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さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

 分け入っても分け入っても青い山 山頭火

2014-07-18 | 日記


 山頭火さん、間違った句の読み違えをしてごめんなさい。私の山の散歩道です。山頭火の句を愛していらっしゃる方怒らないでください。私の山の散歩道の緑があまりにも美しかったので思わずこの句が浮かんでしまったのです。

 
山の道は涼しいんですけどやっぱり初夏の道ですね、栗の毬がもうこんなに大きくなっていました



 登山口の赤クローバーには今年初めて見たヒメアカタテハの蝶が止まっていました。レンズをマクロに変える余裕がありません、標準ズームレンズのまま静かに静かに近寄って撮りました。きれいな蝶の初見は嬉しかったです。蝶の名は会津マッチャンさんに教えてもらいました。この辺(会津)では越冬出来ず南からやってくる蝶なんだそうです。



まっ・・嬉しかったです。
 アシナガバチの仲間なんでしょうね。一生懸命巣を作っていました。今は消えてしまいましたけど、4~5年前までは里の私の家の軒下にたくさんのアシナガバチの巣がありました。懐かしかったです。可愛いかったです。蜂が怖いという人もいますけど、アシナガバチは巣を怖そうとでもしなければ襲ってなどこないおとなしい蜂です。



 
なんという花なんでしょうね、白いきれいな花があちこち咲いていました



 遊歩道の頂に着く頃、少し空が暗くなって風も強くなってきました。スポーツドリンクを飲みながら休んでいるとぽつりぽつりと雨が落ちてきました。さては山頭火の句を軽々と解釈してお借りした天罰かなと怖くなってカメラをカバンにいれ急いで道をおりました。


 やられました、大粒の雨になりました。帽子もシャツもぐしょ濡れです。ところが道脇に綺麗な山百合の花が咲いていたのです。カメキチの爺いです、ほっとけません腰のバンドにつけたコンデジのケースからカメラを取り出して数カット撮りました。もう耐えれないような雨です。泣きたくなりました。



 道を駆け下りながら頭の上に雷の怒りの音を聞きました。やっと遊歩道にある東屋にたどり着いた時には全身ぐしょ濡れです。風も強くなって木の枝が激しく揺れていました。濡れたシャツが冷たくて寒さに震えていました。


 激しい驟雨でしたけど20分ほど震えていましたら雨も小やみになってきました。びしょ濡れの体でやっと糸桜里の湯につくとカウンターの女の子は「かわいそう・・」と笑っているし、ばばちゃんは「馬鹿な爺い」と怒るし、逃げるよう温泉につかってやっと人心地になりました。天罰は恐ろしいです。