菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

東海第二原発再稼働差し止め判決文(茨城新聞版)の紹介(その3)

2021年03月22日 09時48分18秒 | 地方政治
 2.深層防護の第5の防護レベルについて

(2)避難計画について
ア、深層防護の第5の防護レベルとしての避難計画について
 深層防護の第5の防護レベルが達成されているというためには、少なくとも、原子力災害対策指針において、原子力災害対策重点区域、すなわちPAZおよびUPZにおいて、全面緊急事態に至った場合、同指針による段階的な避難などの防護措置が実現可能な避難計画およびこれを実行し得る体制が整っていなければならないというべきである。
 
 そして、原子力災害対策指針において、警戒事態を判断するための基準として、震度6弱以上の地震の発生、大津波警報の発表、設計基準を竜巻、洪水、台風、火山などの外部的事象の発生が挙げられていることをなどに照らすと、深層防護の第1から第4までの防護レベルについて、発電用原子炉が災害の防止上支障がないとする基準適合性審査に当たり、設置許可基準規則4ー6条が地震、津波およびその他の自然現象に対する安全性を検討していることと同様に、深層防護の第5レベルについても、大規模地震、大津波、火山噴火などの自然現象による原子力災害を想定した上で、実現可能な避難計画が策定され、これを実行し得る防災体制が整っていなければ、PAZおよびUPZの住民との関係において、深層防護の第5の防護レベルが達成されているということはできない。
 
(つづく)

注 アの文章は、たった2つのセンテンスで、できているのです。こんな「句点」だらけの、長文は、裁判所の判決文でしか、目にすることはできません。私は、悪文の典型だと思っています。




 
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