無料コンサートの切符は如何?というE-メールが来ました。
送り主は『カシノ・フォールスヴュー・リゾート』、早や者がちで、電話をすれば2枚くれるって。。。こういう只は大好きなのですぐ電話しました。「残っているかなァ…」とかもったいぶって『ありますアリマス』
マチネーで開演は3時だけれど12時から2時までの間に切符を入手してくださいと言う指示に従い12時過ぎに行ってみてビックリ。長蛇の列ではありませんか。列に並ぶこと15分でヤット窓口に辿り着きました。
カシノの「プレーヤース・アドヴァンテージ・クラブ」カードと写真付きID、つまり運転免許証を見せて私が本人であることを証明、切符を貰いました。
二枚目の切符は誘ってあげようとある知人に電話したけれど、留守だったので放棄しました。
アーティストはフランク・リーヒー。トロント在住の音楽家・作曲家で、カナダのフィドゥル・チャンピオンだそうですが、私は全く知らなかったので、客が集まらないから只でくれたんだ等といいながら出掛けたのです。実際は結構忙しく且つ人気のある音楽家なのですね。失礼をば。。。
フィドゥルはヴァイオリンのことですが、民謡とか気楽な曲に使う時、交響楽団なんかではヴァイオリンと言わないと(本人達が言ってる分には構わないでしょうけど)ヴァイオリニストたちが怒るかも。。
「屋根の上のヴァイオリン引き」と言う映画を覚えていますか?これは「fiddler on the roof」です。
私の席はバルコニーの一番前、見下ろすと禿頭と白髪がホボ90%、昼間はやはりシニアの時間な様でした。
バグパイプの音で開幕・・・と言っても幕は無いのです。客席の後ろからバグパイプが入ってきました。終わりも彼が出て行くことで閉幕です。この演出が気に入りました。バグパイプの音も好きです。
結構騒々しい曲もありましたが、全体的には楽しんできました。ロック・ローモンドとか、「だァれかと、だァれかがァ、麦ばァたけェ…」といったおなじみの曲もあったし、歌手も三人、ジュビリー・ダンサーズという若いダンサー達も数人です。
この日のテーマは「Robbie burns' Day Special」。
ロバート・バーンズの誕生日、1月25日をスコットランド系の人たちは「ハギス」という羊の心臓・肝臓・肺を玉ねぎやオートミールと共に微塵切りにし、動物の胃袋に詰めて一時間位煮た物とウイスキーで祝うのです。
ロバート・バーンズ、Robert Burns (January 25, 1759 – July 21, 1796)はスコットランド生まれの詩人、作詞家で、スコットランド語で詩を書いたことで広く知られています。英語でも書きましたが、スコットランドの'軽い’方言を使ったことで多くの人に親しまれました。ロマンチシスム運動のパイオニアと見なされており、スコットランド文学への影響は大きいのです。従って1月25日(彼の誕生日)はスコットランドの祝日です。オールド・ラング・ザイン(蛍の光)の作家と言えばもっと親しみが湧くでしょうか。
この日の食べ物「ハギス」は見てくれが悪い(私は食べるどころか聞いただけで嘔吐を催すシロモノですが)ので、醜い伝説の動物ハギスの肉を使っていると冗談にいわれるそうです。
この醜い伝説の動物「ハギス」とはスコットランドで古来より存在が信じられている生物です。ハイランド地方の山中に密かに生息し、満月の夜に心の清らかな者だけが目撃できるという言い伝えがあるのですって。さまざまな姿で表現されており、くちばしを持ち全身が毛で覆われて丸っこいカモノハシのような姿であったり、長い三本足ですばやく動き回ったりなどなど。
フランク・リーヒーの写真はこちら
2月13日も同じアーティストの只の切符を予約してあります。
こっちはヴァレンタインズ・デーということでラブソング特集だそうです。