★ Serena ★

カナダ暮らしのエスペランチスト、自然愛好家。
エスペラントやカナダの野草、ネーチャークラブの活動など思いつくままに。

冬 の 旅

2009-02-06 19:10:34 | カナダ旅行

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予定の旅の前日にシャトルバスの運転手から電話があり、悪天候のため一時間早く出発とのことでした。実際、普段は1.5時間のところを3時間掛けて、かなり滑り込み状態でチェックインしたのです。
ゲートで待っている間に映したのが最初の写真。除雪車が3台連なって登場しました。大吹雪というほどのことではないのですが休み無く降り続けているのでこんな除雪作業が必要だったのです。
二枚目は飛行機の窓から取った翼の除氷作業です。正確な日本語は知りませんが、英語では Deicing です。順番待ちなので時間が掛かりました。
三枚目は飛行機の窓から取ったカルガリーのダウンタウンです。白い帯の様にうねってダウンタウンを囲むように流れているのがボー川です。白いのは当然氷です。
気温はおおむね-2~3℃で私の滞在期間は温和でした。短パンで犬の散歩の人もいて、「そこまで暖かいわけじゃないんじゃない?」と思ったのですが、-50℃からすれば夢のように暖かかったのでしょう。
到着の翌日ちゃんの日本語学校へ一緒に行きました。節分の鬼の面を作ったりもしたのですが、ハナちゃんは自分の発想でお面を切り刻みよく判らないアートを作りました。ハナちゃんのお母さんはハンガリー人なので とはハンガリー語で話をしていますが、周囲の人たちは気が付いていないようです。
そこの先生の一人とお遊びの始まる前にちょっと立ち話をしたのです。私がナイアガラフォールスから来たと知ると、親戚がいるし一度遊びに行きたいと思っていると言うようなことを言ったので「私の知ってる人かしら。。」と言ったら、「向こうの親戚なので。。(当然あなたは知らないでしょう)」と言う応えでした。
私には「向こうの親戚」の意味が直ぐには判らなかったのですが、ご主人の親戚と言うことだったようです。
カルガリーに来て六年になるといっていましたが、まだまだ日本人社会にドップリ浸かっているという印象を受けました。そして彼女の考えでは私をも日本人社会しか知らない人間と見なしているようであまり良い気分はしませんでした。悪意は無いので恨みも辛みも無いのですが、もっと広く社会を見て欲しいものだと言う気がしたことは確かです。
四十年も同じ街に暮らしていて日本人しか付き合いが無いとしたら、あまりに社会が狭すぎます。私が知っている日本人はごく僅かに限られていて最近のように日本人人口が増えている今知らない人の方が多いくらいなので余計にそんな気がしたのかもしれません。
それに の日本語を聞けば日本生まれでないことは明らかだし、その母である私がカナダに長く暮らしていることは説明の必要も無いように思えるのですが、自分たちの周囲を見て、「誰それさんのお母さんが日本から来ている」と言う状況しか考えられないのかもしれません。
そのせいかどうかこの教室の仲間で が個人的に付き合っているのはハナちゃんのお母さんとドイツ人と結婚しているサイちゃんのおばあちゃんだけな様です。本人は気付いていないかもしれませんが恐らく文化の違いをあまり感じなくても良いからではないかと私は思っています。

一週間は瞬く間に過ぎ、先日暖かなカルガリーを後にしちょっと寒いナイアガラフォールスに戻ってきました。今日からカルガリーも寒くなっているとか、こちらは暖かくなるようです。


エスペラントの父ザメンホフ
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