さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

古い道しるべ見つけて嬉しくて

2020-05-13 | 日記

中政所西側の農道のお墓に近いところに車が1台駐車出来るほどの小さな空き地があってそこに新緑の小さな林が茂っていました。

この道は今は一本道の農道ですけどこの場所の圃場が大掛かりな基盤整備がなされる前はこの場所が三叉路になっていたんですよ。この写真の下部の中央から向こうの和泉河原集落へのまっすぐな立派な道が出来ていたんです。

坂下町の緑町から中政所を通ってきた道と茶屋町から和泉河原を通ってきた路がこの場所で一緒になっていたのです

昨日の散歩でこの場所が綺麗に刈り払われているのを見つけて驚きました。刈り払われる前は道の左側は柴木や蔦などの藪で覆われていてガードレールの半分ほどと小さな石の碑は見えなかったんです。

 

どなたさんかわかりませんけどその藪を綺麗に刈り払って石の碑を見えるようにして下さったんです。嬉しかったんです。そばに近寄ってみるともと三叉路であったところに立てられていた道しるべの道標でした。

 

碑の正面は表面がボロボロに崩れて文字はよく見えませんでしたけどようやく次のように判読しました

         碑の上に「向」
         右青津ヲ経テ慶徳に至ル
         左當村ヲ経テ坂下ニ至ル

碑によると三叉路の右側の道は青津を経て宇内に到り会津盆地の西側の山沿いの通称まほろば街道湯殿道と言われる道と合わさって山崎船場を渡って喜多方に到りやがて湯殿山参拝の道に通じ、左側の道は和泉河原を通って坂下の茶屋町に至っていたということが分かりました

私はこの中政所西側の道は古くからの農道だとばかり思っていたのですが実は昔は坂下方面から青津を通り宇内で会津西側の山沿いの通称まほろば街道湯殿道につながる大事な道であったと分かってとても嬉しかったんです。

なをこれは坂下町見明の清松寺の境内前の道標です。湯殿道は宇内集落から山崎船場を渡って喜多方に通じていたことが分かります。

 

私の下手な文章ではご理解いだくには無理だと思って恥じ入っております。ご判読いただければすごく嬉しいです。なおどなた様か分かりませんけど碑の周りを綺麗に刈り払ってくださって碑を見ることが出来るようにして下さった方に感動し御礼申しあげます、