の自由時間となった。思い思いの目的で仲間は散らばった。我々は通りのウインドショッピングし、土産を調達へとお店のはしごとあいなった。集合時間迫り「オペラ座」へ。これから夕食、そして音楽の都ウイーン&今回の中欧5ヶ国の旅の最後のイベントはレジデンツ・オーケストラによる「クラシックミニオーケストラ」の鑑賞である。(1402)


























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博物館明治村 タイムスリップ

2014-06-24 10:55:25 | 建造物
愛知県犬山市に明治時代の建造物を移築保存する日本屈指の野外博物館「明治村」はある。昭和40年3月18日に開村。周囲を「入鹿池」に面した風景の美しい100万㎡の丘陵地に国の重要文化財10棟を含む68件が保存されている。村内は一丁目から五丁目まであり、一丁目には「聖ヨハネ教会堂」(重文)、「西郷従道邸」(重文)、「森鴎外・夏目漱石住宅」(両文豪が相前後して生活した東京の家などの建物)、「三重県庁舎」(重文)がある。正門が隣接する二丁目には「東山梨郡役所」(重文)、「東松家住宅」(重文)、「札幌電話交換局」(重文)。三丁目には「幸田露伴住宅」(蝸牛庵)、「品川灯台」(重文) 、「菅島灯台附属官舎」(重文)、四丁目には「鉄道寮新橋工場」(リング精紡機と菊花御紋章平削盤が重文))、「宇治山田郵便局舎」(重文)(⇒なんと10年後の手紙を受け付けているとか)、「呉服座」(重文)、「小泉八雲避暑の家」などかある。五丁目には「聖ザビエル天主堂」、「旧帝国ホテルの中央玄関」などがある。帝国ホテルとか聖ザビエル天主堂など幾つかの建物は映画やドラマのロケも行われた。それぞれのエリアには明治村北口「東京駅」からは黒漆喰の蒸気機関車や京都市電や村内バスに乗りらくらくと移動できる。帰り際旧帝国ホテルの喫茶でコーヒーを飲みながら今日の見た建造物の数々、よくぞこれだけ重文クラスの建物を移築復原したものだと驚嘆させられる。明治時代にこれだけの見応え充分の各種建造物が存在していたこと、改めて日本の建築技術の優秀性&高さを再認識させられる機会となった。(1406)











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中欧5ヶ国8日間の旅 オーストリア その4

2014-06-22 10:50:41 | 海外旅
チャータートラムに乗ってウィーン市街一周した後はウィーンのガウディと呼ばれている「フンボルトヴァッサー」が手がけた低所得層を対象とするウィーンの市営住宅「フンボルト・ヴァッサーハウス」を見学。遠くから見てもひときわ目立つフンデルト•ヴァッサー•ハウスは階層ごとに曲線を描き一部屋単位に色別したカラフル且つそのユニークさは驚くばかりである。覗いてみたかったが建物の中は植物やタイルがいっぱいらしい。自然を愛し、共存を果たそうとした環境保護運動家としても知られるフンデルト・ヴァッサーの建築コンセプトがここにあった。芸術における無機質さと硬い美学を非難し、直線を嫌い、より美しさと俗っぽさを求めた。あの宮崎駿監督は三鷹の森ジブリ美術館の建設にあたり『フンデルトヴァッサーのような(思想を取り込んだ)建物にしたい』という希望で造ったらしい。親日家だった彼は4年間ほど日本人と結婚した時期があり、日本での雅号は「百水」(Hundert&Wasser)であるとか。こういう奇抜な斬新な発想は常識にとらわれていたのでは生まれてこない。(1402)











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中欧5ヶ国8日間の旅 オーストリア その3 

2014-06-21 22:29:22 | 海外旅
次の行程は旅行会社貸切「チャータートラム」(路面電車)乗って美しい街並み=リンクを一周する一時間の旅である。聖シュテファン寺院を中心に、街の中心部を囲んでいる幅広い環状道路がリンクである。街路樹が美しいウイーンのメインストリートの一つで、その周囲にはオペラ座や美術史博物館などのルネッサンス様式の建物が建ち並ぶ。オペラ座の前(オペルンリンク)のトラム乗り場を出発するとマリア・テレジア広場が見えてくる。ウイーン大学を過ぎるとリンクの北端(ショッテンリンク)~さらに東へ進むとドナウ運河に出て、郵便貯金局が見えたあとに広大な市立公園(ステューペンリンク)。そして、最後に高級ホテルが建ち並ぶケルントナー通りを抜けてオペラ座へと戻ってくる。歴史的建造物と新しい建物=ビル群が混在するウイーンの街は統一された美しさがある。(1402)












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中欧5ヶ国8日間の旅 オーストリア その2 

2014-06-20 13:28:35 | 海外旅
シェーンブルン宮殿の次に訪れたのが現在は美術館となっている「ペルベデーレ宮殿」(Belvedere)であるハブスブルグ家に仕えたプリンツ・オイゲンが当時の代表的な建築家であったヨーハン・ルーカス・フォン・ヒルデブラントに夏の離宮(宮殿)として造らせたバロック建築代表作。1714から1716年にかけて「下宮」、1720から1723年にかけて「上宮」が建設された。プリンツ・オイゲンの死後1752年にハプスブルク家のマリア・テレジアに売却された。ベルヴェデーレ宮殿は世界で最も美しく重要な美術館のひとつとなつている。このバロック建築群は建築・彫刻・絵画・工芸・バロック庭園の粋を極めた技術とオーストリア史の重要な節目を統合した比類なき総合芸術といえるもので、見る者の心をわくわくさせてくれます。オーストリアの20セントユーロ硬貨の裏面には門越しに見た宮殿が彫られている。ゲートを入るとそこは銀世界の庭園が広がる。その前方になんとも気品ある美しい佇まいをみせているクリーム色の建物「ペルベデーレ宮殿」と対面。裏の入場口からいよいよ宮殿内部へ。下宮に保存されている大理石の広間、大理石のギャラリー、黄金の広間とオランジェリー、豪華な厩舎はバロック芸術の華やかさと生活芸術の証。どれも素晴らしい絵画であったが、とりわけクリムトの「接吻」の原画は有名である。我が家の壁にも飾っているが本物はやはり素晴らしいの一語に尽きる。2つの宮殿いかにも宮殿らしい美しさとゴージャスさ、往時の暮らしぶりが窺い知れる。この感動はここウイーンにはるばる訪問した者への贈り物かも知れない。(1402)


















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