町田市三輪に「東国花の寺百ヶ寺」の一つで「シャクナゲ寺」として知られている真言宗の寺院「見星山高蔵寺」(三輪院)はある。山号名の如く星が近くに見えるようなやや高台にあり、古来、奈良県三輪の人々が移り住んだという「三輪の里」に構えられた「花のお寺」である。創建は康安2年(1362)で650年余の歴史を持つ古刹。本尊は金剛界大日如来である。春爛漫の今、ツツジ科の花のひとつシャクナゲに彩られた「山門」を抜けるとまず雷神、風神像が迎えてくれる。参道正面に大きい入り母屋造りの「本堂」、右に庫裏がある。庫裏の前の庭園には水車が回る池がある。本堂前境内一帯と本堂裏にある「しゃくなげ園」では30種、1500株の赤、白、ピンクの花の女王「シャクナゲ」が美しく大きい豪華な赤、白、ピンク、紫の花房を惜しげもなく披露し幻想的な「シャクナゲワールド」を創りあげている。当寺は総本山「長谷寺」の末寺で「多摩八十八ヶ所霊場第10番札所」である。(2004)







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