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学名:Rosa carolina
和名:カロライナ・ローズ
エスペラント名:Karolina rozo(rozo de paŝtejo)
北米原産の野ばらの一つです。
インヴェントリーに先日行った森は広くて、茂っていて森の中に入るのが大変でした。特に森の縁に沿ってHawthorn(サンザシ・Kuratago)が茂り鉄条網を潜るような要領で入らなければならないのですから。。。
陽射しも強く干乾びたような地面にしっかり根を下ろして可愛い花を咲かせていたのかこの薔薇でした。
名前は、カロライナで最初に名乗りを上げたからなのでしょう。それまでは漠然と「牧場の薔薇」として通じていたものと勝手に判断しています。
この森では面白いことを発見しました。
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ここは個人所有の森ですが、広くしかも茂っていて中々手頃な入り口が見つかりませんでした(写真-1)。ここならどうかな?と見つけたところは蔦漆が地面をおおっていておっかなびっくりつま先だって通りましたが、森の中に入ってみておどろいたのは、その空間です(写真-2)。緑が殆ど無いのは高く伸びた大樹が作るキャノピーに遮られ陽光が届かないために幼い木々は育てず消えてしまうからで、松の木の下枝も大方枯れていましたし、現に枯れて倒れている木も沢山有りました。
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カロライナのバラにはちょっと驚きました。一重なのですね。素朴で清楚な感じがします。
このインヴェントリーを手伝い始めるまでは考えたことも無かったことでしたが。
もともとが農家で先祖伝来の土地なのでしょう。
この森が開発されるまでにはマダマダ時間が有ると思いますよ。
野バラはどれも同じように見えるので細かい注意が必要ですが、教えられたとおりに記憶することにしました。
ノイバラの花とそっくりですね。
ノイバラの花弁は白くてこんな綺麗なピンク色はないと思いますが。
木々が生い茂ると下まで日差しが届かない。
それで管理された森では時々伐採して土の上にも日差しが届くようにするんですね。
上を向かない鹿の待ち伏せ。
何時間でも銃を構えて待ち伏せできそう。
鹿さん、たまには上にも注意をはらいなさい、と教えてあげたい。
先日、淡路島で野生の鹿が増えて困っている様子をテレビで流していました。
漁師が減ったのが原因とか。
そして、気づきました。目の前のどの馬も、停止しているときは、ずっと下を向いて草を食んでいると。
横向き、前向き、後ろ向き、そして斜め向き。10頭ほどの馬、どれもコレも、ちょっと移動しては、下を向いて草を食んでいました。
調教された馬ではなく、自然の生き物って、こういうことなんだ、そのとき妙に納得しました。
私達は、食べることにではなく、ダイエットに精を出している、この現実、生き物としては遠いところまで進化(退化?)してきたのですね(微苦笑)。
泳ぎが得意ではない私にはどうでも良かったのだけれど、兄達は母に内緒で野薔薇が咲く前に泳いでいました。父はそれを知っていて苦笑していたようです。
水が冷たくなければ良い訳なので叱らなかったのでしょう。
淡路島の猟師が減った理由は銃の規制が原因なのでしょうか?或いは猟では生活が立たない?
味付けはドウの色合いがどうのと言い、カロリーだ脂肪だと気になり、自分の運動不足はさておいて三段腹の罪を食べ物に擦り付けたり。。
人間の愚かなところでもあり賢いところでもあり、ですね。
玄米と味噌と少しの野菜を食べていた頃は動物達のように黙々と味わっていたのでしょうけれど。