八王子市長房町(長泉寺の隣)の丘陵南側に曹洞宗の寺院「長房山東照寺」はある。創建は永正元年(1504)、本尊は十一面観世音菩薩である。本寺乗寺中興開山空海禅忠禅師により草創、乗寺二世陽室慧暾大和尚を開山として平成16年開創五百年を迎えた。明治15年火災に遭い堂宇や古記録等を焼失したが、多摩御陵(大正天皇)造営に際し現在地に移転後、昭和3年本堂が落慶した。境内には左の塀際に細工が細かく豪華な「山門」と戦没した幼年学校生徒と職員十名の霊を祀る「東幼年観音」がある。「庫裏」の前に「本堂」、左に「客殿」、墓所への道の左側に「寂光堂」(納骨堂か)と「慈恩閣」があるがある。当寺は「八王子33観音霊場第14番札所」である。(1501)















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