暖かな水辺の流れも
明るい街通りも
すっかり春になりました
今日のばばちゃんは金曜日のデーサービスの日です。孫の年頃の若い赤シャツの男の係りの人に優しく支えられて車に乗っていきました。外向的明るい性格のばばちゃんです。みんなに親しまれて大事にされて週二日のデーサービスを愉しんでいるみたいです。91歳のばばちゃんが明るく元気していられのはデーサービスのお陰の感謝しているんです。
さて爺いはといえば無精して「東北のずんむ」みたいになってしまったので今日は理髪に行ってきました。午前9時頃早く入店したので待ち合わせの時間も少なくすぐに理髪の鏡の前の椅子に座ることができました。毎回思うンですけども自分ではまだまだ若いつもりしてるのに大きな鏡の中に枯れてしまったよぼよぼの仙人みたいな爺いが一人座ってこちらを見ているのが見えて不思議でなりません。でも若い女の人のそば近くに座れるのは理髪だけですから悪い気はしないんです。最後に肩のマッサージをしてもらって終わりました。さっぱりとしました。
注 東北のずんむ
深沢七郎の「楢山節考」と並ぶ特異な小説の物語りに「東北の神武たち」があります。
古い時代の東北のある村では耕地も少なく貧しい生活で一家の中で次男三男は一人前にあつかってもらえず長男を主人として仕えひたすら農奴として暮らしていました。顔を剃ることも禁止されているのでで髪も髭も伸び放題で昔の神武天皇の肖像のような姿をしていたので神武(ずんむ)と呼ばれ一生独身てすごさなけばなりませんでし。その物語は映画化されました。浪花千栄子が大事な役を見事に演じられていました。悲惨で悲しく無残な物語ですけどもどこかほんわかした温かさやユーモアもある映画でした。ずんむを演ずる俳優さんたちの演技が素晴らしいんです。